大晦日のバトル
visibility1,949 edit2017.12.31
大晦日は、紅白で三代目を見てウハウハする私は、先程まで親とバトルしてました。
お金の事を1番頼みたくない親に、金銭的援助をお願いして3ヶ月。
10月に会い、年末に帰ってきた今回、『面と向かって感謝がない』事に、苛立ちを募らせていたようです。
あと、『家に帰って来た時に、手伝いをしないこと』です。
LINEで感謝を伝えるだけでなく、会った時に直接『大変なのにありがとう』の言葉がないのは何なの?
こっちだって、お金がなくて辛いのに…。
疲れてるんだから、手伝い位してよ。
そんな言葉や雰囲気のオンパレード、とりあえずさっき食器洗いしたんですけどね。
なぜか母親にではなく、父親に『洗ってくれてありがとうね』と言われました。
感謝して、と言う割には、母親から感謝されることって、実はないなぁと思います。
母親といる時にすごーく思うのは、『私はこんなに頑張ってる。誰より頑張ってる。それ見て助けようと思わないの?感謝してくれないの?』ということ。
そんな事言うけど、手伝い始めたらそれはそれで、もう凄いんです。
『もっと〜したら良いじゃない』
『そうじゃなくて〜』
小言ばかりwそりゃやる気失せますw
褒めたらいいのに…でもやらない。
自分がしょっちゅう『〜してよ!』ということは、母親が人にしないことであって、周りもしないことであって、自分自身にもしていないことなんだろう、と。
母親の実家では、母親は祖母の手伝いをしています。
『実家では休めない』
面白いことに、私が思っている事と、母親が思っている事は、全く同じ。
私も母親も、実家嫌いなんですw
母親にとっての実家は、祖母の手伝いをして休めない場所。
私にとっての実家は、母親の機嫌を取り、手伝いやら何やらを母親が思う通りにこなさなければいけない場所。
興味深い。同じように、同じようなものが嫌いで、自分が頑張った見返りを、ひたすら相手に求めている。
母親は、私の鏡のようです。この人に、私は育てられたんだと、実感した瞬間。
私の為にお金を用意するのも、毎日の家事も、料理も、なにもかも、母親にとっては頑張らなければいけないことで。
父親は働いているから、見返りを求める事は出来ないけど、子供という自分よりも下の立場には、『自分よりも楽でしょ』と見返りを求める。
実家は手伝う場所、休む場所ではない。
母親は、そんな場所を、娘の私にも、求めて来たように思います。
私は、ハッキリ『実家に休みに来てる』と告げました。
母親は呆れたように、先程私の部屋を出て行きました。
なんか、実家を出て3年経つけど、20数年間、誰より母親の顔色や機嫌や言動を伺ってきたのに、家族で1番理解されていなかったんだと、この大晦日に気付きました。
お金を工面してもらうことに対して、私が抱く申し訳なさや罪悪感を、全く理解していないのなら、私はもしかしたら『お金貰ってラッキー』位にしかオハナは思っていない、なんて思われているのかもしれません。
ずっと娘やってるのに、分かり合えないものだなぁと思います。
頑張ることが当たり前だと、娘の言うことなんか聞きゃしない。
自分よりも、ある意味下の立場なので、聞いてもらえないのは仕方ないのかもしれません。
まぁ、別に良いけど。
母親の機嫌を損ねるなんて、私にとってはタブーでした。
でも、その禁忌を犯しました。
とても良い気分です。
今思うこと、昔から思っていたことを言ってやった。
超清々しいw
だって思っていたことだもん。事実だもん。
テレビ見てうたた寝して、起きてご飯。
そんなダラダラしていた私に小言を言う母親。
自分が頑張って働いているのに、感謝を込めて手伝わない私を非難しているけど、
風邪ひいてやっと実家帰ってきて、不眠持ちなのきこたつでうたた寝とか、最高の正月かよ、なんで思いました。
