両親の死から考える(その5)

こんばんは、やっさんです。

以前のブログの続きです。

親族で亡き父を見送ったときに、泣いていなかったのは僕だけでした。
母が亡くなったときも、父が亡くなったときも、泣いていなかったのは僕だけでした。
普段の僕は涙もろいのですが、両親が亡くなった時には涙が出ませんでした。

泣けなかったのか。
泣きたくなかったのか。
泣いたらいけないと思っていたのか。
当時は泣いたら両親を許してしまいそうになるのが嫌だったのかもしれません。

父が亡くなってから1ヶ月半くらいは、父のことで対応に追われていました。
父に近いところで暮らしていた親族が、僕と弟だけだったということで、必然的に長男である僕が対応することが多かったです。
ただし、葬儀や遺産などのことで、親族でもめることが全くなかったので、僕の負担は少なかったです。

葬儀や遺産、要するにお金が絡むと、それまで仲が良かった親族が犬猿の仲になってしまうという話は、世の中には結構あります。
僕の場合は、親族でもめずに済みましたし、特に祖母が協力的でしたので、僕は本当に助かりました。

父が亡くなってから半年か一年くらい経った頃、叔母(父の妹)が僕に向かって「あんた、父さんが亡くなってから、よく笑うようになったね」と言いました。
叔母に言われて、僕も「確かに笑うことが増えたよな」と思いました。

よく笑うようになったことは良かったのですが、父が亡くなったからよく笑うようになったというのを思い出すと、今でも複雑な気分になります。
仕事をせずに朝からお酒を飲んでいた父が亡くなったことで、僕はものすごく楽になりました。
一方で、苦労して生きてきた父のことや父が亡くなってよく笑うようになった自分のことを思い出すと「俺って、薄情な人間だよな」と思ったりします。

皆さんは両親のことを、どのように思われていますか?
僕は少しずつ両親を許せるようになってきましたが、まだ許せないという気持ちもあります。

僕は両親のことが好きであることに越したことはないと思いますが、両親のことが嫌いなら嫌いでいいと思います。
両親を許せなくてもいい。
両親と上手くいってなくてもいい。
それで苦しむことはあるけれど、良い関係を「求めない」ことで、自分の好きなことができるようになります。

それでは。

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