読書習慣をつけて人生を豊かにしよう

読書、しますか?

「活字離れ」なんて言葉もありますが、私は小学校四年生のときに『少年は戦場へ旅立った』という本に出会ってから読書が大好きになりました。
夏休みにせっかくお婆ちゃんお爺ちゃんに会いに福岡へ行ったにもかかわらず窓際のロッキングチェアーに座って一日中本に没頭していたのはいい思い出です(笑)。

高校生のときは本を借りすぎて卒業のとき司書さんに「私が司書やってた中で一番本を借りた生徒だよ」と言われました。笑
何度紙袋をお借りしたことか…。

しかし、読書をしない人が増えているのも事実。実際に私のまわりにも「活字を読んでると眠くなる」「読書よりドラマ観てたい」なんて人が少なくありません。
もちろん無理にしなくちゃいけないものではありませんが、読書には様々な「嬉しい効果」があるのです。そこで今回は「読書をすることのメリット」「読書初心者にオススメの作家さん」「読書を習慣づける方法」の三つを紹介したいと思います。

読書をすることのメリット

実は読書には、多くのメリットがあります。今回は、その中の6つを紹介します。

1.自分が体験できないものを疑似体験することができる

小説や有名人・スポーツ選手などのエッセイなどは、その本の中に登場する人物の人生を疑似体験することができます。

私はお医者さんにも吸血鬼にも中学二年生の男子にだってなれてしまうのです。

登場人物が葛藤するシーンではその揺れ動く心を感じることができるし、「ただ生きているだけでは知らなかったこと」もたくさん学ぶことができます。例えば「最上の名医」というマンガをご存知ですか? タイトルから分かるかと思いますが、医者が出てくるお話です。小児科というひとつの舞台の中で、さまざまな病と格闘する子どもたちが出てきたり、医者ひとりひとりの生き様をのぞくことが出来たり・・・それって、どんな人でも体験できることではありませんよね。(ちなみに私はマンガ・絵本・写真集・詩集なども「読書」だと捉えています)

でもそんな「ごく限られた人しか体験できないこと」を体験させてくれる(想像させてくれる)のが、読書の最大の魅力ではないでしょうか。

2.語彙力がアップする

語彙力というのは、ざっくり言えば「言葉の意味を正しく捉えたり」「適切な言葉で表現したり」する力のことです。

本の中には、当たり前ですがさまざまな言葉が登場します。時代や場所、著者の生きてきた環境・価値観によって、同じような意味の言葉でも細かく違ってくるのです。

本をたくさん読めば読むほど、自分の中には「言葉」が積もっていきます。そして自分が何かを表現したいと思ったとき、その積もった言葉たちを組み合わせることで「表現」ができます。もちろん言葉を吸収するのは読書だけではありませんが、知らない言葉は使えません。

知らない英単語を言われても意味が分からないのと同じように、日本語だって知らなければ使えないのです。

他にも、「比喩」という表現のしかたがありますね。比喩というのは、簡単に言えば「まるで木々が悪い噂でもしているかのように、一斉にざわめいた」みたいなやつです。まるで~とか、なんとかのようだ~とか。自然を人に例えたりものを動物に例えたり、感情の揺れ動きを自然に例えたり。これだって、「言葉を知っている」という基盤があって初めて成立するものです。

本にはさまざまな種類がありますが、特に小説はこの「比喩表現」がわりと多いです。何かに例えて想像する、ってところでしょうか。これが身につくだけでも、自分の気持ちを伝えるときにより深く、相手に伝えることが出来る気がします。

3.相手の言葉の意味や気持ちを想像する力がつく

上にも少し書きましたが、小説には「直接的な表現」だけでなく「間接的な表現」があります。例えば雨を降らせることで不吉なものを予感させたり、直接「悲しい」「怒っている」などの言葉を使わずに人物がどう感じているのかを想像させる、というものです。

「縫い目のほつれた茶色い野球ボールを握った少年」と言うだけで、その少年が野球が大好きで練習に打ち込んでいることが伝わってきませんか? 「不合格の文字が刻まれた紙を握りつぶした拳が壁に打ち付けられた」と言うだけで、その人物がなにか受験などに失敗してすごく落ち込んで怒っていることが伝わってきませんか?

