大学辞めてからフリーターになってもっかい大学入るまでの1年間の話:前編
visibility1,832 edit2016.07.20
はじめに 概略ですねん
こんばんは、なおです。
今回は、以前に書いた大学辞めた時の話の続きみたいな内容を書きます。
サックリまとめると、
中退→バイトしながら就活→仕事ゲット→やめる→また職探し→フルタイムのパート職ゲット→大学受ける→受かったので辞める
というお話になっております。ではではせっかくなんで詳しく解説をばさせていただきます。
大学辞めた直後、4月のこと
辞めた後の私は、大学在学中から続けていたとんかつ屋さんのバイトをしながら、我流で就活をしました。
ちなみにとんかつ屋さんのバイトは、勤務時間と場所と賃金の条件で決めたような感じでしたが、店長の人選センスがとても私に合っていて、楽しくフレッシュで元気な同僚に恵まれ、予想外に楽しんでお仕事することができました。商品自体もこだわりがあっておいしかったから自信を持ってオススメできたし。
じゃー面白かったんならなぜのんびりバイトを続けず、わざわざ就活を?中退もフリーターも否定してなくて、さしたる目標も無かったのなら、別に焦ってジタバタする必要も無かったのでは?という話ですが……
やっぱり……
認めさせたかった、納得させたかった、私の考えと選択は間違いじゃないと証明したかった、自力で道をぶち切り開いてみたかった
っていう、闘志がそうさせたんでしょうね。
で、誰とそんなに闘ってたの?と言うと、当時は親とか世間とか辞めた大学とかを見返すつもりの気持ちだった、けど、本当は
「これで本当に良かったのか?私はダメじゃないよな?そうと証明しろよ、でないとダメになっちゃうだろ!!」
っていう誰よりも自分自身の心の声に突き動かされてたんだろうな、って、今は思います。親とか社会とかを相手取ってカッコつけてたつもりだったけど、実のところ自分の中で自分と勝手に闘ってただけなんですね。だからなかなか出口が見えなかったんです。まるで自分自身の尻尾を捕まえたくてグルグルグルグルすごいスピードで必死に回転しているわんこやにゃんこのように……。
就職すれば周りは私のことを認めてくれるはず、って思っていたけど、実のところ一番私を認めていなかったのは私自身だった。だから焦っていたし、社員の求人ばかりにこだわっていたんです。
就活していた間のこと
そんで結局トータルで、この4~6月の間に履歴書(またはWebエントリーシート)提出は20社くらい、面接したのは4、5社くらいだったんじゃなかったかなぁ。
アルバイトを探すのと同じ要領で、新卒専門ではなく常時社員求人を載せてるサイトを片っぱしから閲覧して、興味を持てたら応募。とにかくノウハウも何も無かったから、数撃ちゃ当たるの気持ちでした。
とはいえ一応ある程度のターゲットはあって、この時は販売、編集やライター、音楽関連の求人を主に見ていた記憶があります。やっぱり、好きなことで成功して見返したい(だから誰をだよ!)という気持ちはありましたからね。
実際やってみるまで気付かなかったけれど、新卒専門ではないということは、既に社員の職歴や何らかのスキルがある中途の人も、私と同じプロセスで採用試験を受けに来るんですよね。
ということに、集団面接の現場で気付き、冷や汗を垂らしつつも「いやいやそもそも前提条件からして違うんだから、隣の人と競ってもしゃあない。ここはあえての!大人の余裕だ……!!」とか思って必死にハッタリかましてみたり、時に赤っ恥をかいたり。とにかくなんか、若さを傘に着て、勢いだけは誰にも負けんぞ……!みたいな力技の気持ちでいた。
今の私が、あの頃と同じことしろって言われても、疲れるからイヤだな。背伸びしすぎて足がつりそう、ってぐらいだったもの笑
妥協して、採用をもらった6月のこと
そんなこんなで頑張って就活したのだけど、なかなか結果はふるわず。
「もう社員にこだわるのを諦めた方がいいのかもしれない……フルタイムで働ける仕事なら……社員登用制度があれば可能性はあるし……」
という気持ちになります。
そんな時に見つけた某社の求人。仕事内容は私の望みの編集・ライター系、しかも私が知っているようなメディアとの実績もある。
雇用形態は業務委託契約とある。ん?業務委託契約って……普通は在宅ワークとかの一本ごとの仕事に報酬が適用される職業に使う形態じゃないの?
