やりたいことなんて無くてもいい。大切なのは「何をやりたいか」よりも「どういう状態でありたいか」という話

こんにちは、ゾノ( @ozonosho )です。

昨年読んだ中で「面白かったビジネス書Best3」を答えろと言われたら必ず入るのが『天才を殺す凡人』です。

人の持つ性質を「天才」「秀才」「凡人」3つにグループ分けして、それぞれの性質がどういう相互作用を起こすのか、また、お互いの世界からお互いのことがどう見えるのか、を解説してくれる本。

人間の複雑な性質をとてもうまく言語化している本で感動しました。

僕は悩み相談サイトを運営していることもあって、仕事に限らず、異なる人同士がお互いの世界を理解することの難しさと大切さを日々感じます。

相手の世界を理解するためには「知ること」が一歩目だと思うので、この本のように多数の視点から見える世界を同時に描いてくれる本はとってもいいなと思います。

本当良い本なのでぜひ読んでみてください。

『天才を殺す凡人』
https://amzn.to/2UIHUVI

僕はこの本のように「筆者が考察・分析したことを感動するレベルで言語化して体系化してくれている本」を見つけると、その著者の本をすべて読みたくなります。その著者の考え方を学びたいと思うからです。

そんなわけでこの本の筆者「北野唯我」さんの本を全部読んでみました。

どれも面白かったのですが、中でも『転職の思考法』という本に出てくる「ほとんどの人にやりたいことなんて必要ない」という話が、身の周りの人に当てはまることが多い話だったので、、、

今日のコラムではそれをご紹介したいと思います。

(やっと本題w)

ほとんどの人に「やりたいこと」なんて必要ない

「転職の思考法」の著書内では、『仕事を楽しんでいる人が使う言葉を分析した結果、下記2種類のパターンの人に分けられる』ということが書かれています。

①to do(コト)型の人
何をするのか、が大事な人。明確な夢や目標を持っている。
②being(状態)型の人
どんな状態・バランスであるか、が大事な人。

そして、
『99%の人はbeing型である』
ということが書かれています。

たしかに自分の周りの人を思い浮かべてみても、

  • ライフワークバランスを大事にしたい
  • 職種よりも働き方(リモートなど)を大事にしたい
  • 職場の人間関係が良いとそれだけで幸せを感じられる

というような人がほとんどだし、もし「やりたいこと」が見つかったとしても寝食を忘れて100%そこに全投下する人よりもバランスを大事にして人生を楽しむ人のほうが多いのでメチャ納得です。

つまり、
『todo型の人とbeing型の人は幸せの感じ方が違う』
ってことですね。

世の中にアクティブに発信しているのはだいたい夢追い人のtodo型なのでネットには「やりたいことが見つかれば幸せだ」という情報が溢れていますが、being型の人はそもそもtodo型の人とは幸せの感じ方が違うので、、、違う幸せを追ってもなかなか幸せにはなれません。

もしやりたいことを見つけることができても「あれ、やりたいことをやってるはずなのに幸せじゃない…」なんて状態に陥ってしまうのはよくある話です。

つまり、やりたいことを探すよりも前に『自分がどっちの型の人間なのかを知っておくこと』が大事なんですね。

being型であれば、ただ自分が心地よい環境を作ってあげるだけで幸せを感じることができます。

やりたいことなんて無くても良いし、やりたいことが無いことにコンプレックスを抱く必要も無いし、無理にやりたいことを見つけても苦しいことのほうが多い場合すらあります。

僕の周りにもやりたいことが見つからなくて悩んでいる人が多くいるので、、、ぜひこの話を紹介したいなと思いました。

自分がどっちの型なのかを見つめなおしてあげるだけで、幸せのヒントが見つかるかもしれません(*´`)

「転職の思考法」の著書内では、さらに『beging型の人がどういう環境に身を置けば幸せを感じやすいか』なんて話も書いてあるので、気になる方はぜひ読んでみてください。

(個人的には↓の『天才を殺す凡人』のほうが好きです)

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コメント一覧

全1件
  1. schedule2020.11.08

    ぬい

    PV=nRT
    状態って把握するのって難しいなって思います
    行動ほど明確に見えるものではないので
    なにかぼーっとしながら気持ちよさを感じてたら
    浮かんでくる感じなのかなと思いました

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