「こころ」の強さ(その1)
edit2023.12.29 272
「こころ」が弱っている人が言われる言葉で「もっと強くならないとダメだよ」などがあります。では、「強さ」とはいったいなんなんでしょう。
今回は、「強さ」について、私なりの、わたしの主観で書いてみたいと思います。
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PHPの特集で「心の“強さ・やさしさ”を感じる人」というテーマで、加藤諦三さん(早稲田大学教授)は、次のように言っております。
考えるエネルギーのある人
人はなぜ『やさしい人』と思うのでしょうか?
それは『やさしい人』ということが、「自分の求めているものを理解してくれる人」だからでしょう。
「相手のために考えてあげる」
「求めているものは何だろうと考えてあげる」
「喜ぶものは何だろう」
そう考える人が『やさしい人』なのだと思います。
『やさしい人』は、考えるエネルギーのある人。「考えること」と「言葉をかけること」と「行動すること」が出来る人です。
人は、「自分のためを考えてくれている」と感じられると、その相手を『やさしい人』と思うのでしょう。実際、そういう考えに基づいて発せられる言葉「やさしい言葉」「態度や行動」に気づいた時に感じる。
ただ、「相手のため」を考えられるのは、そういう習慣がない人には、難しいでしょう。なぜなら、無意識だと、つい「自分のことを考えてしまう」からです。そういう人は、意識して考えようとしても、「本当に相手のためになることなのだろうか?」と思ってしまうことも多いはず。結果、疲れてしまう人もいるでしょう。
「人のため」を考えるのには、エネルギーが必要なのかもしれません。少なくとも、「相手のために考える」為には、相当なエネルギーをかける必要があります。その為、自分のことで精一杯な人は、ほかの人にエネルギーを回すのは難しいでしょう。また、慣れていないと、つい力が入って、余計にエネルギーを使ってしまい疲れてしまいます。でも、慣れれば、だんだん楽に出来る様になれるのだと思います。
「使わないから」
「使ったことがないから」
「今は能力がない」
などと言って回避している人もいます。さらに、
「イヤイヤやるから疲れる」
「喜んでやるから疲れを感じない」
ということもあると思います。
能力は、使えば鍛えることができます。心がけを続ければ、技術もパワーも少しずつアップします。だから、本当に『やさしい人』は「人のために考えるエネルギーのある強い人」です。
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「こころ」が弱っている人にとって、『やさしい人』は
「神様」
「仏様」
といった極端ですが、そんな気持ちを抱く対象の人だったりします。
しかし、本当に『やさしい人』なのかどうかを判断することが、正確に出来ないのも私達です。
「表面だけ『やさしい人』を演じ、実際にはそうでない人」
そんな人に「もて遊ばれてしまっている」かもしれません。
そんな不安があるから「他者との関わりを持ちたくない」「独りでいたい」とか、その反面「さみしい」「温もりを感じたい」など。どうしても相反した感情が「自分の中で葛藤をおこす」ことになります。だから、「情緒不安定」になってしまう。
さてさて、本当の「心の強さ」とは、いったいなんなのでしょうか・・・
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