てこの日記『春耕秋収 ー 其の五 ー 二の酉』
visibility138 edit2023.11.24
人の営みの中での暦も悪くは無いと思う。
関東の風習なようなので、他の地方にお住まいの方々には印象が異なるだろうが、今日はお酉さま、二の酉である。
日中、気分転換にちょっとした近旅、その始発駅まで出向く。
始発駅近くの日本庭園を散策した。小さな庭園だが、その池の周りの幾つかの木々は紅葉していて風情を感じる。
その後、沿線に沿うように散策しながら、辺りの寺社を巡る。
始発駅から数駅行ったところから電車にて、しばらく乗車したところで、また公園巡り。今日はずっとこんな感じで乗降を繰り返しての沿線歩き。日中は、確かに例年より暖かではある。多少季節感が・・・とも思うが、やはり公園の木々も色づいているのもあり。晩秋とも言える季節にて、どう捉えるかは不明瞭だが、季節は進んでいくのは感じる。
まだ夕刻と言うには早い時間だと思うのだが、陽は少し傾き柔らかな日差しのようだ。
散策を終えて再び乗車して、今度は終着駅に。一週間ほど前に夕去り時など記したので、とうに暮れることは承知しているが、ずいぶんと夜が早くに迎えに来ることをあらためて悟る。
終着駅から、お酉さままで歩く。最寄りとも言えず少し距離があるのだが、今日はこうした乗り歩き旅と思えば・・・。
しばらくして参道に向かう列に出会う。随分と長い行列である。ここ数年コロナ禍の影響もあり、久々に出向いて随分活気が戻ったような感じがする。まあ、あんな状態がずっと続くほうがぞっとするが・・・。
いつもの夜間徘徊と異なり、人混みの雑踏の中に溶け込む。参道の周囲で縁起物の熊手が売っており、時折そこかしこから、大きなものが売れたのであろう、手締めの威勢のよい声が谺する。
なんとなく、これが一番年の瀬が近くなったと感じるのだ。その縁起物の熊手を売る露天を通って、本殿に向かい参拝を済ませた。
すっかり暮れているので遅くに感じるが、まだそれほどでもない。参道から四方の最寄り駅に向かって露天が並ぶので、帰路に向かう駅に向けて、今宵は人混みに紛れて歩いてみようと。ご縁日だと、縁起物だけでなく屋台も並ぶ。ちょっとした食べ歩きには、高価になったよな、などとも思いつつ、その雰囲気を楽しんだ。
みやげにと「ベビーカステラ」を、とりあえず数でってところか。それと食べ歩き用には、メンチカツ。このあたりが手頃のような気がした。
例年だと冷え込んでいるときも多く、おでんやあま酒など暖かなものが誘うのだけど。今宵はそれほどでもなしか。
とはいえ、たまには人混みの中に溶け込んでいるのも悪くはないなとも。
外套の 仕立おろしや 酉の市
久保田万太郎
(今回は、俳句にて・・・。
でも、こんな感じです。真冬でなくて、晩秋や冬の初めですので今シーズン初めて着込むような。)
読んでくれた人へのメッセージ
生活圏でもなし。移動では公共交通利用しています。プロフで〇〇県在住とある方も居るので問題ないと思いますが、関東近郊の風習ですし夕刻から縁日そぞろ歩いて帰宅できるような場所でもあるので、遠出とも言えず。
どの辺りまでOKなのかと。不適切であれば削除しますが…。
この辺りの基準が、もう少し明瞭だと書きやすくもあるけど。とはいえ、土地勘があったり、少し地図好きだったりするとどの書き込みもグレーですが。
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