発達障害・・・「社会」と「障害」の関係について

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近況報告

みなさんこんばんは、わしゅーです。ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。

私は、ひさしぶりに実家に戻りまして、旬のおいしい食事をいただいて、落ちついた毎日を送ることができました。

ここのところ、夜に、あまりしっかりとした睡眠をとれていなかったので、食事以外は、ほとんど昼寝をしていたように思います。

だいたい、いつも、「そろそろなにかしようかな。。」というくらいまで回復してくると、連休は終わってしまうのですが。。

発達障害

さて、掲示板相談を拝見していると、「自分はASDではないか」「自分はADHDではないか」というような悩みを抱えておられる方が、多いことに気付きます。

  • ASDは、”Autism Spectrum Disorder”の略で、日本語では「自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)」と呼ばれます
  • ADHDは、”Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder”の略で、日本語では「注意欠如 / 多動症」と呼ばれます

社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が偏る、あるいは年齢あるいは発達に不相応に、不注意、落ちつきのなさ、衝動性などが出るもので、これらの症状は、一括して「発達障害」と呼ばれています。

厚生労働省のホームページによれば、発達障害とは

発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。

とされており、おもに、子供の発達過程において生じる問題であるとの認識が示されています。

しかし最近は「大人の発達障害」という言葉により、大人になって、より高度で複雑なコミュニケーションが要求されるようになると困難を抱える場面が出てきて、そこで初めて発達障害と診断されるというケースも注目されています。

ちなみに「発達障害」というワードをGoogle Trendsで検索してみると、2004年以降、一貫して注目度が上がっている言葉であることがわかります。

Google Trends – 発達障害

「障害」とは何か

さて、発達障害とは、なにが「障害」なのでしょうか。

ちょっと調べてみたところ、医学の用語としては、”impairment”と”disability”の両方の意味があるようです。

・impairment : 〔人の〕機能(的)障害◆精神または身体の一部が損傷して正常に機能しない状態◆
・disability : 〔身体的または精神的な障害による〕無力
上記はいずれも 英辞郎 on the WEB より

impairmentというのは、何かが機能しないことで、disabilityというのは、そのことによって、何かをすることができない(無力)ということです。

「発達」というのは、端的に言えば、大人になるということです。それが「障害」しているということは、大人になれていない、つまり、大人として社会に参加することができない(無力)、ということなんだと理解できます。

身体障害、知的障害、発達障害

「○○障害」という言葉は、発達障害の他にもあります。「身体障害」「知的障害」など。

これらの言葉を並べてみると、発達障害という言葉がなぜ生まれたのか、見えてくるように思います。

身体障害

目が見えなかったり、手が動かせなかったり、足が動かせなかったりすることにより、普通の社会生活が送れない。

知的障害

複雑な事柄やこみいった文章・会話の理解が不得手であったり、おつりのやりとりのような日常生活の中での計算が苦手だったりすることにより、普通の社会生活が送れない。

発達障害

興味や活動が偏る、あるいは年齢あるいは発達に不相応に、不注意、落ちつきのなさ、衝動性などが出ることにより、社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない。

「発達障害」が問題になるまで

人間は、有史以来、じょじょにその社会を発展させてきました。その発展の中に「○○障害」をあてはめてみると、社会の発展とともに、「障害」が増えてきたのではないか、と考えさせられます。

  • 人間が、狩猟や農業、手工業などの単純労働によって、日々の糧を得ていた時代は、身体に障害を抱えた人が問題だったので、「身体障害」という言葉が生まれた。
  • 次第に、人間は、高度な科学技術を手にして、日々の労働も、高度な知的作業を必要とするようになり、長期間の学習が必要になって、学校ができた。そうすると、今度は、勉強についていけない人が問題になったので、「知的障害」という言葉が生まれた。
  • そして、現代。人間は、インターネットを構築し、日々の労働において、大勢の人とのコミュニケーションによる協働を必要とするようになった。そうすると、身体に障害はなく、勉強にも問題はなかったのに、コミュニケーションがうまくいかなくて、仕事ができない人が問題になり、「発達障害」という言葉が生まれた。

人間の社会が高度になっていくたびに、その枠にはまらない人というのが「障害」というカテゴリーに組みこまれていっている、という風に考えることができます。

社会が障害を産み出している??

人間の社会が高度になると、新たな「障害」が産み出されていく、、というのは、いささか物事を簡単に考えすぎかもしれませんが。。。

人間は、幸福を求めて、社会を高度にしているはずですが、それによって、大勢の人が「障害」で苦しむことになるとしたら、、いったいなんのための社会か、何のための高度化なのか、、という気にもさせられます。

はたして、人間は、本当に進歩しているのか、社会は、本当に高度になっているのか、考えてしまいますね。。

 

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