両親の死から考える(その3)

こんばんは、やっさんです。

前回のブログの続きです。

小さかったときの僕は父になついていました。
ずっと父と一緒に行動しようとしていました。

父はお酒を飲んで豹変した母の替わりに家事もやっていました。
母と別居して父子家庭になってからは、高校に通う弟のお弁当を作っていました。
仕事で疲れて帰ってきた後に母の役割をこなしていた父のおかげで、今の僕と弟は健康的に生きることができています。

父も母と同じく静かで内向的で愚痴をこぼせない人でした。
友人と呼べるような人はおらず、趣味は一人でお酒を飲むことぐらいしかありませんでした。

母が亡くなった約1年後に、父が勤めていた会社が倒産しました。
それから、父は坂道を転げ落ちるような人生を歩むことになってしまいました。
再就職してもすぐに退職し、だんだん家に引きこもるようになりました。
引きこもるようになってからは、朝から1人でお酒を飲むようになりました。

当時の僕は、仕事の関係で実家から電車で2時間近くかかる地で一人暮らしをしていました。
今、「仕事の関係」と書きましたが、引きこもる父と暮らしていると自分がおかしくなりそうで実家を出たという書き方の方が、当たっているのかもしれません。
弟に父親の面倒を押しつけることになり、今でも弟には申し訳ないことをしたと思います。
でも、当時の僕は、父と一緒に暮らしていると、父を殺してしまうような心理状態でした。

僕が実家を出てからは、1ヶ月に一度くらいは実家で父に会うようにしていましたが、お酒に溺れている父を見るのが本当に辛かったです。
父も亡くなった今となっては、父がお酒に溺れた理由を冷静に考えられますが、当時はお酒に溺れた父の存在が大きな負担で仕方なかったです。
母だけでなく父も、自分の人生をお酒で壊してしまうことを、僕は受け入れることができませんでした。

続きはまた後日に書きます。
それでは。

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コメント一覧

全1件
  1. schedule2015.11.14

    あさみん

    おもしろい!

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