香港旅行ー心が少し軽くなったお話ー
visibility1,740 edit2015.11.09
こんにちは、キュウです。
キュウのカジュアルブログ(勝手に命名笑)2回目の今回は、旅行先の香港からおおくりします!
中国のような、中国じゃないような場所、香港。イギリス領土だった過去もあり、香港人という言葉もあるくらい。入国手続きでも入国先は「中国」ではなく「香港」でした。
香港に入国した日。すぐ空港を出て電車に乗り、ホテルまで行ったのですが、その時に私が肌で感じたことは「カルチャーショック」でも「言葉が通じない不便さ」でもなく、なんと、「私みたいな人がたくさんいる!!!」という安心感のような気持ちでした。
「私みたいな人」というのは、身長が低くて、ぽっちゃり体型で、化粧をせず、周りに愛想を振り撒く事なく常に真顔がスタンダードな人達の事。服も割と適当で(失礼かな?)、あんまりお洒落を意識していないというか、自然体というか、なんというか。
何なんですかね、なんかこう直感的に「ここには私と同じ人達がいる!」と私が感じてしまう何かが香港人にはあったんですよ。
日本に居ると、あるじゃないですか。ほら、渋谷なんかに行くと可愛い子がいっぱいいて、みんな痩せてて化粧しておしゃれな服を着て歩いてたりとか、「痩せなきゃモテない!」みたいなCMとか、「化粧はマナー」とか「お洒落しないデブはただのデブ」(←地味に傷つく)とか、「笑顔が一番!」とか何とか、他にも色々な「人」や「メディア」等からの「みんなに合わせろ!できなきゃ落ちこぼれだ!」と言わんばかりの色々なプレッシャーが。
でも、香港に着いてホテルに着くまでのほんの一時間ほどの道で、香港には「そんなの気にしないよ~」という雰囲気が流れてるように感じて、だったら日本の”みんな”に合わせることができない私でも、この場所ではありのままで存在していても許されるんじゃないか?って思って。それたけで心がフワッと軽くなった感じがしました。(※香港の事を何も知らないからそう思ったのかも知れません)
例えば、ずっとコンプレックスだったんですよ、私の顔や体型や性格が。団子鼻、一重の目、平たい顔。母方の遺伝の、上半身と下半身で服のサイズが変わるほどのデカイ下半身。短くて太い足。デブなこと。笑いたいときには思いきり笑えるのに、なぜか下手くそな愛想笑い…などなど。私が私でいること自体、私のすべてがコンプレックスの塊で。周りがみんな痩せてて化粧して綺麗な格好して素敵に見えるから、尚更そうじゃない自分に引け目を感じるというか。かといって、人目をきにして本当はしたくない化粧や服選びにもそれなりに時間とお金をかけている自分も好きじゃなくて。
でも、香港で、自分と似たような顔や体型でノーメイクの上、人と話すときも愛想笑いをしない人たちをたくさん見たら、不思議と心が軽くなって。何故かわからないけど、私はこの人たちの仲間のような気がして。本当の故郷に帰ったときよりも、故郷に帰ってきた感じがして。(そんなわけないのに(笑))
私と同じ欠点?があるのに、皆そんなの気にせず楽しく過ごしてるように見えるし(※根拠はありません)、だったら私も今のままでも楽しく過ごせるのかもなーなんて、何の根拠もない気持ちだけど、なんかとても心強くなって、勝手に香港が好きになりました。(笑)
(根拠もなく勝手に)好きになったら、当然、相手の事を知りたくなりますよね。
私も香港が好きになっちゃったから、香港の事がとても知りたくなって、現地の人と話したい!とか、現地の食べ物が食べてみたい!とか、現地のスーパーに行ってみたい!とか、現地の生活に触れてみたい!とか、思っちゃった訳ですよ。ええ。「観光客」じゃなくて地元の人の目線が知りたくなりました。皆どんな気持ちで生きてるのかな~とかね。
私は英語は中学生レベルで、広東語は全く話せないので、さすがに現地の人と雑談はできませんでしたが、外国人観光客でなく香港人がたくさん入っている飲食店に入ってみたり、コンビニではなく地元のスーパーに行ってみたり、地下鉄じゃなくてバスに乗ったり、香港在住の日本人のブログを読んでみたり、ほんの一ミリだけでも香港人の目線になれたらいいなと思って行動するようにしました。
とにかく毎日何かしらのカルチャーショックを感じて凄く刺激的‼面白い(笑)
あとは、香港人と仲良くなりたくて、何とかして広東語を学びたい気持ちになってしまったりとか(笑)
でも、お金は使いたくないから無料で何か無いかと探してたら日↔中Langage exchangeのサイトを見つけて、日本語を学びたい香港人を探し出してメールしてみたり。(そして、返ってきたメールの日本語が上手すぎてビビったりとか(笑))
怖くて連れの人に任せきりだった英語を、買い物の時だけ自力で何とか話してみたり。それで「少しだけど現地の人と意志疎通できた!」と心のなかで舞い上がったりとか(笑)
心が軽くなって色々興味が湧いてきた分、だんだん積極的になってきて、「広東語できたらまた香港に来たとき楽しいだろうな~」とか、「英語が母国語ではない者同士だから変な英語でも笑われないだろう」とか、考え方も前向きな方に傾きはじめて、香港に来る前よりももっと自分らしい?積極的に生きることを楽しむような、見たことの無い自分に出会えました。
特に、ただの買い物でも、自分から英語を話したくなったのは私にとってとても意外なことで、学校の授業だと周りとの成績の差からくるネガティブ「あの人はあんなにできるのに自分はこんなにできない。それをみんなに知られるのは嫌だ」の思考にはまってしまって話す事に積極的になれなかったけど、そうじゃない「目の前のこの人にこれを話したい!」という動機なら、下手な英語でも殻を破って話せるんだな~と思いました。
そして、それがとても楽しい!笑
その上、何故か「私もしかしたら、しばらく言葉を勉強して日本人の友達とルームシェアできたら問題なく香港に住めるんじゃないか」という根拠のない自信までみなぎってくるから不思議不思議。本当にやるかはわからないけど(笑)
それほど、香港は、何かが私にフィットして、心を軽くしてくれた町でした。(※何も知らないキュウが勝手に自分にフィットしてるように感じただけです(笑))
帰国するのがちょっと淋しい…(笑)
残りの香港も楽しみます!
See you!!!:)
キュウ
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