苦手を好きに。「数学」と私
visibility2,624 edit2014.12.06
みなさま、こんばんは。
部屋のあかりが突然チカチカしだして、プチホラーを体験しました。鷹れんです。
私はいろいろなところで「数学が好きだぁぁ」と言っています。
朝、数学の勉強を自分の席でしていると、同級生にひかれ、
素数や完全数に対する私の愛情を話すと、後輩にひかれ、
街中でみかける数字を素数かどうか計算すると話すと、先生にひかれ((
なかなか、理解していただけません(涙)
でも、しょうがない。
だって、好きなんだもの。
でも、誰にも理解されないってのは、なかなかに寂しいものなんです。
勿論、誰にも理解されずとも私の中の愛・情熱はかわらないですけどね!!
・・・でもやっぱり、ほんのちょっぴり寂しいのです。
なので、これで理解されるかはわからないけれど、私が数学を好きになったキッカケとなる、三人の先生のことを書きます。
今回は「あいらぶすうがく♡」な話でございます☆
小学生時代、私はものぉっすごぉぉぉぉく「算数」が苦手でした!
どのくらいかっていうと、二年生のときにやった「九九のテスト」では、一の段、二の段くらいしか、クリアしなかったんじゃないかなぁ。ってくらいです。
テストの形式が、みんなの前で、先生に対して、その段の九九を言うってカタチなんですけど、出来ない自分が、すごい恥ずかしくて。
クリアできない人は、授業のたびにみんなの前でテスト。
意地悪な男の子は、「また鷹れんがミスった~」なんて、からかったり。
だから算数は苦手で、算数は嫌いで、嫌いだから練習しないし、練習しないから上達しない。
次の単元の授業になると、九九のテストはなくなったけど、意地悪な男の子は、わざわざ「鷹れん、九九のテスト出来たの?」なんてきいてきて、はぐらかせばいいのに、私ったら素直だから(笑)、「そんなのアンタに関係ないでしょ」って。
そしたら「まぁだクリアできてねぇのかよ~」なんて、教室の真ん中でケラケラ笑うんです。
それがたまらなく恥ずかしかったです。
三年生になってからは、何故だか急に九九が言えるようになって、算数のテストの点数もうなぎのぼりだったけど、
その男の子が言ってきたことはなかなか忘れられなくて、思い出に出来なくて、やっぱり算数は嫌いでした。
中学校になって、「数学」になって。
先生が「わからなかったら、いつでも、先生にきいてください」なんて言うのに、いざききにいくと「こんなこともわからないの?」なんて。わからないよ。だって小学校の算数で躓いてるんだから。なに、少数って。みたいな(笑)
毎回平均点以下でかえってくるテスト。
それを怒る先生。でも、教えてはくれない。
どんなドS教育ですか(笑)
なんて、今では笑えるけど、当時は悔しくて悲しくて恥ずかしくて、つらかったなぁ・・・。
じゃぁなんでそんな子が数学を好きになったのかというと、中学二年生のときにお世話になった、K先生のおかげです。
K先生の授業は、最初はなにがなんだかわからなかったんですが、先生の授業は、熱があって、真剣で、まさに直球勝負で、とくにこれっていうキッカケはないんですけど、いつのまにか数学の授業が好きになってました。
わからないと言うと、どれだけかかってもちゃんと理解するまで教えてくれました。
そんなK先生の言葉で今も胸に残っているのが
「授業は間違えるのが当たり前。間違いを恥じるな。間違ったのは、挑戦したからなんだ」
って言葉です。
間違う=悪い、恥ずかしい、駄目
だから、間違える私=価値がない、能力がない、駄目、駄目、駄目・・・
今までそんなふうだった私の考え方を、がらんと変えてくれた一言でした。
先生は、私が分数の計算のやりかたをわかってないと気づくと、小学何年生かの問題集の分数の部分をプリントしてもってきてくれて基礎の基礎から教えてくれました。
それから私の数学愛はメリメリ成長し、好きな教科の欄は国語ではなく数学と書くようになりました。それでも図形やグラフなんてものはちょっぴり苦手で、三年生の後半も、「得意な教科」の欄には、数学のすの字も書けなかったけど。
高校に入ってからは、T先生という方に出会い、この人も私の数学愛をおおいに育ててくれました。
数学の授業をきかずに勝手にその先の先をモリモリやってるのが先生にバレたとき、「ヤバイ、授業をきかないでいるのバレた、怒られる」なんて思ったんですが、T先生は、怒るどころか褒めてくれて、「こんなとこまで自分でわかるのか! すごいねぇ~」と言ってくださって。
次の授業のときに
「これは、教科書よりちょっと難しいよ」
と、数学の問題集を渡してくださいました。
ノート提出のときには、丁寧に全部丸付けしてあって、
評価はワンピースのスタンプなんだけど、最高ランクのルフィが十人以上おされてたり(笑)
その下に「君はいったいどこまでわかるんだぁ~」とか書いてあって、私はますます数学が好きになりました。
私が完全数や素数を愛するきっかけになった『博士の愛した数式』を教えてくださったのも、この先生でした。
二年生のときは、A先生という方が数学の担当だったんですが、この先生も私の数学愛をおおいに成長させます(笑)
というか、三年生になった今もA先生が数学担当で、現在進行形で成長させています。
先生がある日
「地球の地図は、上に矢印を伸ばしていくと、どこにでるだろう」
と問うと、生徒はみんな「下から」と答えました。でも、違うんですよね。
「上に出ると、上から出てくる」んです。右に出ると、左から出てくるのにね。
「じゃぁ、上に出て、下から出てくるのは、どんなカタチか?」と、先生。
結論から言ってしまえば、「上に伸ばすと下から出てきて、右に伸ばすと左から出てくる」のは、ドーナッツ型なんですよね。
それが「幾何学」の分野だと知ると、私はすぐにGoogle先生にききにいきました(笑)
当時の私は幾何学について書かれたページをなにひとつ理解することはできなかったけど、理解できないことが、たまらなく楽しかった、そんな気がします。実際今でも、あんまりよくわかっていません(笑)
そんなわけで、私は中学校の二年生の時と、高校の三年間、先生にものすごく恵まれました。
それ以外にも『博士の愛した数式』という本であったり、私が数学を好きになった理由はいーっぱいあるけど・・・
K先生、T先生、A先生の三人に出会えなければ、私はきっと文系でした(笑)
長くなってしまったけど、改めて、三人に感謝をした夜です。
鷹れん
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