誰かに「良い子」と認められたくて怖々頑張るのやめちゃえな話

はずめに

こんにちは、なおです。

今日は朝早くに目が覚め、しばらくボーッとしてましたがそのまま二度寝にもならず、お腹がすいたので起き、気持ちの良い天気なのでおふとんを干しました。そしてゴロゴロしながら本を読んでいます。

ここしばらくは、天気のめまぐるしい変化についていくのが大変だったのか心身もちょいちょい不調をうったえており、不調の声に耳を傾けつつ過ごしてました。今日はおだやかです。よってこうして筆も(指も)走っております(* ̄∇ ̄*)

さて今回もタイトル通りのおはなし。カウンセラーと共に進めてきた認知行動療法(詳しくは過去記事を参照してね)も佳境に入り、そろそろ終わりが見えてきました。

そして今までの記録(けっこう膨大な量!!よくこんだけのものをコツコツ1年もつけてきたな!!と自分で自分に感動)を振り返ってしみじみ思ったのが、

本当にわたしは、今にして思えば何をそんなに、ってぐらい、自分のことや生活を自分で動かす気力も失うくらい、他人の目や評価に怯えて怖がっていたんだなぁ。そしてそれには原因があったし、それは誰が悪いんでもない。そしてこれから、自分が望むなら(望まないなら別)一歩ずつ変えていくこともできるんだなぁ。」ということでした。

というわけで、そんなことを書いてまいりまする。

最強(残念)美少女の生活の心がけ

わたしが好きな漫画の一つに、「HIGH SCORE」という作品があります。りぼんのご長寿連載ハイパーギャグ4コマで、最新刊には21周年突破との記述がありました。長いですねぇ。かと言って絵やネタは古びるでもなくむしろ新しくなっていき、それでいてキャラの個性がどしんと据わっているのがとても好きなところなのです。

で、わたしはこのまんがを小学生の頃より1巻からずーっと買って読んでいたのですが、昨日買ってきた最新刊を読んで、今になってもまた新しいことに気付きました。

このまんがの主人公は、めぐみという女子高生です。お人形さんのような美しい顔立ちにバツグンのスタイルで、一見した男性のほとんどがコロッと落ちます。が、だいぶだいぶおバカちゃん。そして強欲。わがまま。美男美女でお金持ちの両親(でもすげー残念なところがある笑)、ものすごい強面ムキムキイケメンで高身長の彼氏(でもおバカちゃんでかわいい一面がある笑)、そして学校の先生や友達に甘やかされたりしつけられたり(それになりふり構わず反逆して大脱走したり)しながらわいわい毎日を過ごしています。

そんなめぐみが生活する上で気を付けてること。ダイエットなんかじゃないんです。

ガマンしない  食べたいものを食べる  やりたくないことはしない  ストレスためない

つまり誰が何を言おうと自分が自分を誰より大事に扱っているということ

……で、気付いたんですが。これ、いわゆる「ゲスい」ってやつですやん。ゲスいけど愛されまくって、そして嫌いな人には嫌われまくって叱られまくってでもそれを意に介さず、他人の金も自分の金として自由に使って、なんにも困ってないし罪悪感なんてかけらも持ってない、を地で行ってますやん!!!と。

めぐみのように生きることがすべての人にとって正解だなんて言いません。だってHIGH SCOREの世界にめぐみしかいなかったらおもんないじゃないですか。他にもたくさんのいろんな性格を持つキャラがぶつかり合うのがおもろいんですよ笑。が、「自分を姫と当然に認識して誰よりも大切にしてれば身の回りもそうなってくる」を体現したキャラやな~~、と、あらためて思いました。

これまでわたし、あんまりめぐみを注視したことがなかった気がします。フツーに読み流してたよーな、でも今は目が行きました。つまりわたしはめぐみに自分を投影するようになったのかもしれませんね笑

「良い子」を捨てた私は心配してたような怖い目にあったか?

長い目で見て振り返ると、わたしが自分の「良い子=つまり他人の(主に親やその他権力がある人の)言うことに反抗しないこと」をだんだんとやめていくのには、やっぱりプロセスを積んだようです。一瞬や何かひとつのでかいきっかけだけによって何もかもが洗い流されるように変わったのではなかった(そんな気がしたら疑うようになった)。

もっともっと振り返れば大小たくさん出てくるんでしょうけどとてもじゃないが書ききれないから、わかりやすいとこから。

まず高校受験の時。どーしても何がなんでも行きたい高校があったので(まぁその動機も好きな人と一緒の学校に行きたいというかわいらしくも切実なものでしたが)、「厳しいと思う」「他のところにした方が」「私立の併願でも良いじゃない」という声を振り切って、「今年落ちたら浪人してでも入ってやる!!」という情熱でもって見事入試に通ったこと。あれは嬉しかったし、やりきった感があったなぁ。落ちる夢も何度か見たぐらいだし……(  ̄▽ ̄)

