ずっと“心の傷”だった親と向き合おうとしてる話。
visibility4,004 edit2015.07.04
みなさんこんばんは。鷹れんです(´ω`)
雨ザーザーですね。みなさんは大丈夫だったかな。私は傘をさしていたにもかかわらず、リュックがびしょ濡れです。凹むぜ。うう。
いろいろブログを書いてきましたが、今回は珍しく「まだ心の整理がついてないこと」を書いてみます。(いつもまとめられないけど)いつも以上にうまく言えないと思います。
今回の記事を読んで、もしかしたら不快に思われる方もいるかもしれません。恥ずかしくて、思い出すのが怖くて、親に申し訳なく思う気持ちもって。書いては消してを繰り返しましたが、結局書かせていただくことにしました。
お母さんと、お父さんと、私。
今回は、家族の話です。
思えばココトモでは、家族の話をあんまりしていなかったですね。
5つ上の兄と、両親と、愛犬アップル。
4人+1匹の、よくある家庭です。
全員が、ちょっとづつ不器用で、ちょっとづつ素直じゃなくて、ちょっと歯車がすれ違ってしまっただけの。
今日はその中から、親、お父さんとお母さんについて、書いていこう思います。
「優等生タイプ」な私の苦悩。
幼少期の私を一言でいうと「優等生タイプ」。
授業は真面目に受けていたし、テストは2週間前から計画をたてて、朝はやめに着いたときは掃き掃除して黒板を綺麗にして机を綺麗に並べ直して、大掃除のときには誰もが嫌がる机の脚の掃除(寒空の下濡れ雑巾で机の埃を30席×4脚とり続ける)を黙々とやっている。そんな子です。
そしてそんな真面目な子には、当たり前のように「学級委員」なんていう役割が渡されます。
だいたいの人にとってそれは僅かばかり内点稼ぎにすぎなくて、先生に頼まれたことや、せいぜい話し合いの進行をするくらい。しかし、それを(類まれに見るほどの)真面目さを持つ私が任されると、そりゃまぁ余計な仕事をこつこつ拾うわけで。
授業中にうるさいクラスメートを注意したり、真面目に掃除のしない人たちを注意したり、給食の時間食べ物で遊ぶクラスメートを注意したり、先生が帰りのHRで宿題を配るのを忘れてたら申し出たり。
自分の性格が敵を作りやすいことはわかっていたけれど、曲がったままなのが放っておけなくて、自分の信じるままに突き進んでいました。
今考えると、私のやり方は相手を責めるばかりで、逃げ道を一切与えないものでした。そんなの、気持ちいいわけないんですよね。
いつしか、攻撃のターゲットにされていました。むこうにとっては、攻撃というよりは遊びの一種だったのかもしれません。
「面白くねーよな。あいつのせいで注意されるしさ、ちょっといじくってやろーぜ」そんな感じの始まりだったと思います。ある日、使わなかったジャージをロッカーに置いていったところ、翌朝「学級委員のくせにジャージ置いてってるよー、くっせー、きったねー」なんてことを言われだしました。
その後も、教科書一冊忘れただけで「学級委員のくせに忘れものしてやがる。だっせー」とか、掃除の時間は私以外が全員ボイコット(一人で昼休みまで丸々使ってやりましたけど(苦笑))とか、給食の時間に班で机を合わせると私の机だけほんのちょっと離れていたりとか、髪を切ると「鷹れんと違って〇〇はショートが似合うよな~」とか。ひとつひとつは他愛もないことなんでしょうけれど、なによりも「自分はだれかから悪意を向けられる存在だ」ということがつらくて、学校では強がっていたけれど、毎日布団の中で泣いていました。
救いは家、のはずだった。
クラスメートも、担任の先生も、保健室の先生も、だれもかれも信用できなくて、ねちっこく続く悪意に耐えられなくなって、(詳しくは気が向いたら後日また書くとして)結果的に私は不登校になりました。
しかし、家にいたら安心できるわけでもありませんでした。
前述したとおり、私たちの家族はちょっとづつ不器用です。
お父さんは仕事人間学歴主義で、物事を「正しい/正しくない」で判断する人です。
学校で学んだことを披露すると、「それよりもっと簡単な公式がある」。ヒントがほしくて質問すると、答えを出される。テストで98点だと「あと2点がおしかったねー」。100点をとると、「それを続けるのが難しいんだよ」。
果たしてどこまで行ったら満足してくれるのか。それは不登校になってもわからなくて、決して褒めてもらえないのに、何故頑張らなきゃいけないのかがわからなくて、もうどうしようもありませんでした。
不登校になってしばらく、お父さんが「学校に行こう」と言い出しました。
なぜ私が学校に行きたくないのかを知ろうともしてくれないまま。本当は嫌だったけれど、負い目もあって、結局行くことにしました。
学校に向かう道もつらくて、涙をこらえるのに必死でした。
そんな私にお父さんがかけてくれた言葉は
「最初はいやでも、いざ出発しちゃえば意外と大丈夫なんだよな」