愛犬が亡くなった今、こういう母親の不機嫌を回復させる愛らしい存在がいないのは、やはりマイナスだなぁと思うけど。
でも、大嫌いな実家で、好き勝手に悠々と過ごすのは、昔も今も、ほとんどしてこなかったように思います。
さっき、機嫌取りで皿洗いしたのに、それでも文句言われるなら、何やっても文句言われるんだろうな。
それならもう、何もしなくて良いや。
私の洋服への小言、髪の毛への小言。
昨日来たばかりなのに、褒め言葉一つない。
これもある意味凄いw1つ位褒め場所あっても良いのに…。
そういうところばかり目についてしまうのだろうか…?昔は、そういう母親に、何にも疑問を持たなかったけど、今はとてつもなく色々な面が違和感感じる。
期待に応えない私を、自分の思う通りにならない私に対して、散々罪悪感を植え付けてきた母親。
それを、当たり前だと受け取っていた私。
当たり前ではなかった。
女性として魅力がないことも、家で動かないダメな私も、本当はダメではなかった。
母親が私に与えた、刷り込みなんだろう、と思う。
難癖付ける私に、父親はよく庇ってくれている。
『良いじゃない、別に寝ていたって…』
なんか、今回は、父親がいてくれて、良かったなぁと思う。
手伝わない自分への罪悪感を、少し薄めてくれている。
母親から、ダメな娘だと烙印を押されても、もう良いと、30を越えてやっと思えてきた気がする。
お金を工面してもらう。
手伝わない。
頑張らない。
『頑張らないと、手伝えないの?』
はい、そうです。だって小言多いんだもの。そりゃあ疲れるに決まってるよ。
お母さんの頭の中の理想通りに手伝える訳がないじゃない。
とゆーか、実家帰って来た時くらい、ゆっくりしたいよ、ずっといるわけじゃないんだもん。別に良いじゃない。
こんな娘は、ダメなんでしょうか?
手伝う娘が、お金を逆に入れる娘のほうが、立派ですか?
あなたの理想的な娘は、どんな人ですか?
じゃあ、私よりも貯金なくて手伝いしなくて家に寄り付かなかった妹は、あなたの何なんですか?
罪悪感なんて、もういらない。
親にとってゲスい娘でも、構わない。
言うこと聞かないとか、どうでも良い。
そんなに嫌なら追い出せば良いと思う。
固定観念や常識、頑張ってやることが偉くて、それが当たり前だと思っている母親と、私は今あまりにも、あまりにも価値観や、いる場所がもう、かけ離れてしまった。
でもね、『実家が嫌い』ここだけは共通点。
でね、きっとあと10年くらいしたら、また変わるんだ。
性格丸くなって、小言が減って神経質でなくなっていくんだ。
それは勝手にそうなっていく。
そうなれば、付き合いやすくなるのかもね。
親子関係は難しいけれど、ある意味で『もう一人の自分』が見える瞬間。
やっぱり、頑張ることは相手への敵意になったり、見返りを求めたりするんだなぁと、改めて思い知った。
親にそれらのことを何度伝えても『もうあなたと話してると、言ってることが意味分からない』となってしまったけど、60年近く同じ価値観で生きて来たのにいきなり言われても、意味不明なのは当然なんだろうって。
その価値観で苦しまなかったから、考える機会もなかったんだろうって。
でも、苦しまなかったなら、ある意味できっとそれもそれで幸せなんだと思う。
とりあえず、親を怒らせたけど、言いたいこと言えたし、テレビ見ながら寝落ちするって超幸せな気分味わえて、私は満足です。
大晦日、いけないことをしてしまった私。
自分の中にあるタブーをやっていくことで、新しい道は拓けるらしい♡
このケンカを糧に、今夜は気持ちよく寝たいと思います。
サヨナラ、2017年。
最後に、面白い置き土産をありがとう(^^)
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