子どもへの愛情の注ぎ方~母親の気持ち~

私が子どもの頃の母の口癖は
「愛情だけは誰にも負けない」
でした。

正直、この言葉を聞くだけで、当時はイラッとしてしまっていたんです。

母親なら子どもに愛情を注ぐのは当たり前なんじゃないか、当たり前なのに「愛情」なんて恩着せがましく、わざわざ言う必要なんてあるのか。

そんな反発心も強く、私の反抗期は申し訳ないくらい激しいものでした。

それに、愛情というか、友達と比べても、私は母から関心を持たれていないんじゃないかと感じることの方がたくさんありました。

今はあの頃の母親よりも年齢を重ね、当時の母がどんな気持ちだったのかなんとなく分かるような気がしています。

両親の仲はあまり良くなく、父はしょっちゅう仕事を変えるせいで、金銭的にも精神的にも余裕のない家庭。

家事はいつも母ひとりでこなしてくれていました。

子育てにパートに家事全般をこなし、助け合うべきパートナーは独身の様にふるまっている。

本当にしんどかっただろうなと思います。余裕がないから、十分に私たちと向き合えていないと母自身も感じていたのかもしれません。

あの頃は母親ばかりに目を向けてしまっていたけど、根本は非協力的な父に原因があったんですよね。そんなことにも気づかず、母にばかり敵対心を持っていたことに心が痛くなります。

でも、ひとつ引っかかるのが、負けないという言葉。

子どもに愛情をかけるのに、勝ち負けなんてないはずです。

誰と比べていたのでしょう?
愛情をかけて育児をしたことを、誰かに評価されたかったのでしょうか?

自由気ままな父親とは反対に、いろんなことを我慢せざるを得なかった母は、もしかしたら、父や自分の時間も充実させているママ友と比べていたんじゃないかと思うんです。

母親の犠牲のもとで成長したという思いがどうしても残り、未だに自己肯定感は低いままの私。

私も余裕があるわけじゃないけど、まず私自身の健康や考えていることを大切にしていきたいと思っています。自分を犠牲にして子どもを育てるのではなく、自分にも子どもにも同じくらい愛情をかけながら過ごしていくことが今の私の目標です。

 

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コメント一覧

全2件
  1. schedule2024.12.06

    退会したユーザー

    精神科に通いながら思うのは、結局幼少期の空白部分を大人になってから埋めるのは、難しいです。
    婚活した時期もありますが、子供を生むということは何か違うような気がして。結果、子供を生まなくてよかったと思う人生です。

  2. schedule2024.12.06

    退会したユーザー

    ひまわりさん、初めまして。
    私は40代女性独身です。私の両親と似ていると感じて、コメントしました。
    私の実家は、父母姉私の4人家族、夫婦共働きの酒屋の自営業。父は定休日を作らず年中無休、仕事を制限なく入れてるので忙しく、自分のことで精一杯の人でした。母は自営業と育児家事、日々の買い物も「忙しいから早く帰ってこい」と言われながら、子供2人を自転車に乗せて出掛けていました。離婚したら生きていけないと考えている人でした。
    父は店が終われば家でテレビを観てますが、母は食事の用意や子供の世話、外出などの自由時間はほぼ無かったと思います。何度も離婚しようと思っても、離婚したら生きていけないと考えていた人でした。
    そんな余裕の無い母親は常にイライラしていて、言うことをきかない私と喧嘩をしていても、庇ってくれることはありませんでした。母は姉とくっついて同じ部屋で寝るようになり、私は反抗期として阻害され、父は見てみぬふりでした。家族4人居るのに、それぞれが独りって感じでした。
    姉も私も、食事を与えてられ放ったらかし。安心できるとか、気持ちに寄り添ってもらった記憶がありません。
    私も若い頃は、母に敵意を向けていましたが今は、オーバーワークで可哀想だったと。父は妻子を持つべきでは無い男性だったと思います。
    早く自立したいと看護師になりました。両親、姉とは疎遠になり、幼少期の不足した部分?が歪みとなって歳以降から出始めて、

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