子どもへの愛情の注ぎ方~母親の気持ち~
visibility174 edit2024.12.05
私が子どもの頃の母の口癖は
「愛情だけは誰にも負けない」
でした。
正直、この言葉を聞くだけで、当時はイラッとしてしまっていたんです。
母親なら子どもに愛情を注ぐのは当たり前なんじゃないか、当たり前なのに「愛情」なんて恩着せがましく、わざわざ言う必要なんてあるのか。
そんな反発心も強く、私の反抗期は申し訳ないくらい激しいものでした。
それに、愛情というか、友達と比べても、私は母から関心を持たれていないんじゃないかと感じることの方がたくさんありました。
今はあの頃の母親よりも年齢を重ね、当時の母がどんな気持ちだったのかなんとなく分かるような気がしています。
両親の仲はあまり良くなく、父はしょっちゅう仕事を変えるせいで、金銭的にも精神的にも余裕のない家庭。
家事はいつも母ひとりでこなしてくれていました。
子育てにパートに家事全般をこなし、助け合うべきパートナーは独身の様にふるまっている。
本当にしんどかっただろうなと思います。余裕がないから、十分に私たちと向き合えていないと母自身も感じていたのかもしれません。
あの頃は母親ばかりに目を向けてしまっていたけど、根本は非協力的な父に原因があったんですよね。そんなことにも気づかず、母にばかり敵対心を持っていたことに心が痛くなります。
でも、ひとつ引っかかるのが、負けないという言葉。
子どもに愛情をかけるのに、勝ち負けなんてないはずです。
誰と比べていたのでしょう?
愛情をかけて育児をしたことを、誰かに評価されたかったのでしょうか?
自由気ままな父親とは反対に、いろんなことを我慢せざるを得なかった母は、もしかしたら、父や自分の時間も充実させているママ友と比べていたんじゃないかと思うんです。
母親の犠牲のもとで成長したという思いがどうしても残り、未だに自己肯定感は低いままの私。
私も余裕があるわけじゃないけど、まず私自身の健康や考えていることを大切にしていきたいと思っています。自分を犠牲にして子どもを育てるのではなく、自分にも子どもにも同じくらい愛情をかけながら過ごしていくことが今の私の目標です。
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