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10代後半
女性
私の辛かった7年間を誰かに知ってほしくて、なかったことにしたくなくて書きます
617 edit2023.02.12
兄からの暴力が始まったのはそれからでした。
あざが10以上あるのなんて当然、バットで殴られ、朝起きて目を開けてすぐプロレスの実験台にされ、犬の餌を食べさせられ、推しのポスターに傷をつけられ、友達からのプレゼントを目の前で壊され、兄の友達が来た日には目の前で土下座をさせられ、一度反抗した日には金属バットで殺されかけたこともあります。
唯一暴力から逃げられるはずの学校では、精神的ないじめに耐える日々。
陰口、肩がちょっと当たっただけで菌扱い、顔を覗き込まれ笑われる。
いじめ自体は大したものではなかったのですが当時の私は多数に攻撃されるのに慣れておらず、つらい日々でした。
そして、唯一信じていた友達に「あなたといると私たちまで避けられる」と言われ、家では泣いて助けを求めた母に「うるさい」と怒鳴られ、「学校に行きたくない」と言っても、理由さえ聞いてもらえず、行けの一点張り。
人間不信がどんどん加速していきました。
いじめにも兄の暴力にも慣れ、中学に上がったころ、それまでいじめてきた人たちが急に大人しくなりました。それどころか、何事もなかったかのように笑顔で接してきました。
中学2年に上がったころ、兄からの暴力がなくなりました。
そこからはなんだかどうすればいいのか分からなかったです。
外面のよかった兄は、友達に囲まれ、親戚からも話題の中心。急に妹思いの良い兄に変わりました。今では仲もそれなりにいいです。
ただ、誰も謝ってくれなかった。ただ笑顔で接していれば報いになるとでも言うかのように。
あの辛かった日々を母に話そうとすれば、「お父さんがあなたに甘かったから私がお兄ちゃんの方を甘やかしてあげなきゃと思って」などと言われはぐらかされるばかり。ひどいときに逆切れされたりも。
今の友達に相談しようとしても「あー…」と微妙な反応をされ、唯一の相談相手だった方には「みんな辛いのは一緒」と言われてしまい、誰にも話せなくなりました。
今の私は、あの辛い経験から自己肯定感が低く、人間不信なままです。
人とうまく話せず、本当は中学で死ぬつもりでした。
でも生きがいを見つけてしまい、どうせ生きるならと意味もなく勉強にも力を入れた結果、母からの期待を浴び、少しでも成績が下がれば嫌味を言われる。
大学生になった今、急に一人の時間が増え、昔を思い出すことも多くなり、人間不信を抱えたままの私は人間関係がうまくいくはずもなく、昔を忘れようとしても一度しみついた経験は忘れられない。
最近は生きがいだったものも楽しめなくなってきて、私は何のために生きてるのか、この先どう生きればいいのかわからない。
みんなが何事もなかったかのように振舞って、私だけが辛いままで。
忘れろと言われても、どこかであの経験がチラついて一生忘れられないままです。
そもそもあの日々を私がなかったことにすれば、本当に誰もが忘れ去り、兄もいじめの加害者も幸せな日々をのうのうと送っていくのが許せない。
でも今の兄は本当に良い兄で、どうにかしてやりたいと思えない。ただ話はしたい。
でも心のどこかで、反抗したら殴られるという恐怖心があってずっと話せないまま。
すみません、つい長文になってしまいました。
あれから12年。誰かに知ってほしいという思いがありつつも誰にも話せないままでした。
今日、ここに書くことができてよかったです。
この先どうしていけばいいのかわかりませんが、ただ生きることしか許されないのでそれなりにやっていこうと思います。
読んでくださってありがとうございました。
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