私たちが日常を生きている中で、相手が直接「悲しい」「怒っている」などと言ってくれることは多くありません。しかし私たちは、相手の感情を察して、想像して、励ましたり褒めたり抱きしめたりすることができます。

何故でしょう?

それは「想像する」ということができるからじゃないでしょうか。

もちろん普段の会話や人との繋がりから養われる部分もあるけれど、本を読むことで、その中にある言葉を紐解いていくことで、この「想像する力」は少しずつ養うお手伝いができるのではないかな。

4.時間/場所/人数を問わない生涯続けられる趣味になる

「生きているかぎり続けることのできる趣味」というのはとても貴重なものです。
たとえばスポーツは、種類にもよりますがある程度の「体力」「空間」が必要ですよね。けれど読書は、場所も人数も本人の能力も時間も問いません。

文庫本一冊なんてせいぜい150グラム程度。バッグの中を占領してしまうこともありませんし、大きめのリュックならもしかすると外ポケットに収まってしまうんじゃないでしょうか。

そう考えると、外に出かけるついでに文庫本を一冊手に取ってみようか、なんて思いませんか?
今は図書館や古本屋も充実していますから、ぜひ住んでいる地域や働いてる場所の近くにある図書館へ足を向けてみてください。

また、読書をいくらやっても「この世の本を読みつくす」ということはできません。あなたが読むよりももっとずっと多くの本が毎日世に出ているからです。
となると、無論「生涯続けられるもの」になります。いくらやっても終わらないんだから。

年に100冊読んだとしても80歳まで生きて7000冊くらいです。
たった7000冊。されど700冊。その700冊には、それぞれ作者の魂が宿っています。
作者の頭の中に住んでいる住人たちの日常を切り取ったものだったり、作者本人の半生を文字にしたものだったりとさまざまですが、7000もの魂のかけらを拝見することができるんです。
わくわくしてきませんか!?笑

5.表現力がアップする

本には、当たり前ですが文字があります。
そして文字というのは、あつかう人によって姿を変えます。

「読書好きな少女」というのを表現するのに、そのまま「毎日なんらかの本を読んでいる女の子」と言う人もいれば「通学途中に文庫を読んでいたことが原因で交通事故に遭ったことが何回もある」と言う人もいれば「帰宅した姉が部屋にいくとき、自身の中指をしおりのように本に挟んでいた」と言う人もいます。

自分ひとりがもっている言葉の数なんてたかが知れているし、なにも見ずに書いた文章はすべてなんらかの共通点を持っているはずです。
例えば私なら、「もちろん」「中には」などと言った例外を示す表現がよく出てきます。「もちろんこれに当てはまらない人も・・・」とかね。
それは当てはまらない人に向けてのフォローだったり当てはまる人への「こういう人もいるからね」っていうメッセージだったりするのですが、ともかくこういう風に、人には「文章のクセ」というものがあるのです。

自分の文章のクセを正しく把握していれば「この表現はついさっきをもやったから辞めよう」とか「ここは協調したいからいつもよりストレートな表現にしよう」とか、自分のクセにあった文章作りができるようになるのです。

そして、まわりの人の文章のクセが分かれば「この人のここに共感したのはこういう書き方だったからかも?」とか、あれこれ考えることができるようになります。

そういうことを繰り返していくことで、より、自分の伝えたいことを相手に伝えられる文章に近づけられるのではないでしょうか。

人の本を読むことで、自分の表現力もあがるなんて、不思議な話ですね。

6.知識がつく

考えてみれば当たり前な話なんですが、本を読むと知識がつきます。
それは別に勉強のテキストとかビジネスの参考書とかだけではなくて、小説や写真集、詩集、絵本など、なんでもあてはまります。

たとえば私の愛読書のひとつに『レインツリーの国』という本があります。有川浩さんの書いた小説です。
この物語のヒロインは、聴覚障害をもっています。生まれたときは音がきこえていたのに、あることをきっかけとして、突然音を奪われてしまいました。

この本を読んで、私は「聴覚障害の人が本当に求めている(かもしれない)こと」を考える機会をもらえたり、「聴覚障害にも様々な種類があること」を知れたり、いくつものことを教わりました。
しかし私は、この小説を「障害について知るための本」だとは思っていません。
とっても不器用でとっても可愛いヒロインと、とっても器用でとっても素直な主人公の「恋愛小説」だと思っています。

