「内向的な性格」という悩み

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近況報告

こんばんは。わしゅーです。

わしゅーは、最近、うつ病になってしまって、3ヶ月ほど休職していたことがあります。原因は、働きすぎでした。一ヶ月の超過勤務が80時間くらいになって、それが半年以上続いたのですが、身体がもたなかったようです。

若いころであれば、そんな状況でも、何とか食事はとれていたと思いますが、今回は食事があまりとれなくなってしまい、6-7kg痩せてきたところで、限界が来ました。毎日の食事の重要性を痛感したところです。

みなさまも、食事が取れなくなったら危険信号です。お身体にはどうかご注意ください。

性格診断

さて、みなさんは血液型診断を信じますか?

わしゅーは、まったく信じていません(笑)。

しかし、「人間の性格を診断して分類する」という考え方は、どうも興味を引かれる人が多いようです。よく知らない人のことでも、なんとなく分かった気になる。言われた側も「あなたはマイペースな性格」「あなたは細かい性格」みたいに診断されると、なんとなくそんな気もしてくるから不思議です。

そんな中でも、自分が「内向的である」という診断は、悩みに直結することが多いのではないかな、と感じます。

なぜかというと、この言葉には「陰キャ」とか「コミュ障」とか、どうしてもそういう「負のイメージ」がつきまとうからですね。

内向的って?

内向的とはどういう意味でしょうか。辞書で引いてみました。

精神的な悩みなどが内にこもって広がるさま。心の働きが自分の内部にばかり向かうさま。 – 精選版 日本国語大辞典

興味や関心が自分の内部にばかり向かうさま。⇔外向的 – デジタル大辞泉

端的に言えば、悩み、興味、関心といったものが、「自分の外部」つまり他人に向かうのではなく、「自分の内部」つまり自分の心に向いてしまう傾向、ということですね。他人に興味がない、悩みがあっても相談せず内に秘めている、ということになりそうです。

「内向的」の反対は、「外向的」となります。逆に、他人に興味がある、どんどん外部と関わっていく人、ということになります。どうしても「陽キャ」「コミュニケーション強者」みたいな言葉が浮かびます。

それぞれの比率ですが、人間の性格を16タイプに分類することで知られるMBTIの無料性格診断テストを提供する 16personalities.com(NERIS Analytics Limited)によると、日本における比率は、

  • 内向型(Iタイプ)54%
  • 外向型(Eタイプ)46%

となっているようです。

16 Personalities – Japan Personality Profile

内向的な人 vs 外向的な人

さて、わしゅーは「内向的な人」と「外向的な人」のいちばんの違いは、以下の点だと考えています。

  • 内向的な人 → 他人と会話すると、精神エネルギーを消耗する。一人でいると、精神エネルギーが増える。
  • 外向的な人 → 他人と会話すると、逆に精神エネルギーが増える。一人でいると、逆に精神エネルギーを消耗する。

内向的な人に対する、よくある誤解が、「精神エネルギーを消耗する=嫌いってこと?」というものなんですね。

そうじゃないんですね。内向的な人も、他人と関わるのは楽しいんです。そうしたいと思っている。でも、消耗していくんです。相手が家族とか、好きな人であっても、そうなんです。ここは、ほんとうによく誤解されるところだと感じます。

逆に、外向的な人は、嫌いな人とのコミュニケーションでも、エネルギーが回復する、ということが、あると思います。

端的な例を言えば「喧嘩が好き」という人ですよね。嫌いな人と徹底的にやり合って、それで元気になって帰ってくる、そんなパターンもあります。

内向的な人に適した生き方

こんなわけで、わしゅーは血液型診断は信じていませんが、「この人は内向的か外向的か」という性格診断だけは、ものすごく興味を持っています。

エネルギーが欠乏すると、人は病んでしまうので、内向的な人は、社会活動をしている限り、常に「エネルギー欠乏」と隣りあわせなわけですね。

なので、意識して一人の時間を作るだけではなくて、「エネルギー消費を抑える」行動も重要になります。

わしゅーがいまのところ、実践しているのは、この2つです。

  1. エネルギーを激しく消耗する他人とは、徹底的に距離を置く
  2. SNSでむやみに繋がることをやめる

社会にはどうしても「重要人物」がいて、その人と仲良くなれば色々なことがうまくいく、ということがあります。

しかし、わしゅーは、もしその人が「激しくエネルギー消耗しないと付き合えない人」であれば、スッパリとあきらめて、距離を置くことにしています。

その結果、仕事がうまくいかなかったり、出世ができなかったりしても、しかたがないと割り切っています。

また、SNSについても、すこしでも発言に違和感がある人は、その人がアルファツイッタラーとかであっても、即座にリムることにしています。

「内向的な人」がもっと理解されてほしい

わしゅーは、内向的な人間です。それなりに苦労もしてきました。そうすると、外向的な人の「他人と会話するとエネルギーが増える」という特徴は、ほとんど「チート」と言っても過言ではない、と感じてしまいます。

なぜって、会社にしても、学校にしても、社会というものは「人間の集まり」なわけで、そういうところにいるだけで、他人との会話は必要なわけです。

それによって、どんどんエネルギーが増えていくとしたら、ほとんど「無限のエネルギー」を持っているのと変わらないんではないかと、思うわけですね。

内向的な人は、社会でエネルギーを消耗するから、必要な付き合いを維持するために疲労しながら、なんとか一人の時間を確保しようと頑張っているわけで、なんというか、もうスタートラインが違うと、思ってしまいます。

しかし、先のMBTIの統計を信じるなら、内向的な人というのは、人口の50%を超えているわけです。ならば、もっと内向的な人のことが、理解されてもいいんではないか、、と思いながら、今日も生活しています。

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コメント一覧

全2件
  1. schedule2022.12.19

    000000059447

    私はガス欠になったので今はsnsを見るのをやめています。
    見るとものすごくエネルギーを奪われます。
    誰かの幸福そうな日常の投稿、それを礼賛するコメント、その応酬。見て寂しくなってしまう。別にそこに関わりたいとも思ってないのに寂しくなる。だったら見ない。他のことを考えていた方がいい。

    内向的、外向的、と人をハッキリ2分類することはできません。色んな度合いがあります。状況によって混ざっていることもあると思います。
    カテゴライズは厄介です。発達障害とかHSPとか新しいものもどんどん出てきて、そこに自分を決めてしまうことが果たして良いのか本当に分からない。基準もまだまだ曖昧だと思う。

    内向的な人も、相手によっては誰かと話すことによってエネルギーを貰えたりする事もあるし、色々ですね。ありがとうございました。

  2. schedule2022.03.23

    まゆ

    何か、すごく、勇気付けられました。まさに、人間関係でうまくやれてこそ出世もするだろうし、自分の居場所ももっと広がるかなと思いました。自分も色んな人と話せたらと思いますが、全然話せません。でも、少し気が楽になりました。ありがとうございます。

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