「完璧主義」と向きあう ー 前編

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近況報告

こんばんは。わしゅーです。もう1月も終わってしまいますね。1月は、年始のお休みがありますから、よけいに普段の月よりも、終わるのが早く感じます。2月も日数が少ないですから、あっという間に過ぎ去ります。3月は年度の入れ替わりの月で、せわしない感じになるので、こうして4月までの3ヶ月間は、実感としては非常に短く感じるものです。

このブログでは、しばらくの間、ご相談の中で出てくるキーワードを、取り上げて、ひとつひとつ深掘りしてみたいと思っております。今回は、前後編でお届けします。

完璧主義って?

さて、自分は「完璧主義」だと思う方は、いらっしゃいますか?

完璧主義はどんな意味でしょうか。辞書で引くと、以下のような意味とのことです。

物事に不十分な部分があることを許さず、不足や欠乏のない状態であることを求める考え方や性格などを指す表現。妥協を許さないさま、ほどほどの加減を知らないさま。ー 実用日本語表現辞典

この言葉は、最近は悪い意味で使われることが多い気がします。「彼は完璧主義だから、自分を追いこみすぎる」とか「自分は完璧主義だから、仕事をするのが怖い」とか。。

完璧主義について、Google Trendsの傾向を見てみました。おおよそ、2009年ごろから頻繁に検索されるワードになっているようです。不況が長期化し、2008年にちょうどリーマン・ショックがあったころですね。

Google Trends – 完璧主義

ちょうど日本社会が将来不安に陥り、会社などでも、従来の仕事とは違った、新しい挑戦をはじめたころな気がします。そんな中で、完璧主義というのが、あまりよくない習慣としてクローズアップされたのかもしれません。

完璧主義な人の悩み

完璧主義の人は、どんなことで悩むでしょうか。

  • 仕事の結果が間違っていないか、自信がないために、細かなところまで、本当に大丈夫か確認しないと気がすまず、聞かれた人を困らせてしまう。
  • 細かなところ、些細なことまで気がまわってしまい、仕事が遅く、融通が効かず、長時間労働になる。また、同じレベルを周囲にも求めて、仲間や同僚を困らせてしまう。
  • ゼロイチ思考になってしまい、100%うまくいかないなら、なにもしないほうがマシ、という考え方をしてしまうので、「うまくいくかわからないけれど、とりあえずやってみよう」という類の仕事ができない。

おおむね、こんなところではないかなと、思います。

完璧主義は、かならずしも悪いことばかりではありません。人の命にかかわる仕事、たとえば医療やレスキューなどでは、完璧主義でなければ務まらないことがあるでしょう。このような職種では、完璧主義はむしろ美徳になる。しかし、そうではない職種についている人や、学生などでは、むしろ邪魔になることがある。そういう意味では、性格とのマッチングの問題であるかもしれません。

完璧主義の問題点

さて、このような完璧主義が求められていない場合、完璧主義な性格の人は、それとどう付き合っていけばいいでしょうか。これについてはハウツー本がいろいろ出ています。いわく、ほどほどで我慢する癖をつけるとか、時間を区切って優先順位をつけようとか、そういう内容ですね。

しかし、わしゅーは、完璧主義にはもっと根深い問題があると思います。どういう問題があるか、ちょっと書いてみたいと思います。

問題① 視野が狭くなる

完璧主義をとる人は、何事も完璧にやらないと気がすみませんから、自分がやるべき内容を、狭く狭くしていこうとする傾向が強くあらわれます。

つまり「私のやるべきことはどこまでですか。それをハッキリ決めてください。」という態度になる。そして、一度それを決めてしまうと、それ以外のことをすることに、非常に消極的になることです。

仕事をしていると、目標が当初と変わってしまい、やることを軌道修正しなければいけないことが出てきます。しかし、完璧主義の人は、この軌道修正を非常にいやがるようになる。極端にいうと「目標が変わっても、私は当初決めたことを完璧にやります。それが役に立たなかったとしても、それは自分には関係ありません」という態度になってしまうこともあります。

問題② 自分への自信のなさが加速する

物事を完璧にこなすことは、大変な魅力があります。非のうちどころなく仕上げ、だれからも文句は言われない、非難されないことは、大きな安心感があります。

しかしこれが罠になる。自信の源泉を「仕事の出来」だけに頼ってしまい、自分自身への自信を育てることを、おろそかにしてしまう。こうなると、自分への自信は加速度的になくなっていきます。そうなったあとに、何かトラブルで仕事が完璧でなくなると、もう頼るものがなにも無くなっていて、非常に苦しむことになります。

問題③ 他人が嫌いになってくる

完璧主義が進むと、自分で自分のやる範囲を決め、その計画を完璧に立て、それをそのとおりに実行する、という行動パターンが定着してきます。

そこに、他人が「もっとこういうことをやってほしい」「ちょっと目標を変えたいんだけど」「このあいだ伝えた内容は間違いだった」と言ってくる。そうすると、他人が「面倒なことを持ち込む存在」にしか見えなくなってきます。なので、他人との会話を避けるようになってきます。

自分のことを気遣った態度をとってくれる人であれば、まだよいのですが、世の中そういう人ばかりではありません。ぶっきらぼうに言ってくる人もいます。そうなると、もうその人が嫌い、顔も見たくない、という態度になり、隠すことも難しくなってきます。そうすると、職場などでトラブルに繋がることも出てきます。

後編につづきます

ここまで読んで、思いあたるところはあったでしょうか。実は、これらは、わしゅーが若いころに陥っていた問題そのものでした。わしゅーも、完璧主義が強く、これらの問題で、ずいぶんと苦しんだ過去があります。

それでは、どんな風に完璧主義を脱却していったのか、次回の後編で、お話ししてみたいと思います。

→→後編

よろしくどうぞ

 

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