このように、ものが恋愛小説だろうと、青春ドラマだろうと、ノウハウ本だろうと、エッセイだろうとなんだろうと、そこからなにかメッセージを受け取ったなら、それは「知識が増えた」ということなんだと思います。「知恵がつく」と表現した方が適切かもしれませんが。

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読書初心者にオススメの作家さん

さて、読書をすることのメリットを6つばかし紹介しましたが、どうでしょうか。読書に興味は湧いてきましたか?
ちょっとは読んでみてもいいかも……なんて思ってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
でも、普段読書をしない人にとってなにが一番難しいって「本選び」じゃないですか?
本を読んだ方がいいのは分かってるけど、夏目漱石とかはとっつきにくいというか……みたいな。読書にはまり始めた頃の私も、同じようなことを考えていました。

結局私は表紙が綺麗とかタイトルが可愛いとかの理由で直感を駆使して本を読み漁ったのですが、その中でも特におすすめだと感じた2人の作家さんを紹介したいと思います。

1.有川浩さん

私が読書の話をするときには必ずといっていいほど出てくる作家さんです。
漫画化・アニメ化・ドラマ化・映画化されている『図書館戦争』などが有名でしょうか。他にも自衛隊三部作『塩の街』『海の底』『空の中』や最近映画化で話題の『植物図鑑』など、魅力的な小説がありすぎてもう選びきれないのですが、特に読んでほしいのは、『レインツリーの国』です。

有川浩さんの小説はどれも「どんだけ取材してんだーいっ」て感じるくらい詳細までていねいに描かれていて、もう、読み始めたら目が離せません。どの作品ももう読み返しすぎて、高校時代の司書さんに「有川さんの本入荷しといたよ」と声をかけられるほどでした。

その中でも特に『レインツリーの国』をおすすめするのは、3つの理由からです。

まず、とにかく薄いです。書店さんなどで見たらビックリするかもしれません。だから「長編を読んでいると前の方のストーリーを忘れちゃう……」なんて方でも大丈夫なんです。
そして「恋愛」がテーマであること。もちろん好き嫌いがあるとは思いますが、恋愛は今も昔も変わりません。例えば、日本最古の文学作品とされる『万葉集』の中にも、多くの恋愛に関する短歌が登場します。昔も、今も、人々が共通して話せるテーマのひとつが「恋愛」なのです。
3つ目は、「シーンの切れ目が分かりやすい」ことです。『レインツリーの国』には、ヒロインと主人公がメールでやりとりをするシーンと、実際に対面している人同士が会話するシーンとがあります。
通常、こういった場面の転換などがあると、読み慣れていない人は「ん?」と詰まりがちなのですが、『レインツリーの国』ではご丁寧に、フォントや文字の大きさが変更されているのです。
そのため、普段読書をあまりしない人でも、物語の展開に置いていかれることなく読み進めることができます(*´`)

2.あさのあつこさん

2人目はあさのあつこさんです。
私は小学生の頃「こどもチャレンジ」をやっていたのですが、その付録にあさのあつこさんの小説が載っていました。そのときは挿絵付きのごく短いものでしたが、あさのあつこさんの言葉は、子どもでも十分に理解して物語を楽しめるくらいやわらかいものばかりなのです。

そんなあさのさんの作品で特におすすめしたいのは『晩夏のプレイボール』です。以前紹介したことがあるかもしれませんが、野球にかかわる人たちの日常をあつめた短編集となっています。

野球を諦めるしかなかった人。挑むことさえ許されなかった人。その頂点に立った人。
それぞれの葛藤や物語が、あさのさんのやわらかい言葉で綴られています。

短編集なので好きな物語から読み始めることも可能ですし、ぜひ読んでいただきたい一冊です^^

読書を習慣づける方法

さあ、ラストスパートです。
読書に興味が湧いて、読みやすい(らしい)作家さん・作品を知りました。もうこれでいつでも読書ライフを始められますね(´▽`)

