「いつか住みたい家」について思うこと

ココトモメンバーになってから数ヶ月。
初めてコラムを書いてみようと思います。

先日私は夫と一緒に友人夫婦の家に遊びに行きました。
自分たちで考えて建てたマイホームだそうで、とっても素敵なお家で、素敵なだけではなく木の落ち着いた雰囲気や家の構造などが私が子供の頃に憧れていたようなものでした。

楽しい時間を過ごしながら「いつかこんな家に住みたいな〜」となんとなく思ったのですが、ふと「いつかっていつだろう?」と考えました。

例えば中学生の時。旅行先で訪れた場所を見て「将来こんなところに住みたいな〜」と思ったり、ドラマを見て「将来こんな仕事をしたいな〜」と思ったり。
あるいは大学に入って忙しくしている時に「こんな勉強もしたい」「いつかあんなこともやってみたい」と思ったり。
その時はまだ「いつか」がすごく遠かったし、「その時がくればできる」あるいは「その時にならないとできない」というようなものばかりでした。

でも今はちょっと違います。
今は実際に働いていて自分で決めた場所に住んでいるので、別の場所に住みたかったら場所を探さなければいけないし、家を建てたかったらお金を貯めなければいけません。
何か勉強したいことがあったら、「やりたいな」と思うだけではなく実際に始めなければいけません。
「いつか」はいつの間にか「今」になっていたのです。

最初はちょっと不安になりました。
「もう子供の時のように夢ばかり見ているわけにはいかないんだ」「今やらなきゃいけないんだ」と。
でも落ち着いて考えてみたら、別に不安になる必要もないし、焦る必要もないと思えるようになりました。

もし本当に自分の家を建てたいなら、今からでも遅くはありません。貯金を始めればいいんです。
現実的に考えてどうしても難しいとなったら、じゃあどうやったらあの家に近づくかな?と考えればいいんです。
今の家で広さや高さを変えることはできなくても、例えばちょっと家具の位置を変えるとか、小物を置いてみるとか、あるいはキレイに片付けて居心地よくするだけでもちゃんと”素敵な家”にはなります。

焦らずに「この先どういう家に住みたいだろう?」と落ち着いて考えてみたら、また別のことを思いつくかもしれません。
「いつか」ではなく「もしかしたら」と考えてみると、今のことも将来のことも気負わずに考えられそうな気がしました。

マイホーム一戸建てには憧れがあるけれど、不便なことや自分にとっては不都合なこともたくさんあります。
まずは今住んでいる家、普段生活している部屋を素敵なものにしようと思いました。

それからもう一つ。
「想像する」っていうことも、とっても素敵なことですね。
「もし別の人生を送ることになったらこんな家に住んでみたいな」なんて、そんな風に想像するのも楽しいです。
もしかしたら「想像なんてつまらない!」「実現しないなら意味がない!」と思う方もいるかもしれません。もちろんその場合はその感覚を大事にすればいいと思うのですが、私は本や映画でフィクションを楽しむように、自分の理想や憧れを想像して楽しむことも、素敵な時間の過ごし方だと思っています。
そうやって想像して、少しでも何かを実際の生活に取り入れることができたら、それはとっても素敵なことなんじゃないかなあと、思います。

理想と現実、やりたいこととできることの間で苦しむこともあると思いますが、そういう時に少しでも気持ちが楽になるよう願っています。

お読みいただきありがとうございました(^^)

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コメント一覧

全2件
  1. schedule2023.07.12

    000000069354

    素敵なコラムでした。読めてよかったです。ありがとうございました。

  2. schedule2023.07.12

    れい

    はじめまして。
    昔思い描いていた「いつか」が、「いま」になり、段々とリアルになっていく感覚、とても共感を覚えました。
    私自身、思考は割とリアリスト寄りなので、年齢を重ねる毎に、学歴や経歴、今していることなどから「これをしてる私ってありえないな」と無意識に思ってしまうことや、決めつけてしまうこともあります。
    その中で、理想や想像の世界をイメージしていくこと、それを楽しむ気持ちは忘れないようにしたいですね。

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