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3カ月前、母が亡くなりました。
visibility731 edit2023.02.19
自分は今まで孤独という感情が理解できなかったし、母もいて当然。何の不安もなかった。
ずっと前だけを見て、死ぬ気で仕事をし、無い時間を無理やり作って遊んでた。
結婚なんて眼中にも無く、人付き合いもたくさんありすぎて、むしろ煩わしいとすら思ったこともある。
ずっとそんな時間が流れるのが当然だと思っていたけれど、私は40歳の時、仕事関係で重度のうつ病になってしまった。
毎日トイレで吐いて、吐くものが無いから胃液ばかり出てトイレの横で自分が起きているのか寝ているのかわからない状況でのたうち回り、生活音を聞くだけ、光を見るだけでで気持ち悪く(今まで感じたことのない説明のしようがない気持ち悪さ)なり、廃人同然になった。 会社も規定により退職することにもなった。
そんな自分を母は気遣ってくれ光を見せないようにしてくれたし、音もなるべく小さくもしてくれた。少し動けるようになった廃人同然の自分を散歩に連れていってくれたり、ドライブしたり・・・本当に良い母であった。
「別にお金に困ってる訳じゃないんだから無理して働かなくてもいいんだからね!」
この言葉を聞き、どれだけ救われたか。
働かなければならない。金を稼がなければならない。独立しなければならない。
この、固定概念こそが自分を苦しめた一番の原因であると母のお陰で気づかされた。
「今まで頑張ってきたんだ・・母と二人、こういう人生も悪くない。これが本当の幸せなんだ。」
そう思ってた時、母が末期がんだとわかった。
しかし母はいつも元気で変わらないし、末期でも新薬がある。なんとかなるさ!
俺は運がいいんだ!今までだって危機的な状況でもなんとかしてきた。なってきた。
祈れば天に届くハズだ!
心からそう思い、自分のできることは栄養のある食事を作る。寺や神社にいって祈る。
できることを精一杯やればなんとかなる。
そう思っていたが、どんどん病状が悪くなり病院で寝たきりになった。
それでも望みは自分も、母も捨てていなかった。
亡くなる3日前、痛い痛いといいつつも元気にいつも通りにいてくれた母。
でも逝ってしまった。
なんだかんだ、どこかで心の覚悟があったのか葬儀、相続は事前に調べてたこともあり、つつがなく進んだ。
相続関係がや遺品整理がひと段落し、夜一人で家にいるとものすごい喪失感が襲ってきた。
何もやる気がおきない。自分の半身が無くなったような感覚。
今までにぎやかだった家が急に音が無くなる。
気が狂いそうになる。頭がおかしくなりそうだ。どうして幸せになれたと思ったらこうなるのか。
若いころは時間も金もほしい!と切望していたが、いざ時間も金も手に入っても肝心の愛すべき母がいなければ何の意味もない!
ただ、運がいいことに親戚や祖母はすごく気を使ってくれ、今まで疎遠だった親戚も外に連れ出してくれたり電話かけてくれたり・・・自分はすごく幸せなんだと心の底では思ってる。
でもこの、どうしようもない喪失感は消えない。タメ口で何の遠慮もない相手はもういない。
親戚は「アンタ、いい男なんだから結婚したらどう?」と言う。
(不労所得とはいえ、43歳無職うつ病ができるわけないじゃん!)
動画を見れば「もっと能動的に動けばいいんですよ!」と言う。
(心のエンジンが入らないのに能動的に動けるか!)
何をどうしたらいいのかわからない。何も考えられない。
人前では元気に振舞っていても、いざ一人になるとどうしようもない喪失感が襲ってくる。
今自分ができる事を少しずつ・・祖母の面倒を見る。食事を作る。掃除をする。 冗談をいって笑う。 いつも通り過ごしても、やっぱり苦しい。
もし誰か似た経験がある人、克服できた人がいたらどうしたらいいか教えてほしい!
助けてほしい!
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