さくらの日記『週に一度の、静かなメモ #6』

謝ることについて、ふと思い出した出来事があります。

文字に起こしてみると、特に違和感はないのに、
声や姿を伴って向けられた謝罪を受け取ったとき、
なぜか心にモヤっとしたものが残りました。

言葉そのものよりも、
「許してほしい」という気持ちが強く伝わってきたことが、
少し苦しかったのかもしれません。

私の辛さを、そのまま理解してもらうのは難しかったのだと思います。
それ自体は仕方のないことかもしれないけれど、
その辛さが置いてきぼりにされたように感じて、
心が迷子になる感覚がありました。

謝るという行為は、
許してもらうためだけのものではなくて、
置いてきぼりにされた相手の心の居場所を、
そっと元に戻すためのものなのかもしれない。
そんなことを考えました。

「本当に良くないことをしました」という言葉はあったけれど、
そこに、私が感じていた苦しさへの共感を感じ取ることができなかったから、
あのとき、あんなにも苦しかったのかもしれません。

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