他人は、見たいようにしか見てくれない

はじめまして。先日相談員を始めたばかりの、22歳大学生・さわと申します。よろしくお願いします☺︎

ブログを書くのは初めてということで…初回は私の価値観についてお話しようと思います。

私がいつも持っている価値観として大事にしていることは、簡単に人を理解した気になるべきではないということ。悩みの深刻さ、辛さは持っている本人にしかわからないのだということです。

私は、数年前に父が自殺で亡くなっています。私はすぐに泣くことができず、受け入れることもできなくて、毎日感情が無の状態で過ごしていました。

そんな私を見て周りは、「強い子だね」や「泣きもしないなんて娘失格なのでは」と色んな意見を言ってきました。ここで言う周りとは、親戚たちなのですが、全員お葬式では、揃いに揃って涙を流していたのです。私は最年少でしたが、周りが泣いているのを見ると、そんな簡単に泣けていいな、と捻くれたような考えを抱いていました。

そんな私の内面も知らず、勝手に決めつけた意見を押し付けてくる人をたくさん見てきて私は、結局人は他人を見たいようにしか見ていないのだと思いました。都合よく解釈すれば楽なのだと気づきました。

けれど、そんなふうに自分勝手に他人から目を背けていては、無意識に何度も傷つける発言をしてしまうと思うのです。私が周りの言葉で傷ついたように。

なので私は、簡単に人をわかった気にならないように、都合よく解釈して自分勝手に相手の人物像を作り変えないように、意識しています。

ここでお悩みを聞くときもそれは同じで、相談者様のお悩みを、結局は100%理解するなんて不可能だと思っています。

冷たく聞こえるかもしれません。それでも私は、理解できなくても理解したいという気持ちは1000%で持っています。世の中たくさんの人が生きているのだから、たくさんの価値観やお悩みがあって当然。それを全力で受け止め、理解しようとすることで、人と人は弱い部分をさらけ出し合うことができ、分かり合えるのだと思います。

ここで出会えた方のお悩みは、私にとってもお悩みになります。一緒に抱えたいと考えています。きっと少しでもお役に立てると信じて。

さわ

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