現代社会に潜む”楽”の落とし穴に注意!【禅語:随所作主 立処皆真】

みなさん、こんにちは!

タカミチです。

北海道は場所によってはマイナス20℃以下の日もあるということで、全国的にもマイナス気温の場所が増えているようですね😅

身は凍っても、心までは凍らさないようにしていきたいものですね!笑

ということで、今回は「近道・楽を強調する現代を正しく見つめよう」という事について書きたいと思います。

現代社会には”楽”の落とし穴がある

ここ数十年で見違えるように便利な世の中になりましたね~!

昔は苦労していたことでも、現代ではいろんなことが”楽”に時短で出来るようになりました。

快適な住居、便利な交通手段、便利な道具、時短料理、、それこそインターネットは”楽”な社会の象徴でしょう。

本当に嬉しい、ありがたいことですね😄

と、露骨な前振りをしておいて、本題に入りたいと思います笑。

いろんなことが”楽”に出来る社会、、それ自体は素晴らしいことですし、効率よく生きることでより人生の発展が望めます。

その一方で、この”楽”な社会には落とし穴があります。

「人生をいかに楽にして生きるか」

という考え方が、多くの人に知らずのうちに定着してしまっているように感じます。

”楽”を追求することが悪いという事ではありません。

”楽”だけを求めることで、努力の放棄に繋がることが危険なのです。

これを象徴することとして感じるのが、近年の子供(男子)のなりたい職業上位に「YouTuber(ユーチューバー)」がある事です。

YouTuberを目指す事自体は良いのですが、その根底には「好きな楽しい事をしてお金持ちになれる」という思惑があるように感じます。

でも、「好きな楽しい事をしてお金持ちになる」こと自体を否定しているわけではありません。

楽しい事をしてお金持ちになれるなら、それはその人の才能であり、人を楽しませ社会経済に貢献できる素晴らしいお仕事ですね!

YouTuberは決して”楽”な職業ではありませんが、10年以上前から蔓延してきた「ネットビジネスで儲けて、楽して生きるのが勝ち組」という風潮の延長線上にあることを感じます。

「好きな事でお金持ちになって、派手な交友関係を築いて、楽をして生きる」

こうした成功モデルが強調されている世の中なので、社会で地道に働くほとんどの人々の意識下にストレスを植え付けて、本来無くてよい悩みを量産してきたのを感じます。

これが、「現代社会の大きな落とし穴」だということです。

人生とは本来、”楽”なものではありません。

”楽”に留まり続けてよいものでもありません。

過去のブログ「絶望しがちな若いキミへ伝えたいこと」でも書きましたが、お釈迦さまがおっしゃるように「人生とは”苦”そのもの」であるのが本質です。

人生は確かに”楽”を求めていくものですが、それは努力の末に勝ち取るものであり、決して「”楽”=自堕落・怠惰」ではないのです。

”楽”を実現できても、そこからさらに新たな努力がスタートするのが健全な人生です。

死ぬまで努力を継続させられれば、あの世に戻った時に本当の”楽”が訪れます。(子孫を守るという努力は生まれますが笑)

「死ぬまで努力」と言うと、特に若い方などは「うえぇ、、」とゲンナリするかも知れませんね😅

でも、心身ともに健全になれば、努力を努力だとは思わなくなりますので、結果的には”楽”だと感じて生きているでしょう。

現代社会の根底に流れている間違ったメッセージが、多くの人の無意識に「”楽”=自堕落・怠惰」と結び付けているように感じます。

僕たちは、社会から享受する”楽”を正しく受け取れるように、人生を最大限努力する覚悟を持ち続けなければ、たちまち道を誤ってしまいます。

「随所作主 立処皆真(ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)」という禅語があります。

どんな時、どんな所でも、自分が人生の主人公であることを忘れずに、目の前の務めを一生懸命果たせば、それは人生を見誤らずに本質的に生きることが出来る、という意味になります。

道の脇にある誘惑に流されず、いつも道の真ん中(中道)を歩いて、正面から転がってくる”楽”だけを受け取って生きたいものですね!

 

あなたの心に、常に太陽が在る事を祈りつつ。。

お読みいただきありがとうございます😌

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