ニートの意味知ってますか?目的を持って生きていればニートじゃない。
visibility8,039 edit2015.11.24
ニートの定義
ニートって「十五歳から三十四歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者。」って定義らしいんですけど(ネット参照)
でもね、実はこの定義、
(若干)間違ってるんです!!!!!
最近、キャリアカウンセリングの勉強をサラッと終えたのですが(ちゃんとはやってない)、その中で『「キャリア」とは単に仕事で積むものだけのことを言うのではない。家事・育児・ボランティアなどなど社会や人、目的があることなどをすることもキャリアに含まれる』みたいなことが書いてあったんですね。
主婦はともかく、ボランティアも「キャリア」に含まれることを知って、当時ニートだった私は嬉しくなりました!!!!!
ココトモに入り浸っている私はニートじゃないんだと思いました。
仕事をしていないことへの罪悪感や、他の友人との比較、生きていることへのうしろめたさ、色々な想いを抱えている私にとってこの言葉はとても心強かったんですね。キャリアカウンセリングの勉強、本当に始めて良かった、それと同時にこの事実を他にニートで色々ある人、ない人、沢山の人に伝えたくなったんです。
ニート=ダメ人間=悪
昔からよくブログでも話していますが、我が家は保守的で堅実。
転職しているのは家族で私だけです。友人も転職なんてそんな多いわけではないし、何だか取り残されている感じがとても強かった。何に取り残されているか解らなかったけど、独りレールを外れている感じ。鬱っぽくも何度もなって、死にたくなった事や方法を考えた事も数知れず。
転職の間、家にいるのが辛くてしょーがなかった。今まで6回転職している最中、2.3ヶ月、一番長い期間は9ヶ月(職業訓練含め)です。もうね、家にいるのが苦痛だったことばかりでした。でも仕事もしていないから、一人暮らしに踏み切ることも出来ず…。
「ニートでいるのは今休まなきゃいけない神様からの合図なんだ…」そう思っても、心は罪悪感と焦り、「普通じゃない自分への自己否定感」で一杯でした。
ニートを楽しむ
ニートでも、家での生活を楽しんでいる人、私みたいに体を病んだ・リストラされた人、何がやりたいか解らず自分探しの為にニートになった人、実は個人事業主としてやっている人(まぁこれはニートとは言わないか)色々な方がいます。
ティーンズプレイス(ココトモの姉妹サイト:たかれん代表の10代専門サイト)でも、不登校=レールを外れたような感覚って言葉がありましたが、ニートになるって私も正にそんな感じでした。
私は不登校は恐怖心から出来なかった、本当はしたかったけど。そんな勇気なかった。でもニートにはなってしまいました。勇気とかではなく、もう仕方なくて。限界だったから。
これはケースが不登校になってしまうけれど、ある不登校の子供のお母さんが、不登校の娘に言った言葉で印象的だった言葉があります。「~ちゃんが不登校だったから、本来ならこの時間は一緒に過ごせるはずなかったんだけど、一緒にいられたんだよ。~ちゃんが不登校だったから、お母さんは~ちゃんと一緒にいられる時間がいっぱいあって幸せなんだ」私はこの言葉が今でも忘れられません。
この言葉は不登校だけでなく、ニートにも少し応用出来ます。「本来なら仕事だから時間がなくて出来ないはずだけど、ニートになったからこそ出来ることがある」と私は思うんです。
私、今回のニート3か月だけはとても楽しかった。この時間がきっと宝物になると、心のどこかで解っていて、幸せだと思っていました。
ニートでも受け入れてくれる場所があって、ニートだからって変な目で見るひとがいないし、何より私が自分で「ニート」って自分のことを見なかった。一人暮らしもしていたから、親からの焦りも感じず、自分を、周囲と比較せず一個人として見られたことが、こんなにも幸せで尊くて、大事なことだと知りました。
ニートってそもそも何だろう?作られた言葉であって、仕事してないからって、休んでいるからって、何だって言うんだ?他の人は自分の受けた傷だって知らない。状況も知らない。辛さも知らない。ニートとして扱われることが辛いと思う人の気持ちも知らないんだって。
ニートは「滅多に体験出来ない時間、大事な時間」だと思う。やりたいこと、楽しいことをしてもいい時間。
人生の無駄でも何でもなくて、仕事してないから、無気力だからって後ろめたさも生きにくさも感じる必要がない。