最後に鷹れんなりの「読書を習慣づける方法」を紹介して、このブログを絞めたいと思います。

1.好きな作家さん・ジャンルを知る

なによりも大切です。
上ですこし書きましたが、人には「文章のクセ」があります。それと同時に「文章の好み」もあるのです。
たとえ全くおなじストーリーの作品だとしてもAさんのはするっと読めて心に沁みたけど、なんだかBさんのはしっくり来なかった、なんてことは当たり前に起こりうることです。

私がどれだけ「有川浩さんはいい!」「あさのあつこさんオススメ!」と書いたところで、あなたにとってこの二人の文章のクセが合わなければそれまで。「次の出会いをさがしましょう」とするしかなくなってしまいます。

だから、自分にとって合う人・作品をがんばって探してください。
コツは、「一冊に固執しすぎないこと」。
だいたい5ページくらい読むと、頭では理解できなくても、心が「これは好き」「嫌い」と選別してくれる気がします。その時点で「なんだかこれ読みにくいなぁ」なんて思ったら書棚に戻してしまいましょう。
無理して一冊を読むよりも、好きな本を何冊も読んだほうがずっと価値があります。

2.読書の記録をつける

私は読書をする度に、読書の記録をつけています。
簡単に言うと、本のタイトル・読んだ日付(一日で読み終わらなかったらその日に読んだページ数)・印象に残った言葉・その本の中で紹介されていた本などを、ポケットサイズのちいさなノートに書いていくのです。

これをしておくと、ふと読み返したときに「この作家さんの本が多いかも」「印象に残るのはあのテーマに関することが多いなぁ」など、自分の好きなジャンルがすこしずつ見えてくる気がします。
「これだけ読んだ!」という達成感にもつながりますし、同じ本を二度読んだときには感想を比較して自分の中に起こった変化を見ることもできます。

そう何分もかかることでもないので、ぜひ試してみてください(*´`)

3.1日に多く読もうとしない

なにか物事を続けるのに一番大切なのは、それを「義務」じゃなくすることだと思っています。
義務だと感じるとどうしても「やりたいくないのに」となってしまいがちですし、それじゃ楽しくありませんよね。
仕事や勉強ではある程度仕方のないことかもしれませんが、読書は(勉強するための読書は別として)あくまで趣味の範囲です。

趣味が義務になってしまっては、もうリラックスできる時間はなくなってしまいます(;;)

だから、疲れた日やなんとなく気分ののらない日には無理に読書をする必要はないのです。自分がやりたいと思ったときに、読みたいと思った本を、読みたいだけ読んでください。

最後に

読書が好きだなんだと言っている私ですが、実は最近はあんまり読書ができていません(;ω;)
理由は「生活のゆとりのなさ」。大学やボランティアが忙しくて、プライベートな時間が少なくなってしまっていました。

ですが、夜の30分や通学電車の30分を読書や趣味に費やすことは難しいことではありません。(試験前にはこの時間が勉強になったり疲れると睡眠時間になったりするけれど、そこはゆる〜くいきましょう)
私は一冊一冊をじっくり3周するような読み方をするので1ヶ月の読書数はそんなに多くありません。
それでも、チリも積もれば山となるもので。

日常の中で「やらなきゃいけないこと」はゼロとは言えません。「やりたいことのためにやらなきゃいけないこと」ならまだいいけれど、「やりたくないのにやってること」はしんどいものです。それでも、辞めるほうがかえってしんどいからと続けてしまうときもあります。

そんな日常の中に、30分でも、15分でも、たった5分でもいいから「自分の“好き”に費やす時間」をつくると、ちょっとずつでもエネルギーを生み出せるんではないのかな。
メリットだなんだと言ったけど、結局私は読書が好きだからしているだけですし(笑)。
皆さんにも「自分の“好き”に費やす時間」ができたらいいなぁ。

鷹れん

このブログを書いた人

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数学をこよなく愛する大学二年生。 小学校2年生、はじめていじめを受けました。 中学生になってからもいじめられて、はじめて不登校になりました。 不登校になってから、家にも居場所を失いました。 「助けて」と言えなく...

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全1件のコメント

  1. オハナ 2016/04/26 18:31

    植物図鑑を1日で読んでしまったオハナです。ハマると一気に読んでしまうクセがあります。植物図鑑みたいに本にハマったのは本当に久々でした、映画化楽しみです〜♡凄く良いストーリーで2週間読み直してます♡

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