ちーの日記『松本サリン事件から30年』

 今日で、松本サリン事件から30年だそうです
 …30年、経つのかぁ…思い出すのです、あの日々を

 6月の長野県松本市の住宅地に、毒ガスが撒かれ多数の死傷者が出た 毒ガスはサリン
 時期的に、網戸にしてたんじゃないかなと思う

 警察の初動捜査とマスコミがまずかった
 被害者である男性K氏が疑われた 家から多数の農薬が発見されたから
 マスコミは今よりはるかにマスゴミだった
 完全に犯人扱い

 父もTVを観ては「早くこいつしょっ引け警察は何やってるんだ💢」なんて言っていたが、私はその横でなんか違和感と苛立ちを感じていた
 『農薬カクテルしてこんな事件が起きるなら、今まであちこちの農村でこんな事件が起きててもおかしくないんでは❓』

 だが当時はSNSもない 情報源はマスコミだけ

 戦時中ラジオから流れる『大本営発表』を祖父は「こんなの嘘だ」と言ったと
 祖父はラジオを改造して米軍が日本人向けに発信してた、降伏を促す放送を傍受していたらしい
 平成の世になって、媒体がテレビになっても、人々は『大本営発表』を信じていたんだなぁ…

 サリンといえば、戦時中731部隊が外国人捕虜で人体実験をして研究していた毒物、その731部隊が置かれていたのは満州国ハルビンだ、と先日知った
 父は戦前の満州国ハルビン生まれ、祖父は中国人捕虜の収容施設で捕虜の監視をしていたと父から聞いた
 ちょっと背筋が冷たくなる…
 いや、だから、そんな毒物が農薬まぜて作れやしないと、思うのだが…

 まぁ、松本サリン事件の翌年に地下鉄サリン事件が起き、オウムのいろんな犯罪が明るみに出てK氏に対するマスコミの対応も手の平クルーになったんだけど
 父はまだ言っていた
 「こいつだって悪いよ 家に農薬なんか置いてなけりゃ」
 まだ言うか…
 そんな父はその後起きた冤罪事件も
 「他に登場人物がいないじゃないか‼」
 とまんまとマスコミのミスリードに乗っかることとなる…あーあ…

 30年経ってもまだ被害者の方々にとっては事件は終わっていない、実行犯、教団教祖が逮捕され死刑が執行されても、亡くなった人は戻らないし障害を残してる人もいる(確かK氏の奥様もそう)

 都知事選の政見放送を聞き流しながら、そういえばオウム真理教も政党を作って選挙に出てたな…と思い出した
 あの頃は『なんか怪しい宗教』程度の認識しかなかったけど、とんでもない事件を起こしていた

 いま立候補している人たちにも怪しさ満点な人たちがなかなかにいっぱいいる いや、見てわかる怪しさなんてまだ可愛いもんだ まともな顔をして怪しからんことを考えてるのも人間だ

 いま情報の発信源はマスコミだけではなくなった マスコミも個人に対してかつてほどしつこく取材することはなくなった
 情報の選択肢が増えた時代…だからこそ、取捨選択を間違えないようにしたい…今は誰もが『個人攻撃』ができてしまう時代だから…

star今日できたこと♪

昨日は通院して、薬剤師さんと鬼滅の話して🤣100均で買い物 買おうとしてたものだけ買った! 目移りしなかった🌟 ネイルも可愛くできた💖 夜はちゃんと白いご飯炊いて、ヘルパーさんが作ってくれた肉味噌と一緒に、食べた 美味しかったねぇ 今夜もあるよ🍚
一日マイペースで過ごして、またお仕事 ちょっとだけ頑張ろうねぇ🍀

favorite読んでくれた人へのメッセージ

お読みくださり有難うございます
どうも事件ネタ好きな母の背中を見て育ったからか、こういう時は語りたくなってしまいます
マスコミが犯人扱いしてたけど手の平クルーはよくある事です 当事者はどんなに辛いことか…
ネットで気軽に情報発信できる今だからこそ、考えさせられます

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