目標を決めるまでの道のりと決めた後での違いとは!?

学生の頃よく目標を決めなさいと言われたことはありませんか?あらかじめやりたいことや興味のあることがある人にとっては 簡単なことかもしれません。 しかしこれから何をしていこうか、何をして行ったらいいのか、興味は全くない…などといった方にとっては目標を決めなさいと一言で言われても何も進まないということがあると思うのです。私もその一人に入っていました。

今でこそ、目標が決まって日々自分がこれから何をしていかなきゃいけないのかが分かってきて、毎日が充実したものになっていますがここに来るまでには途方もない道のりでした。

目標を決めなさい‥ということは趣味を持ちなさいと言われることと似ていると思いませんか?趣味のない人にとっては趣味とは何だろうから始まると思うんです。趣味と一言で言っても、その人それによって好きなものも、興味のあることも、やりたいことも、できそうなことも全く違ってきます。自分はこういったことが得意で…とかこういったことが嫌いで…などと大まかな好みはハッキリしているかもしれませんが、それが趣味に繋がるとは限りません。

趣味や目標というものは、すぐに決まるものでもなくあれこれ悩んでいろいろ試してやっと自分に合うものが見つかり、そこから趣味や目標というものに繋がっていくと思うのです。私はうつ病になってからうつ病と向き合うのに必死で趣味どころではありませんでしたが体調が少しずつ良くなるとともにまだ働く状態までには至っていない私は時間を持て余すようになり、日々の中で時間だけが過ぎてゆき、何とも言えない夕方を迎えるのでした。日が暮れて暗くなっていくと何もできなかった自分に腹が立つのです。テレビをつければ疲れ切った仕事帰りの人や これからデートの人たち、これから飲みに行く人たちなどそういった人たちの姿を見ると羨ましささえ感じました。私は一体何をやってるんだろうと自分自身が情けなく病気の中で自分で自分をコントロールもできない状態で、ただただ1日が過ぎていくだけでうつ病の症状とさらに自分自身が情けなく悔しく思う気持ちも感じるのです。

私の生活は治療に専念するために生活保護にお世話になり、一人暮らしで生活をしていく中で決して余裕のある生活ではありませんでした。日用品も食料品も100円ショップで済ませることがほとんどでした。そして100円ショップの中で自分の好きなものや時間をつぶせるものなどを必死に探して歩いていました。なぜ 必死になるかというと、こういう場所でしか雑貨や食料品、日用品などがまとめて買えないので余裕のない生活をするものにとってはちょうど良い場所だったのです。車もないことから、あちこちとお店を回ることもできず限られた生活の中でいかに頭を使い情報を得て、生活をしていくことかという事で精一杯でした。そんな時に目にしたものは造花やガラスのタイル、ガラスの小瓶やアロマオイル、子供が遊ぶような折り紙や削り絵、観葉植物や収納用品、などなどでした。

生花は高いので造花を使ってフラワーアレンジメントを作ったり、ガラスのタイルでコースターやアクセントに使ったりアロマオイルやアロマキャンドルで静かな部屋で癒されてみたりそういったことをして少しずつ精神や心身の安定と趣味というものを増やしていきました。

心身ともに安定していくと気持ちにも余裕が出て部屋の模様替えや断捨離など思い切った行動をして気分をスッキリさせてみたりこういったことは今でも続いています。

趣味は何ですか?と聞かれてようやく言えるようになった私は今度はその延長線上に自分の目標を決めようと思ったのです。好きなことや得意なことが見つかるとそのことを生かした仕事探しや資格を取りたいという目標を自分で定めることでこれから進んでいく道が見えてきたのです。

ただ趣味から目標に単純に移動したわけではなく、何かを決めたりこうしていきたいと思う気持ちの手前には自分の気持ちの整理や頭の中の整理が必要だということが分かりました。

気持ちがまとまらなくて整理ができていない状態で趣味は何ですか?目標は何ですか?と聞かれても答えられないのと一緒で、いろんなことを試してそして気持ちが整理できていくことでやっと行動に移せると私は思っています。

気持ちを整理することも一筋縄ではいきませんよね。。病気を患いながらの一人暮らしだったのでそばに頼れる人もいないなか、友人も近くにいなくて普段のおしゃべりをするような相手がいなかった私は気がついたら言葉に発するということをあまりしていなかったのです。そのために苦しいこと悲しいこと寂しいこと こういった感情を顔や体で表すことはできますが声として出すことをしていませんでした。そのことに気づいてそして気持ちの中でまとまっていなかったことを紙に書き出したり、声に出して独り言を言ってみたりすることで気持ちの中でごちゃごちゃになっていた自分の気持ちや感情、やりたかったこと、これからしてみたいこと、興味があることなど文字や声として見聞きして感じることでやっと自分のやりたかった方向性が見えてきたのです。

そしてやっとここからスタートです。一番自分が興味があること、そのことに集中して資格を取ったりYouTubeを見て学んだり情報を得たりして、どんどん明確になっていくやりたいことが目標となり 今の自分になっているんだと思います。ただここがゴールではないです。一歩やっと進んだ状態です。

自分がこれっ❗と決めた目標を道しるべとしてこれからも経験を重ね、知識を得て、目標となる理想像に近い自分を想像して毎日過ごしていきたいと思っています。

私が試したことは意外と効くと思います!私だけじゃなくて意外にも周りの人たちがチャレンジしていたことでした。もし今、気持ちの整理がつかなくて…という方はダメもとで試してみてくださいね😊

 

 

 

 

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コメント一覧

全2件
  1. schedule2025.01.17

    結-yui-

    のぞみ東京行さん、こんばんは。
    そしてはじめまして。

    コメント、ありがとうございます

    私も見た目ではわからないとよく言われますが精神手帳2級です。
    うつ病と闘い続けて20年になりますが、ようやく目標も見つかって少しずつ邁進中です笑

    抗うつ剤はうつ病が完治してもすぐには止められないとか。。
    山あり谷ありの毎日はそう簡単にはなくならないですよね。
    しんどいけど自分自身と向き合っていくしかないですもんね

    読んでいただけたこと、とっても嬉しいです❗
    ありがとうございました

  2. schedule2025.01.17

    のぞみ東京行

    結-yui-さん、こんばんは。のぞみと申します。
    コラムの執筆、ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。

    小学生の時などは、しょちゅう将来の夢を聞かれ(書かされ)ました。
    『将来の夢:おかあさんに会うこと』と書くと、担任の先生に「それは将来の夢じゃない」と否定された思い出があります。
    幼児の頃から父子家庭かつ、音信不通だった母に会うことは、私の念願の夢だから書いたのになぁ・・・と、モヤッとしました。

    うつ病(特に寝込むほど症状がヒドい)の時は、趣味どころか、その日1日を生きるだけで精一杯ですよね。
    私も、抗うつ剤が欠かせない患者なので、体力と相談しつつ色々試してみたり、紙に書き出したりして、気分転換の選択肢や趣味を少しずつ増やしていこう、と思いました。

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