同性の恋人がいる私から伝えたいこと

初めまして。
最近ココトモメンバーに参加させていただきました、蘭と申します。
まだ中学生ですが、少しでも誰かの力となれるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

私は今まで大きないじめなどを受けた経験も不登校になったこともありません。しかし最近、周りの人の悪意のない言葉で傷つくことがたまにあり、みんなに知って欲しいと思ってこの文章を書くことにしました。

(最初に書いておきますと、私はセクシャリティーについてはビアンよりのバイを自認していて、性別違和はありません。今は同級生の同性の友達とお付き合いしています)

普段使っている言葉

「レズ」「ホモ」「オカマ」
あなたは、そういった言葉を使ったことがありますか?これらは、当事者の方が自称するならともかく、他人を指して使う言葉としては差別用語の部類になります。

  • 「レズ」

これは女性同性愛者のことを指していて、「レズビアン」の略称です。しかし、ここでは省かせていただきますが歴史的な背景などを考えたときこの言葉はしばしば差別的な意味を含んで使われてきました。この言葉はまだ抵抗がない人もいるようですが、それでもたくさんの人が不快に感じています。
「レズビアン」と略さずいうのが1番無難だとは思いますが、「ビアン」という言葉もよく使われます(私も省略が好きなのでよく使っています…笑)

  • 「ホモ」

これは男性同性愛者のことを指しています。「ホモ・セクシャル」というのが男女問わず同性愛者を指す言葉としてあるので、語源はそこのようです。こちらも割愛させていただきますが、歴史的に考えて差別的なニュアンスを強く感じる言葉です。これは当事者で自称している人はあまり見ませんね…。
「ゲイ」という言葉に置き換えるのが1番良いかと思います。

  • 「オカマ」

これは私も正確な定義はわかりません。ずっとMtF(出生時の身体的な性は男性だが心の性は女性の人)を指す言葉だと思っていたのですが、女性的な雰囲気のあるゲイの人も指す、などと言っている人もいて…汗
また、この言葉は自称している方もいるようですが多くの人が差別用語として嫌っている言葉です。
少なくともこのような曖昧な言葉を使うより、「MtF」「ゲイ」などの言葉に置き換えた方が正確な情報を相手に伝えることができると思います。

 

セクシャルマイノリティーはどこにでもいる

「セクシャルマイノリティーなんてテレビの中だけにしかいない」という考え方を、本当にやめてください。ある調査によるとセクシャルマイノリティーは全体の7.6%。13人に1人だそうです。よく左利きの割合と同じほどだと言われますね。「テレビの中だけの存在」そう考え、周りの人はみな異性愛者だという前提で話をしている人に、たくさんの人が傷ついています。「公にしていないだけで隣にもいるかもしれない」そう考えて普段から態度に少しでも注意をしていただけると、とても嬉しく思います。

 

セクシャリティーを自認したばかりで悩んでいる方へ

「同性を好きになるから」「心の性と体の性が違うから」「恋愛感情を持てないから」
それは一見周りの人とは違うことかもしれません。でも、「自分はおかしい人間だ、普通じゃないんだ」そう自分を責めないでください。
もしかしたら誰かがそれを気持ち悪がるかもしれない。でもあなたの味方はたくさんいます。1人でどうにもならないなら、抱え込まず勇気を出して信頼できる人に相談して見てください。先生、友達、両親…周りの人がきっと、あなたを支えてくれます。

一時期私も悩んだことがありました。同じように悩んで欲しくない、周りの異性愛者と同じように「普通に」生きて欲しい。
そういう願いから、僭越ながらこのようなことを書かせていただきました。長文になりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

知識不足で間違ったことを書いているかもしれません。なにか気になることがあれば教えていただけるとありがたいです。

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コメント一覧

全2件
  1. schedule2017.05.17

    ぬい様
    コメントありがとうございます。
    私に抜けていた視点からのコメント、とても納得させられました。
    たしかに「マジョリティー」「マイノリティー」にはっきりとわけるものでもないですよね。
    性の形には色々な形がある、ということを理解し、「一般的にこうだから」を押し付けないようにすることが大事ですね…

  2. schedule2017.05.17

    ぬい

    その関係性や状態をどう表現するのが適当なのかというのはとても難しい問題かなって私は思います
    セクシャルマイノリティー
    そういうふうな呼び方も実は曖昧でマイノリティという表現もイマイチかなと私は思っています
    他人の“性”を理解することはとても難しいことだと私は思います
    ただ自分と違う“性の形”があるということを認めようと努力すること
    それを肝に銘じておくことが大切なのかもしれません

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