次が大学を辞めた時。辞める辞めないの行為自体がどうかは問わないとして、あそこで「親の期待を裏切っても、泣かせても、嘆かせても、そのことがすごく辛く感じても、結局わたしは大丈夫なんだ」ということを後々自覚するための大きなきっかけを掴んで実行したことが、わたしにとって大切だったように思う。

その次が別の大学に入り直した時。どうしてもやりたいことがある、今ならできる気がしてワクワクしてしょうがない、だからそのためなら避けてきた親だって口説いてみせる、そんなエネルギーに溢れててそれが実行できて、親との向き合い方がまたひとつ皮を剥くように変化したところ。「もう好きにしなさい」と親に言われて、それがたとえ呆れ半分疲れ半分から出た言葉であっても、「やったーーー!!!ありがとーーーーー!!!!」という気持ちになっていたような。

そしてもっとも近い出来事が、大学院に入る決断をしたこと。さんざん悩んでどっちにも決めきれなくて塞いだけど、結局は自分の心の声に従って動いた(と、いうより、決断の期限の間際になったら、有無を言わせぬ心の声がふいにストンと腑に落ちて、あとはそれの導くままに粛々と着々と動いた。超怖かったし不安だったけど!!って感じだった。受験の直前は。なんか文にするとオカルティックだけどマジでそうだったんだよ!!笑)ってこと。

 

大学を辞めた時は、親に反抗するための反抗だったように思う。それから、大学に入り直して、親の目は気にしてないつもりでいたけど結局は世間の目(という名の、自分がとらわれている固定観念の呪縛)にとらわれて行動して、疲れきったところでそれに気付いた。

でその後、疲れきったまま迷って悩んだまま、つまり今までわたしが「ダメ」な自分と思ってきた状態のままで進路を選んで院に進んだ。

そしたらつまずいたり疲れたりへたばったり空回りしたりジタバタしたりした。「あんな状態で進路を決めたから間違ったのか?またわたしは間違ったのか?」なんて自分を後悔でボコボコに責めたりもした。

んだけど、結局そういうのも含めて「今はこれでぜんぶよかったんやな、」「これはわたしが選んだ道やもんな、」「ゆっくりやってこう」「いらないもんは捨てよう」「種蒔いて育ててやる。そのつどそのつどていねいに育てたら、あとはどーなるかは天にまかせーる!!!好きにしてやるー!!!」という気持ちを発見することができた。ここまで通って、やっと自分の定点みたいな、帰る場所みたいな、しがらみをスルリと抜けたみたいな感覚を得るとこまで来た。ここまでがぜんぶぜんぶ私にとっては(あくまで私にとっては、です)道のりだったんだなー、っていう気分なんです。

知らないことを体で知りたいから、良い子をやめただけです。

良い子に反発するためにムリヤリ良い子止めるなら、これまた誰かの評価に依存して無理に突っ張ってることと似たり寄ったりなので、いろいろやってみながら失敗もしながらだんだん自分にちょうど良いさじ加減に気付いていくのだと思います。

わたしは、コツコツ積み上げるのも楽しいと知りました。ぶち壊したり放り投げたり見捨てたりするのも楽しいんだと知りました。笑

今持ってるものを工夫して使ったり磨いたりしてみることも、いらないものを捨てたり譲ったりして新しいものを取り入れることも、どっちにも楽しみがあるんだと気付き始めました。

脇目もふらずに好きなことに夢中になってたどり着いた爽快感を味わうのも楽しいし、家事や勉強を忘れてひたすらごろごろしまくることも楽しいです。

まだ知らないこと、感じたことのない気持ちを遊べることがこの世のあちこちにはゴロゴロと転がっているでしょう(それは海外に出ることやセミナーを受けることであるかもしれないし、友達に腹を割って話すことや家族とケンカすることであるかも、あるいは高級なパンツを買って履いてみることなのかも、部屋のゴミを一個捨ててみることなのかも、わかりません)。

わたしはそれを知りたいし、感じたこともない自分に気付いてビックリしたりヒヤヒヤしたりホッとしたりニヤニヤしたりして気ままにあそんでいたいです。知らない世界の色を覗いて、楽しくて馴染んだり不快で逃げ出したり飽きて姿を消したりそんな遊びをしたい。

遊ぶ、感じる、知らないことを知る、知ってると思ってたことのあたらしい側面に気付いて目からウロコがボトボト落ちまくる、そんなことを楽しむために生きてるのかもしれないなー、って、最近たまに思います。

なので、イヤなことはやらない(けど表向きなんのかんのと言い訳つけて避けてるくせに本心ではやりたがってることについてはやります。笑)。好きなことをする。ただその時々で少しでも自分にとって快適な選択肢を自分の意思で選びとることを、少しずつやっていっています。

予定も書かない。To do リストももたない。「~をやるべき」というどこかからの言葉に「そのうち気が向いたらね」と返しておく。そうして毎日、「さぁ今日は何して過ごそうかしら」と自分に聞く。とても身軽で気ままでたのしい。そんな感じで生きていこうと思っています。

ではまた(* ̄∇ ̄*)

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