赤信号、みんなで渡れば恐くない
visibility1,427 edit2019.01.10
タイトルの意味、知っている人はすごく多いと思います。
悪いことでも、みんでやると、その多数性により個人個人の恐怖や不安は起こりにくいということ。
みんなを巻き込んでやってしまうといい、みたいなニュアンスでも使われたり使われなかったり…
悪い意味で出てくることもあれば、良い意味で出てくることもあり、ツイッター界隈でも、何かの結論として、たまーに見かけます。
このタイトル、ググれば意味はちゃんとあるのですが、個人的に思ったことをざっくりまとめるのに良いなと思ったので、使わせてもらいました。
さっきまで、ある人の事を考えていて…(残念ですが、恋愛ではないw)
そこから、『いじり』について、少し思ったことがあったんです。
私は、いじられキャラになることもあれば、実はいじることだってあります。
今はもう、大分減りましたが、冗談を言える仲だと、楽しくなっちゃって今もついしてしまったり…。
いじられる仲は決して悪いということではなくて、それだけ楽しい仲だということもあるし、良い時間を過ごすことだって出来ます。
私が『いじり』として今回挙げたいのは、大人数で仲も親しいというよりは、不特定多数が集まってるみたいな場での『いじり』。(表現が下手ですみませんが、あまり親しくない同士の仲)
親しくなくてもいじり?と思われそうですが、実際にはあります。会社関係の飲み会とは、近いニュアンスがあるかもしれません。
そんな仲でのいじりは、大抵『メインでいじる人』と『いじられる人』、と『その他何となく便乗する大勢』に分かれることが多いと思います。勿論、傍観者もいるとは思いますが…
その中で、目を向けられている『何となく便乗している人』が実は1番深い…ということ。
というのも、いじられた経験と、自分が『何となくいじりに乗ってる大勢』と両方の経験があり、ふと思った完全な主観になるので、一個人の感覚なのですが…。
大勢でいじってる、しかも自分は便乗する側。これだと『割と酷いこと言ってしまって良い』雰囲気に、その他大勢の雰囲気で勝手になってしまい、言いたい放題大会が始まることがある、と思いました。
1人でいじる、これって割と勇気があることなのですが、大多数になると、まぁ大変です。収集がつかなくなり、いじられ側は、下手するとイジメみたいになります。
大衆の力って恐い部分もあって、個人個人の闇が集結することもあるなぁと思います。その闇は、その人の本性でもあり、過去でもある。
過去に例えば、自分がいじられたり、嫌な思いをしたりすると、その一時の大衆の力によって、それを思い出し、いじりの延長で『今度は逆側だから、あの時の恨みを晴らす!』みたいな感じになることがある。
と、思いました。
その時いじられてる側に非があるかないかは分からないけれど、『みんなもまぁ言ってるし』の流れそのままに、同じような事を言っているけれど、実はそうではないこともあって…。
『その他大勢』にいるその個人の、本当の姿がまるっと出てきて、その言葉には刃や悲しみ、過去だったりなんだったりの憎しみが入っていたりします。
その個人の人が、ヤバイ!という事が言いたいのではなくて、私がその『個人』の立場にいると自覚した事があり、『いじられる側』にもなったことがある。
その両者の経験があるので、ふと思い出し、まとめてみたくなりました。
ふとしたキッカケで、自分の過去は掘り下げられ、さらけ出す機会になったりするし、『みんなやってる』の力は実はこういう一面もあり、やっぱり恐いなぁなんて思いました。
そして、いじられる側としてそういう一面を見ると、『この人の中には攻撃性(その裏には、否定された悲しみとか、過去の経験の苦しみとかが必ずある)があるなぁ』と感覚として感じ取ったりもします。
こういう一面が出てくることって、過去に溜め込んできてるものがあれば、いずれ出てくるのは自然で…。
周りの人の力によって、こうして表に出てきたりするのだなぁと思いました。
メインよりも、その他になるほうが、注目も浴びないし、リスクも少ない。ある意味で、安全安心。
だからこそ、本音や本性が出て来る。
何かの時、『その他大勢』の部分に焦点をあててみると、人間の本質みたいなものが、垣間見えるような気がしました。そしてそれは、私も確実に持っている。
赤信号、みんなで渡れば恐くない。みんなと渡っているようで、個人は個人の想いがちゃんと出ています。
みんなで渡れば恐くないからこそ、『みんな』に流されて、結構自分がやらかしてないか?というのを、たまに意識してみたほうが良いかもしれない…なんて自戒の想いも込めて、書き連ねてみました。
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