Kikiの日記『小説からカヌレ』

図書館でずっと読みたかった小説の続編を借りてきた📕

 『椿ノ恋文』 小川 糸 著

日本語補習校の図書室で見つけて、大好きになった『ツバキ文具店』シリーズ。

鎌倉を舞台に、祖母から受け継いだ文具店で、代書屋(依頼人に代わって手紙を書くお仕事)を営む、鳩子の物語。

NHKで、多部未華子さん主演でドラマ化もされたらしい。

先日の『対岸の家事』も素晴らしかったし、『これは経費で落ちません!』も面白かったから、いつか見てみたい。

永遠に私の憧れの、同い年の芦名星さんも出ていたみたいだし🥲

近くて遠い、鎌倉。

6月に日本に帰れるのなら、是非とも紫陽花を見に行きたいと思っていたけれど、子どもたちの帰宅前に戻って来られる自信がなくて、二の足を踏んでいる。

時間を気にせず思いっきり楽しめないのなら、行かない方がいいと思ってしまう😶‍🌫️

これも不健全なゼロヒャク思考だよなぁ…。

庭やご近所に咲く紫陽花だって、とってもキレイだし…と自分に言い聞かせていた。

そんな中、先日義母から「鎌倉に行ってきたの」と、なんともかわいらしいカヌレをもらった。

北鎌倉の駅のすぐ近くにあるお店だという。

小麦粉は控えているけれど、カヌレは大好物🤎

6月のフレーバー、紫陽花アールグレイとレモンジンジャーをいただいた。

甘さ控えめで香りも食感もよく、ずーっと噛み締めていたいほど美味だった🥰

あれおいしかったな〜と思い出していたら、ちょうど読んでいた『椿ノ恋文』の冒頭にそれらしきカヌレの描写が!

 食べてしまうのがもったいなくなるほど
 花びらが色鮮やかで、まるで宝石のよう
 見ているだけで乙女チックな気分になる
 外側はさらさらとしてまるで陶器のような質感
 中は水分を含んだ苔みたいにふわふわしている

そう!それ!私もついこの間食べたばっかりだよう!

あまりにもタイムリーで、なんだかとてもうれしくなってしまった🥹✨

友人が持ってきてくれたカヌレを、マリアージュフレールのマルコポーロというお茶と一緒に頬張る主人公たち。

 ふたり仲良くカヌレを咀嚼しながら、何度も見つめ合っては深く強く頷いた。
 私達は今、同じ感動を共有し、幸福の渦に溺れそうになっている。

プロの手にかかると、あの感動もこんな風に言語化されるのか。

私まで幸せな気持ちになった💕

しかも、小説によると、あのカヌレは米粉でできているとか。

私、グルテンフリーを心がけていること、義母に言ってない🫢

なんでわかったんだろう…たまたま?

義母はいつも、さりげなくとびきり素敵なものをくれる。

孫たちからの信頼も厚く、「おばあちゃんの買ってくれるものはハズレがない!」と絶賛👏

大切にしてもらっているなぁとうれしい。

その代わりに、私は何かをお返しできているのだろうか。

私はつくづく手土産や贈り物のセンスがなくて…

あ、いけない。

「あの人が素晴らしい」と「自分なんてダメだ」はイコールじゃなかった≠

素敵だと思うなら、弟子入りして教えを請おう。

一朝一夕にどうにかなるものでもないのだろうけれど、気長に学ばせてもらおう。

夫不在であっても、義実家には好き好んで顔を出す。

日本に住んでいる時からそうだった。

私も将来、子ども達に帰って来てほしかったら、そうしたくなるようなもてなしをしよう、と誓う。

できるかな。

お手本は義母。

今日も義母の手料理を食べられるのが心から楽しみ☺️

( 心のBGM:『コトノハ』/ 絢香 )

star今日よかったこと♪

・古びた自転車をキレイにした🧽

・雑巾掛けをした✴️

・新装開店のコンビニで、福袋(?)を買ってみた🛍️

favorite読んでくれた人へのメッセージ

読んでくれてありがとうございます🪻

鎌倉といえば、鳩サブレも大好きです🕊️

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