その一言がきっかけで、私はお父さんに学校や自分のことを話さなくなりました。
そしてお母さんは自分の感情を表現するのが少し極端で、良くも悪くも素直な人です。
当時つらくて悲しくてどうしようもなかった私は、自分でも申し訳ないなぁとも思いながらも、お母さんに愚痴を吐く日々でした。
ついに「お前の愚痴をきくために生まれてきたんじゃない」と言われてしまい、私は誰にもなんにも言えなくなってしまいました。
再び学校に行く日々。でも。
家に居場所を感じられなくなってしまった私は、再び学校に行くことを決意しました。私にとって学校は恐怖以外のなにものでもなくて、でもそれよりも家にいることがつらくて、どうせ苦しいならマシなほうを、って感じです^^;
当時の私にとって、心を休ませられる場所、素の自分でいられる場所はありませんでした。
結果、家で強がり、学校でも強がる生活がはじまりました。当然そんなものはもつはずがなく、夜中に泣いたのは数え切れませんし、学校に向かう最中体調の急変や、微熱のような感覚(体の中が熱くなる感じ)がありました。学校に行く前は勿論、帰り道でも気分は晴れず、大好きだったお絵かきや読書、ネットサーフィンなどを全くといっていいほどやらなくなりました。
でも、誰にも吐き出せなくて。苦しくて、どうしようもなくて。
私は、親にも学校にも嘘をついて、初めて学校をさぼりました。
勿論ばれて、こっぴどく叱られました。
何故そんなことをしたのか。何故誰にも言わなかったのか。そんなことは一切聞かずに、ただただ、学校をさぼるなんて、嘘を吐くなんて悪い奴だ。最低だ。そんなふうに言われました。
お前の親なんかやめてやる。
お母さんから言われた言葉です。声音や、表情、隅々まではっきりと思い出せます。
両親から言われた言葉は、全て覚えています。
学校に行く約束をして、結局いけなかった私にお父さんが言った「嘘つき」。
「お前の言葉なんか少しも信じていない」
「今すぐ出て行け。お前なんかいらない」
お父さんからは「母さんのことが嫌いだ」と言われ、お母さんからは「お父さんのことが嫌いだ」と言われ。
子どもが親のことを憎むなんて、できないのに。
どんなことを言われても、どんな風に傷つけられても、私にとっては、この世にたった二人だけの親なのに。
学校をサボったのは、不器用な私なりのSOSでした。
今考えると、もっといい方法があったと思います。でも、当時の私には、どこにも居場所がなくてどうしようもなかった子どもの私には、そんなヘタな方法でしか、助けを求められなかったんです。
しかしそれは、両親には伝わりませんでした。
そして今、思うこと
結局そこから卒業まで、学校には通い続けました。
幸い、尊敬する先生にも出会え、今では学校の先生を志すほどの学校好き・勉強好きになりました。
でも、今でも、親に感謝しよう、尊敬しよう、というのは(勿論ステキな話しだなぁと思うし、羨ましいとも思うのですが)、私自身はできないな、と思ってしまいます。
強いて言えば、私を生んで、衣食住を保障してくれて、そして逆境というものを、苦しみというものを、言葉の危うさというものを教えてくれて有難う、というくらいです。
正直、ココトモに出会えていなかったら私はもうぜーんぶやめてたと思います。
ふふ。どんなブログを書いても、結局はココトモへの感謝になってしまうな。笑
ここまで書いたけれど、私の家族はほどほどに幸せでもあったと思います。
月に一度の外食もあったし、クリスマスや誕生日にはステキなプレゼントもありました。毎日あったかいご飯を食べることができて、ふわふわのお布団で寝ることができて、学校にいけて、勉強ができて、パソコンが使えて、ボランティアができて。それらは全て、親のおかげです。
ムリに学校に行かせようとするのも、厳しい言葉も、不器用な両親なりの愛情だったのかもしれません。
そう考えると、私の悩んできたことは少々贅沢なのかもしれません。
けれど、子供にとって親に頼れないという状況がなかなか辛いものなのも確かで。
学校と家というふたつの世界しかもたなかった私にとって、弱音を吐けない学校と素を出せない家しかなかった私にとって、そんな曲がりに曲がった愛情を認識しろっていうのもちょっと酷な話といいますか。笑
未成年は、保護者の許可なしに家を出ることはできません。
親が生きていれば、よっぽどのことがない限り子供に親を拒否する権限はありません。(少なくとも当時の私はそう思っていました)
だからこそこのブログが、少しでも当時の私のような人たちのちからになれればと思います。(そんな価値のあるブログを書けたかはいつも以上に自信がありません。笑)
…ふぅ、なんだか勝手にスッキリさせていただきました。勇気はたくさん必要だったけれど、書いてよかったと思っています。
ではでは、お読みいただき有難うございました。
鷹れん
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