Kikiの日記『小説からカヌレ』
visibility190 edit2025.06.27

図書館でずっと読みたかった小説の続編を借りてきた📕
『椿ノ恋文』 小川 糸 著
日本語補習校の図書室で見つけて、大好きになった『ツバキ文具店』シリーズ。
鎌倉を舞台に、祖母から受け継いだ文具店で、代書屋(依頼人に代わって手紙を書くお仕事)を営む、鳩子の物語。
NHKで、多部未華子さん主演でドラマ化もされたらしい。
先日の『対岸の家事』も素晴らしかったし、『これは経費で落ちません!』も面白かったから、いつか見てみたい。
永遠に私の憧れの、同い年の芦名星さんも出ていたみたいだし🥲
近くて遠い、鎌倉。
6月に日本に帰れるのなら、是非とも紫陽花を見に行きたいと思っていたけれど、子どもたちの帰宅前に戻って来られる自信がなくて、二の足を踏んでいる。
時間を気にせず思いっきり楽しめないのなら、行かない方がいいと思ってしまう😶🌫️
これも不健全なゼロヒャク思考だよなぁ…。
庭やご近所に咲く紫陽花だって、とってもキレイだし…と自分に言い聞かせていた。
そんな中、先日義母から「鎌倉に行ってきたの」と、なんともかわいらしいカヌレをもらった。
北鎌倉の駅のすぐ近くにあるお店だという。
小麦粉は控えているけれど、カヌレは大好物🤎
6月のフレーバー、紫陽花アールグレイとレモンジンジャーをいただいた。
甘さ控えめで香りも食感もよく、ずーっと噛み締めていたいほど美味だった🥰
あれおいしかったな〜と思い出していたら、ちょうど読んでいた『椿ノ恋文』の冒頭にそれらしきカヌレの描写が!
食べてしまうのがもったいなくなるほど
花びらが色鮮やかで、まるで宝石のよう
見ているだけで乙女チックな気分になる
外側はさらさらとしてまるで陶器のような質感
中は水分を含んだ苔みたいにふわふわしている
そう!それ!私もついこの間食べたばっかりだよう!
あまりにもタイムリーで、なんだかとてもうれしくなってしまった🥹✨
友人が持ってきてくれたカヌレを、マリアージュフレールのマルコポーロというお茶と一緒に頬張る主人公たち。
ふたり仲良くカヌレを咀嚼しながら、何度も見つめ合っては深く強く頷いた。
私達は今、同じ感動を共有し、幸福の渦に溺れそうになっている。
プロの手にかかると、あの感動もこんな風に言語化されるのか。
私まで幸せな気持ちになった💕
しかも、小説によると、あのカヌレは米粉でできているとか。
私、グルテンフリーを心がけていること、義母に言ってない🫢
なんでわかったんだろう…たまたま?
義母はいつも、さりげなくとびきり素敵なものをくれる。
孫たちからの信頼も厚く、「おばあちゃんの買ってくれるものはハズレがない!」と絶賛👏
大切にしてもらっているなぁとうれしい。
その代わりに、私は何かをお返しできているのだろうか。
私はつくづく手土産や贈り物のセンスがなくて…
あ、いけない。
「あの人が素晴らしい」と「自分なんてダメだ」はイコールじゃなかった≠
素敵だと思うなら、弟子入りして教えを請おう。
一朝一夕にどうにかなるものでもないのだろうけれど、気長に学ばせてもらおう。
夫不在であっても、義実家には好き好んで顔を出す。
日本に住んでいる時からそうだった。
私も将来、子ども達に帰って来てほしかったら、そうしたくなるようなもてなしをしよう、と誓う。
できるかな。
お手本は義母。
今日も義母の手料理を食べられるのが心から楽しみ☺️
( 心のBGM:『コトノハ』/ 絢香 )
今日よかったこと♪
・古びた自転車をキレイにした🧽
・雑巾掛けをした✴️
・新装開店のコンビニで、福袋(?)を買ってみた🛍️
読んでくれた人へのメッセージ
読んでくれてありがとうございます🪻
鎌倉といえば、鳩サブレも大好きです🕊️
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