色々な生き方~自宅で生きるのも会社で生きるのも自由~
最近は個人事業主も増えて、その職種もビックリするような仕事内容が多くなってきた。アフィリエイトで収入を得る人、生き方やライフワークを教える人(ちょいと私のやりたいことにもかするかな…)「こんな職業あるんだ!!!!!」みたいなものがいっぱい出てきた。
こうやって新しく何か作り出した人って、意外にニートが多いんです。どこかのサイトに載ってたけど「元ニート」って肩書になるんです。
ニートって言葉が世間でマイナスなら、死ぬまでにそれを「元ニート」って肩書にしたら良い。
マイナスイメージからのスタートはその後印象は変わらないか良くなるかの二択なんです。
ボランティアのニート、家事しながらのニート、引きこもりのニート、自分探しのニート、旅ニート、起業準備中のニート、病気と闘うニート、ネオニート(一定以上の収入があるニートらしい)色々な人がいる。
正社員じゃなきゃ、給料貰っていなきゃ、働かなきゃ、そんながんじがらめで苦しんでいる人は沢山いる。
でもそんな中でみんな頑張って、辛い思いをして自分なりに生きてて、何かを生み出そうとしている姿勢がある人って素晴らしいなと思う。悩むから新しい考えが出てくるし、立ち止まるから素直になれる。
時間があり過ぎて困ることもあるけど、時間があるからこそ、自分の人生を振り返ることお選択肢を複数思いつくことも、違う世界を選ぶ決心も出来たり、なった人にしか分からない世界があるんだってことを伝えたい。
ニートになる度、とても苦しんだし「ニートになることはダメなんだ」と思った。親も友人も、自分と同意見だし、また仕事を辞めたことを冷ややかな目で見ている気がした、友人の中で異端だと思った。
人のそれぞれの幸せがあり、価値観があるように、ニートだって人それぞれ事情があり、思いがあり、ニートなりに一所懸命生きていて、なりたくてなった人もなりたくなくてなった人もいる。
人の人生について
「人の人生や幸せは結局、死ぬ時に本人が後悔なく不幸せに死ぬでなければ、それでいい」これに尽きるような気がします。
だって、周りが幸せでも本人不幸せなら無意味。ニートは自分を責める必要はないんだなと思いました。
人が自分の人生をどう見るかなんてどうでもいいんです。「ニート」もいつか死語になるのかな?なんて思う。働き方が多様化していくなら、何もしていない人もまた多様化するんじゃないかって。
何もしていない、の定義って何だろう?と思います。何って部分には何が入りますか?呼吸していない人って死んでいるんだから、「何もしていない」って定義はないんです。「何」も人の価値観なんですね。
「ニート」の価値観ってものを1回見直してみるって大事なことのような気がします。「無職」「ニート「引きこもり」みんなそれぞれ感情があって考えがあって、決して「何もしていない」訳じゃない。
それぞれの幸せがあり、幸せになる権利があって、周囲に比べられる必要も蔑まされる必要もない。
今引きこもりの人、ニートの人、無職の方へ
今、何していますか?
ゲーム?いいじゃないですか。
何もしてない?いいじゃないですか。
考え事?いいじゃないですか。
毎日ご飯食べて寝るだけ。いいじゃないですか。
誰にもその人生を否定することは出来ないし、する権利はない。
元々人は自由なんだから。そこに、家族や仕事や色々な条件がのっかてきて、初めて「生きにくさ」や「不自由」が生まれる。
それに絶望したり、しんどくなった時、人は心を閉ざしたり引きこもりになったり、死んだりする。
だったら、ニートになったほうがいい。死ぬよりは良いでしょう。
ニートと言われるのが嫌なら新しい言葉を作ってニートに「職業」みたいな名付けをしてもいい。自分で仕事を始めてみてもいい。
ニートという言葉が嫌でも、きっとそのうちなくなっていくから、ニートって言葉も。
なくらなくてもいずれ「肩書」になる。そうそう、「ニート」って肩書を持っているってことでもいいのかもね。
いいじゃない、休んでいたって。いいじゃない、自分の時間をたっぷり作ったって。社会人で給料得ることがこの世の全てじゃない。仕事してるから偉いって決めつけは絶対良くない。自分の視野や選択肢を狭めることになるから。
視野広く、色々なものを受け入れられるように、言葉一つ一つの意味に世間体や多数決の悪イメージに振り回されないように生きていきたい。
以上、ライター・エディターチームのオハナでした☆
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