新たな環境に飛び込む人へ
edit2016.03.29 1,771
こんにちは、やっさんです。
この春、新たな環境に飛び込む方も多いと思います。
僕も来月から新たな職場で働きます。
今日は職場や仕事について、僕なりに掘り下げて書いてみようと思います。
特に僕のように新たな仕事に就く人にとって、このブログが新たな環境に飛び込む前に感じる不安や葛藤と冷静に向き合うきっかけになれば幸いです。
先日、僕は「この世にたやすい仕事はない」という本を読みました。
その本を読んでいて、「調子が良くない人は、やりたい仕事ではなくやれる仕事をやってみて、仕事と自分との関係を建て直すといいのではないか」と思いました。
僕は去年の12月から今年の2月までの3ヶ月間、働くことができなくて、ずっと気持ちが沈んでいました。
特にこの3年くらいは短期間で仕事を変えていたので、「次の仕事もすぐに辞めてしまうのではないか…」という大きな不安を抱えていました。
3月になって少しずつ調子は上がってきましたが、今も気持ちがモヤモヤしていて生きづらさを抱えています。
そもそも僕は働きたくないですし、世の中の大半の人は働きたくないと思っているのでしょう。
それでも、働かないより働いた方が、孤独にならずにいろんなものが安定してくるので、僕は4月から再び働くことにしました。
僕は4月から始まる新たな仕事を、「やりたい仕事ではなくやれる仕事。注目される仕事よりも地味な仕事。エネルギーに満ちていて活気のある職場よりも穏やかで落ち着いている職場」という観点で選びました。
面接を受けていて、「この職場で地道に働きたい」と思い、その後運良く採用となりました。
世の中には、自分がやれる仕事に就いて楽しそうに生きている人もいれば、自分がやりたい仕事に就いたけれど自分と仕事との距離感や人間関係に苦しんでいる人もいます。
ということは、やりたい仕事が見つからなくても大丈夫だということです。
人は夢や目標がなくても、仕事をして生きていくことができます。
やりたい仕事で食べていけたら素晴らしいです。
ただし、やりたい仕事よりもやれる仕事の方が、お金を稼げることが多いです。
先日、ある人に「自分のやりたい仕事や自分に合う仕事ばかりに目を向けていると、苦しくなってきてじり貧になっていくことが多い。自分に合う仕事ではなく、自分が仕事に合わせた方がいい。そもそも仕事は辛いものだから」というようなことを言われました。
また別の人は「仕事内容との相性はあると思う。私は営業の仕事をしていて自分に合っていると思うけれど、私に製造の仕事は合わないと思う」と話していました。
最初から自分を出すことよりも、まずは自分が合わせる。
強い意志や目標よりも、適応力や柔軟性を大切にする。
そのように思っていると、仕事や職場と程よい関係が築けそうです。
また、節目で自分の個性に合った働き方を考えること。
人によって、自分に合う仕事内容や環境は違います。
自分を理解するためには、まずは自分がやってきたことにきちんと向き合うことが大事です。
それと、自分の中だけで完結しようとせずに、いろんな人に出会うといいと思います。
日本は良くも悪くも仕事や職場との距離が近くて、曖昧な感じを認め合うところがあります。
日本人は職場の上司とお酒を飲みに行けますが、イタリア人は仕事が終わった後に上司とお酒を飲む日本人が理解できないと言います。
「自分を評価する上司と仕事以外の時間に交流することは理解できない」ということです。
日本人がイタリア人の考え方に染まるのは難しいですし、どちらが良くてどちらが悪いというのは言えません。
ただし、日本の職場環境や仕事のことで苦しんでいる人は、仕事や職場と一線を引こうとする意識を持っておくと、自分を守れるようになると思います。
今までの僕には、仕事や職場に期待しすぎてしまって苦しくなったことが何度もありました。
新たな職場では、適度に割り切りながら、無理のない範囲で自分を仕事や職場に合わせていきたいです。
また、無理やり仕事に楽しさややりがいを求めるのではなく、「今の職場が嫌いではないから、まあいいか」と肩の力が抜けた程よい感じで働けるといいと思っています。
「失敗しないと学べない」、「完璧を求めない」、「白か黒かで判断しない」、「あの仕事が上手くいかなかったのは、自分だけの責任ではない」、「仕事が自分のすべてではない」、「短所は長所でもある」、「焦らずに仕事を確実にこなして、少しずつ積み上げていければいい」などと思えるようになると、新たな職場に定着していけると思います。
最後に「この世にたやすい仕事はない」から。
「どんな穴が待ちかまえているかはあずかり知れないけれども、だいたい何をしていたって、何がおこるかなんてわからないってことについては、短い期間に五つも仕事を転々としてよくわかった。ただ祈り、全力を尽くすだけだ。どうかうまくいきますように」ということが、最後に書かれています。
仕事も人生も、予期しないことばかりです。
どんな仕事にも、辛いことはあります。
つまづいたからこそ、気が付くことがあります。
縁や偶然を大切にすることで、新たな自分に出会えます。
僕は新たな職場で目の前のことに全力を尽くすことで、自分を成長させたいです。
そのために、過去や未来ではなく「今、ここ、自分」を受け入れて集中する。
そして、無理をせずに、適度に人に頼っていく。
僕を含めた新たな環境に飛び込む人たちが、新たな環境に定着していくことを祈ります。
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