近況と介護・存在意義

修士論文と家族の体調不良が重なりしばらく離れておりましたが、久々に戻ってまいりました。

私は現在修士二年でちょうど修士論文に追われている時期です。修士論文は先生に添削をお願いするのですが、修正して再度添削をお願いするとまた違うところの修正が入って、また修正して添削をお願いすると…の繰り返しです。キャッチボールが永遠に終わりません。仕方ない。できる限りのところまでやっていこうと思っています。

年末年始は久しぶりに実家に帰省しました。祖母がパーキンソン病で、かつおそらく若干ボケも入ってきていて、けっこう大変な状況です。計算などは簡単にやってのけるのですが、理解力がかなり落ちてきているように感じました。今のところ歩行器を使えば歩けるのですが、パーキンソン病の影響で血圧の上下が激しく、突然気を失ったりします。そんなときに片手だけでもどこかに掴まっていてくれれば衝撃も抑えられますし頭から転ぶこともありません。ところが祖母は、自分は大丈夫、と思っている節があります。私や私の父がいくら説得しても、説明しても、おそらく理解できておらず、少しの距離ならどこにもつかまらずに歩いていいと勘違いしているようです。

また、お手洗いも、尿意がないと言い張りますが、つれていくと途中で漏らしてしまいます。おそらく普段からそうで、時間や余裕があればどこかに掴まって歩くのに、漏らしそうだからつかまらずに走ってしまうのだと思います。数か月前に大腿骨を骨折しているので、自分の力では歩くことができず、走る、といっても前のめりになって転びそうな状態のまま前に進んでしまう、みたいな感じです。本人は危険性を分かっていません。

 

先日も、つかまらずにお手洗いにいって、そこで意識消失を起こして、頭から倒れました。救急車を呼ぶ事態になりましたし、お医者さん曰く、おそらく以前から家族に隠してただけで何度も転んでいたのだろう、とのことでした。それが原因で脳に水腫(もしかしたら血種かも、とのこと)ができて、パーキンソン病・水腫の両方の症状が重なって、意識消失や失禁等起こしていたようです。水腫は専門家でない私から見てもドラマに出てくるモデル写真のように大きく、お医者さんは少し経過観察をして、改善しなければ手術とおっしゃっていました。

家族で相談した結果、祖母の部屋に室内呼を設置し、24時間、立つときには呼んでもらう、というルールになりました。

すなわち、室内呼の音が聞こえるところに必ず人がいなければならない、ということです。日中、母が買い物に出かけるときにはリモートワーク中の父がリビングに移動して面倒を見る。父が会議で部屋から出られないときには母がリビングに待機する。問題は夜中で、約一時間半ごとに室内呼がなります。寝ていても起きなければいけないし、もし眠りが深かったら室内呼は聞こえないかもしれません。これでは祖母と同居する私の両親が体を壊してしまいます。

 

そこで、ポータブルトイレを検討しています。おそらく夜だけの活用になると思いますが、ベッドから歩かずに用を足すことのできるポータブルトイレを設置すれば、夜中に両親が起きなくても問題ありません。ところがポータブルトイレにも欠点はたくさんあります。まず、毎朝ポータブルトイレの処理をしなければならないこと。祖母の息子である父はまだよいのかもしれませんが、嫁にあたる私の母からすれば大変な負担だと思います。次に、部屋ににおいがつくこと。現状、祖母は実家とつながった建物に暮らしていて、祖母の部屋・トイレ・風呂があります(だから室内呼の設置、という手段を取りました)。トイレ・風呂は、何度も漏らしてしまっているからなのか、祖母の鼻がきかなくなっているからなのか、正直既にアンモニア臭がすごいです。その中で祖母が暮らしている部屋だけは保っていたのですが、ポータブルトイレを設置するとなると、おそらく祖母の部屋も同様のにおいになるでしょう。生活する部屋がそういったにおいになると、祖母本人にもにおいがついてしまうことになります。きっとそれは本人にとっても嫌だと思います。

 

今後どうなっていくのでしょうか。私は春から社会人になり、勤務地の関係で実家に戻る予定です。一緒に介護するのか、家族それぞれの生活はどうなるのか、祖母を施設に入れることも考えるべきなのか、、

私の両親は優しいので、きっと私に介護の手伝いはさせないと思います。だからこそ私は仕事に加えて家事をやることで、両親の負担を軽減したいと思っています。私がうつ病で頑張りすぎてしまう性格だから、頑張らせないようにすると母は言ってくれました。でも私は家族のために動きたいのです。今の私に介護をする覚悟は正直まだないから、まずは家事からやらせてほしいのです。これまで一人暮らしをしていたのだから家事はできるし、実家にいたときに母の手伝いをしていたのは私だから、物の場所や勝手もわかるから、やらせてほしいのです。

私はいずれ結婚するだろうし家も出ていくだろうけど、まずは祖母が頻繁に救急車に運ばれたり、介護の姿勢が定まっていない今の状況が落ち着くまでは、家族の一員として支えていきたいと思っています。そのことが、きっと次の私の存在意義に繋がるのだと思います。

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