求人を読む限り各種社会保険や厚生年金、交通費は無いっぽい。まぁそりゃ雇用契約が委託ならそうかもな、でもこれ内容的にはまったく社員だよね?会社に出勤するし、定時があるし……。
でも、小さい会社だからこんなもん?なのかもしれない。クリエイティブ系は厳しいって聞くしね……。
何より内容は面白そうだ!社員登用制度もあるし!よしまぁ、結果も出ぬうちからウダウダ考えてもしゃあなし、とりあえず受けてから考えるか!
そして受ける→受かる→大喜びで有頂天
という風になったのでした。
仕事を辞めることにした理由
で、そんなにまでして頑張って手にした職を、私は結局2週間だかそんぐらいで辞めちゃうんですよ。
辞めた一番の理由は、結局
「フルタイムの拘束時間にも関わらず、社会保障が無いなんて怖い……先が見えない……不安だ……イヤだ……」という気持ちだったのです。社員登用も実際はごく一部の社員にしか前例が無かった、というより、多くの人はそこまで長居せずに退社をして、転職なり独立なりをしていた。
そういう業界のカラーでもあったでしょう。会社で経験積んで人脈作って、やがては自分の名前の仕事にしていくという。
それらを納得ずくで、でも興味のある仕事だからやってけば大丈夫でしょ!なんとかなるでしょ!と思って入ったつもりだったけど、いやはや。実際自分の体でやってみるまで分からなかったのです。頭の中の想像だけじゃ追い付いてなかった。
1週間と少し出勤した後、ほぼ出社拒否状態に陥り、休みの連絡こそ電話で入れるものの最初の1週間のうちに引き受けた仕事も他の社員さんになげうって知らんぷりを決め込んだ私。
そんでまぁ辞めたい意向を電話で伝え、荷物の引き上げと契約書の処理に最後の出社をします。社長とお話して、今となっては何を言われたかもう覚えていませんが、とっても理性的なお叱りを受けたのは覚えています。それも社長の思いやりだったろうと今なら思います、頭ごなしに怒鳴り付けることだって選べたろうからね。
……そしてまぁ、もちろん後味の悪さも自己嫌悪もあったけれど、8割ぐらいは爽やかな気持ちで、会社を後にしたのでした。
前編終わり:そして後編へ
ここまででちょうど半年分の記録になりました。後編では残りの半年、また職を得て働いて最終的に大学に入り直すまでの話を書きます。
……なんかやっぱり、こうして書くことによって、懺悔というか……過去の出来事にこびりついて残っていた黒いカビのような、腐りかけの残飯のような悔恨その他のもろもろの感情を、整理しているんですね。
そしてそれをわざわざ他人の目に触れる場所でやるというのは、もちろんネタになれば良いなぁ~というポジの気持ちもありますが、やっぱり誰かに聞いて知って承認してもらいたい、そうすることでこの縺れてほどけなくなった糸団子みたいな思い出の消化にまた一区切りがつけられそうな気がするから、なんですよね。
思考は何らかの形で外に出さないと、私は気持ち悪く感じる。食事&消化吸収&排泄と同じなのです。誰かの本に書いてあった、アウトプットがスムーズに行ってない時は、体も便秘体質になっていないかチェックしてみたらどうか?って……。笑
後編へつづく!!以上!読んでくれてありがとう。
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