本音を言えない人へ ~好きなものを好きだと言える第一歩~
visibility7,378 edit2016.02.15
ココトモと出会い、色んな方とお話しする機会が増えてきて、思ったことがあります。
それは、本音を言えずに我慢している人が多いということです。
「嫌い」だとか「それは嫌」とか否定的な言葉はもちろん言いづらいですし、嫌われてしまうかも、と臆病になってしまうものですよね。
でも、圧倒的に多いなぁと思ったのは、むしろ好意的な気持ちを言えない人が多いということ。
意外なようで、意外ではないけれど、否定的な言葉よりもむしろ好意的な言葉の方が自分の気持ちを本質的に表しているようで、自己開示しにくいのかな?と思いました。
確かに、自分は好きでも相手はそうじゃなかったらどうしよう…とか、
「好き」って伝えて距離を置かれてしまったらどうしよう…と、自分が相手を本当に好きだからこそ、悩んでしまいますし、ため込んでしまうものですよね。
これは異性同士の恋愛、同性への恋愛感情、友人関係…どれにでもあてはまるものだと思います。
でも、「好き」って言って、相手からも「好き」って返ってきたら、自分の悩みも一気に吹っ飛びますし、何よりもすごく幸せになれますよね。
ですが、その分、最初の一歩がなかなか踏み出せないものです。
好き!好き!だーいすき!!私が素直になったきっかけ
こんなことを書いていますが、私も実は自分の気持ちを言うことがすごく苦手でした。
高校の頃までは本当に人見知りで、友達にすらも好意的な言葉を言わずに、自分のことをあまり話せずにいました。
それでも分かってくれる友達はいましたが、それは本当に少数で、高校時代は「何を考えているのか分からない」「怖い」という印象を持っていたクラスメートも少なくありませんでした。
そのままで良いなんて思いませんでしたが、自分をなかなか変えることができず、分かってくれないなら良いやと半ば諦めていました。
そんな私を変えたきっかけは、ある一人の女友達との関係からでした。
彼女とは高校一年生のときに出会い、最初はあまり話していなかったのですが、彼女が私を必要とするようになり、一緒にいることが多くなりました。
その時はあまり自覚はなかったのですが、私は彼女に友達というよりも、恋愛感情を持っていました。
すごく好きでたまらなくて、一緒にいられることがうれしくて、彼女がクラスメートの中でも一番に私を選んでくれたことが何よりも幸せでした。
しかし、その一方で複雑な気持ちがありました。
今であれば、「セクマイ」の自覚もありますし、自分の気持ちをコントロールできたと思うのですが、彼女が他の友人と話している姿がたまらなく嫌で、嫉妬の感情が徐々に強くなりました。
さらに当時の私は素直に自分の気持ちを言えなかったので、彼女に対して、冷たい反応ばかりしていました。
彼女が私の席に来て楽しく話してくれる姿や、私を「好き」と言ってくれることに素直になれず、むしろ、彼女のことなんかどうでもよいという態度をとっていました。
そんなことが続いたある日、彼女からこう聞かれました。
「葉音は私のこと、嫌いなの?」と。
そう聞かれるということは、彼女は私の気持ちが分からず困惑していたということなのですが、馬鹿な私はこう答えました。
「別に」って。
そう言われたら、誰だって嫌われていると思いますよね。
彼女は悲しげな顔で、徐々に私を避けるようになり、高校三年生の時に、私の前から姿を消してしまいました。
悔やんでも遅かった。
もっと友達として、素直に接してあげればよかったと思いました。
でも、後の祭りです。
彼女とはそれから一切連絡もとれず、本当の気持ちを伝えることもできませんでした・
もっと彼女と楽しく話したかった。
好きなら、もっと彼女の喜んだ顔を見たかった。
でも、もうできない。
後悔ばかりが残りました。
泣いて泣いて、悩んで、また泣いて…。
しばらく心の整理がつかなかったのですが、その時に心に決めました。
後悔するくらいなら、素直な気持ちを伝えようって。
いなくなってからでは遅い。思ったときに行動しなきゃ駄目なんだって知りました。
もう彼女と連絡をとることはできないのですが、今でも思います。
もし、今会えるなら、彼女に謝りたい。
でも、「もしも」は叶わない淡い期待なのです。
だから、彼女のように悲しむ人を作らないように、そして自分が後悔しないように、関わりたいと思った人や好きだと思った人には積極的に話したり、連絡先を交換するようにしています。
だって、もう会えなくなったら嫌だ。
好きな人に好きって伝えられないのは嫌だ。
伝えない、関わらないことは、相手にとっても自分にとっても良くないんだって知ったから。
その経験があったからこそ、今の私がいると思っています。
☆後日談☆
好きな人には「好き」と伝える!
関わりたい人には積極的にアプローチする!
そう決めた後の友達からの私の印象は、「ナンパ師」「チャラ男」です(笑)
可愛いと思った人にはすぐに可愛いと言ってしまうし、基本的に話すことが好きで色んな方と関わりたいと思っているので、知らない人にも積極的に話しかけた結果がこれです。
でも、昔の私よりも遥かに今の私の方が好きだと言えるし、なんだか生きることがすごく楽になりました。
私のように、そんな極端なことでなくていいんだと思います。
身近な人に「好き」とか「ありがとう」と伝えるだけでも良いんです。
それだけでも、生きることが少し楽しくなるかもしれないですし、今まで見えてきた世界よりもずっと生きやすく思えるかもしれません。
読んでくださってありがとうございます。
共感してくださる方、関わってくれる方、大好きです。
一緒に、初めの一歩!していきましょう!!
葉音
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