「人に頼れない、相談できない」を克服する。

2023.11.30.のコラムでのテーマ「人に頼ることが苦手」https://kokotomo.com/347114は読んで頂けたでしょうか。

今回は「人に頼れない、相談できない」苦手を克服する4つのポイントを紹介したいと思います。

 

■ポイント1 頼れないはもったいない!「頼みごとをされると嬉しい」心理を理解する。

■ポイント2 その人へ依頼する理由を明確にすれば頼れないことなんてない。

■ポイント3 誰だって人を頼れなくて辛い!「自分だけじゃない」ことを知ろう。

■ポイント4 日ごろの積み重ねが「頼れない」を解消するコツ!

 

多くの生産性ある(仕事量が多い。器用な)人が評価されるというのが、世間一般の構造ですが、これには前提があります。世間では分業というものがあり、それぞれに対して役割が明確になっています。

例えば、「アナタはデザインしてね」とか「アナタは営業してね」とか「アナタはお金計算してね」とか「マネジメントしてね」など。明確になっていない場合でも、兼務という形などで自分がやるべき仕事ってあります。

この前提となる「自分の行うべき仕事」をいかに、スピーディーに、正確に、多くこなせるかで評価されるのが世間の構造です。しかし、普段の仕事で、あいまいな線引きの仕事や、他人に頼れないとか、相談できない、任せられない、頼みごとが苦手。などで「普段やらなくていい」「やってはいけない」仕事をやっている場面があります。そうすると、評価もされず、頑張っているのに「仕事が楽しくない、辛い」という心理に陥ってしまいます。

日本人の性格的なものもあると思いますが、人には役割があるので、辛くても良かれと思ってやったことが、実はそうではなかったりすます。

 

■ポイント1

頼れないはもったいない!「頼みごとをされると嬉しい」心理を理解する。

「人に頼れない、相談できない」と苦手意識を持った人は、きっと「あの人に、この事柄を任してはかわいそうだ」とか配慮したり心配に思うことがあるでしょう。しかし、その思いは「まちがっています」。頼む事柄が明確で、頼む人が間違っていなければ、依頼された人はどんなに忙しくても嬉しいものです。

例えば、逆の立場に立って考えて下さい。「アナタはどんな依頼をされると嬉しく思いますか?」「どんな依頼だと、その頼みごとを辛いと感じますか?」仕事を任されるということは信頼を得ている証拠です。仕事を依頼することを躊躇し、辛い気持ちになる必要はありません。

頼れない、相談できない人は、その苦手の壁を取っ払って、「頼みごとをすることは悪いことではない。」ということを念頭に置いてください。

■ポイント2

その人へ依頼する理由を明確にすれば頼れないことなんてない。

仕事は行う目的が明確でないと楽しくありません。仕事が辛いと思ってしまうと、仕事の大小に関わらず、その仕事をする理由・その人へ依頼する理由を明確に持てなくなります。頼みごとをする側も、される側も、楽しくない辛い時間を過ごすことになりかねません。そこで、頼みごとをする前に 5W2H を明確にしてみてください。

Why(なぜ) What(なにを) When(いつまでに) Who(だれが) Where(どこで(に)) How to(どうやって) How much(いくらで?金額は?)

例えば、「○○さん、月末までに、取引先の方へシステムの仕様の説明をしたいので、デザインの提案内容をまとめていただけますか?」「もしこの案件を発注いただいたら、△△万円程の案件になりそうです。お客様は、デザイン重視なので、この提案が大きな意味を持っています。一旦今週末に内容のレビューと思ってるので、よろしくお願いします。」

このような形で「いつまでにどんな内容を」と、明確にして依頼するとスムーズですし、頼みごとをされた方も悪い気はしないはずです。逆に明確にしないまま依頼してしまうと、依頼された側もどのように対応しなければならないのか考える必要が発生し辛い思いをさせてしまいます。

■ポイント3

誰だって人を頼れなくて辛い!「自分だけじゃない」ことを知ろう。

人に頼れない、相談できない、辛いと感じている人は大勢います。なにも人を頼れないのはあなただけではありません。問題を早く解決して適切に処理することも大切なので、自分のためにも頼る勇気を持つ必要があるのです。人に頼れない、相談できないと諦めて「自分でやろうとする勇気」よりも、「人を頼る勇気」の方が難しいです。

でも、一人で成し遂げられないような大きな事柄や、成功してきたメディアで派手に活躍している大企業の社長でも、一人で成功したわけではないのです。そもそも、そんな「独力で高い成果を上げた人」はほとんどいません。自分一人で成し遂げようと頑張っても、よほど能力が高くなければ成功を続けることはできないでしょう。ですので、難しいことであっても人を頼る必要がでてくるのです。

人を頼る、相談することは簡単ではなく辛いことですが、必要なことだと思ってください。そして、この「人を頼れない、相談できない、辛い」という思いをみんなが通ってきた道だということを知ってください。

■ポイント4

日ごろの積み重ねが「頼れない」を克服するコツ!

最後は「頼れない」を克服する基本的な姿勢のです。どうしても困難な事柄や、誰もが喜んで引き受けない辛いことを依頼しようとすると「頼んでも大丈夫かな」と心配になり、言いだせないことがあります。

例えば、その仕事が自分の苦手な専門分野で、1日、2日では身につかないことであれば、理解してみようとする姿勢や、日ごろの仕事に対する姿勢をそのように心がけることで、「○○さんの頼みごとであれば…」と辛い仕事であっても引き受けてもらいやすくなります。また、仕事への理解が少ない人に依頼する場合、まず自分で「やって見せる」ということも必要だったりします。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

自分から率先して行う姿が、「頼れない、相談できない」を解消し頼みごとをしやすくするのだと思います。

 

普段「頼れない、相談できない」を意識していなかった方にも、振り返るタイミングになれればと思っております。また「例え」として記述した内容が「仕事」でしたが、これを「友達」や「パートナー」に置き換えることで同様の答えが見つかります。

「人に頼れない、相談できない」苦手を持った人は、是非挑戦してみてください。頼みごとがしやすい環境を作ると、辛い不具合な出来事も解消され、楽に、楽しくなるはずです。

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