ごりらの日記

今日は朝からアニメを見た。
お正月は何かと暇を持て余すので入ったサブスクで『ブラックラグーン』を見た。
高校生の頃、友達に勧められてみたブラックラグーン。
ハードボイルドで、クサい台詞と派手なクライムアクションが満載のアニメ。
久しぶりに見ても楽しめたけど、何か昔のようにワクワクはしないよう。

それでも、気になったキャラクターがいた。
『バラライカ』と呼ばれるロシアンマフィアの女ボスで、顔と身体に残る大きな傷跡が特徴的な元兵士という人物。
冷酷さと格好良さを併せ持つこのキャラクターが魅力的で、このアニメの中でも屈指の人気キャラクターであり、個人的にもとても好きなキャラクター。
少し前から、第二次世界大戦時にソ連兵として従軍した女性兵士たちの証言を集めた『戦争は女の顔をしていない』という有名な小説を買って読むことがあり、そのせいもあってこのキャラクターが特別気になった。

移動中時間つぶしに本を読むことが多いので、その小説も同じように読んでいたが、開いてすぐに読むのをしばらくやめてしまった、飽きたのではなく、凄まじくて読めなかった。
最初の数ページ読んでびっくりした初めての本だったような気がする。

そんなことから『バラライカ』というキャラクターを見ていたためか、どこか惹かれるというより、見るとショックな気持ちになってみていた。といっても可哀想だとか、悲惨だという訳ではなく、本で体験していたような言葉がバラライカの口からふと飛び出してきそうで、好きなキャラクターだからこそ、登場してくれという思いと、なるべくなら見たくないという二つの相反した感情をいだいて見ていた。

三が日になるともっと時間が出来るから、サブスクで何か見たりする時間も当然増えるのだけれど、高校生ぶりにみた『ブラックラグーン』は今でも面白さを感じるからこそ、見たいと思っても、昔と違うのは、その時にまた別の感情も生まれてくるという所だと今日思った。

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