解離傾向が強い人間における性嫌悪と性依存の併発について

42 0 ドリー 2025.10.15

複雑な生い立ちの影響で、性について歪んだ思いがあります。
まず、たとえば男の子とおしゃべりしていただけで機嫌が悪くなり、凄まじい体罰を加える祖母。爪の間に縫い針を刺したり、風呂で溺れさせたり、身動きが取れない状態で押し入れに閉じ込めたり、庭の木に縛りつけてひも状のもので鞭打ったり、といった行為の連続でした。その原因がほとんど毎回、男の子や男性と楽しそうにしゃべっていたとかオシャレに興味を持ったとか性器いじりをやめられないとかの、祖母の性嫌悪を刺激してしまうようなふるまいでした。
その夫である祖父は性的な満足のために私を利用しました。小学生のとき私はレーズンパンがとても苦手で、レーズンをほじくりだしてこっそり捨てていたほどだったのですが、その理由が「舌触りが睾丸に似ているから」というものでした。なぜ、6、7歳の女の子がその感覚を知っていたのか考えると、記憶はところどころあいまいながら、かなり早くから性虐待が始まっていたことは間違いなさそうです。
母(祖父母の娘)は性的に過剰で、父とは別れていて独身だったとはいえ、その「ひっかえとっかえ」ぶりは目にあまりました。〇〇ちゃんのお母さん、またちがう男の人と歩いとったよー！と悪意があるのか無いのか、同級生に無邪気に告げられることがつらかった。

成長するにつれ、私はそのときどきで両極端な行動をとるようになりました。視線や声色、距離のとり方で「性的対象にされている」と感じると大変攻撃的になり、自分が何を言っているのか考えることもできないまま、相手の人(ほとんどは祖父に似た年上の男性)の見た目や障害やルーツにまで触れて尊厳にかかわるような暴言を吐き、ときには物理的に暴れてしまうようなこともある一方、気づいたらスマホが男性の連絡先でいっぱいになり、メッセージを確認してみると性的なやりとりでいっぱい、どこで知り合ったかも思い出せないのに、私のメッセージはなんかノリノリ…みたいな。
私には離婚歴があります
結婚して間もないころ、夫婦で使っていたクイーンサイズのベッドに故意に放尿し、撒き散らし、マットレスをダメにしました。
セックスをしたら祖母に殺される、祖父のしたことで身体が反応してしまった自分を認めることになるという間違った焦りからでしたが、焦って放尿する自分を遠くから観察しているような感覚でした。

解離があるのは間違いないと思います。医師にも指摘されています。しかし失ったものや傷つけてしまった人は多く、あまりにも多く、このまま生きていてよいという気持ちになれません。
私は詩歌が好きでよく書いています。言葉は人を豊かにするためのもの、遠いところまで行けるようにするためのもの。
排外主義的だったり性差別的な芸術家は目的を見失ってると思います。
けれども、私の中には凶暴な私がいる。どうしたら、この生命を許されるんだろう。

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