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10年前の出来事がまだ辛く心に刺さっている
1218 edit2021.06.21
10年前僕は高校を卒業後、夢だった美容師になりたくて地方から上京し美容室へ就職しました。まだ18歳で資格など持っていなかった為、通信制で専門学校に通い、昼は美容室で仕事をして1年のうち数ヶ月間は夜から資格取得のため会社の保有する専門学校へ通っていました。
僕の働く美容室は小田急線沿いにあるサロンでした。スタイリストが約15名、アシスタントが5、6名くらいの大きい店でした。そのアシスタントの中の1人に壮絶な嫌がらせを受けました。
昔ながらの美容室で店の方針なのかもしれませんが、スタイリストは基本的にカットと仕上げ以外の作業はほとんど行いません。カラーやパーマなどはアシスタントに任せていました。なのでアシスタントは常に時間に追われている日々だった印象が残っています。そのアシスタントで最年長の男性(以後Yとします)がとにかく僕が気に入らなかった様で執拗なパワハラを受けました。
Yは僕が入社した時、すでにアシスタント歴10年でした。サロンによって違いはあるかと思いますが、10年はかなり長いと思います(Yは営業後の練習はほとんどしていませんでした。また、本社ではいつまでもスタイリストになれないスーパーアシスタントと呼ばれていて、ネタにされていた様です。)
僕は人と比べて要領が悪く、入社したてというのは抜きにしても仕事が遅かったです。Yと一緒にカラーに入ってお礼を言いに行った際に、「お前使えなさすぎ、給料泥棒だな、なんなんマジで障害者なの?」と店が忙しい時間帯に30分以上言われ続けました。その際に何度も蹴り付けられました。Yはアシスタントの中では最年長だったので、他のアシスタントは何も言えず…スタイリストや店長やチーフも知らんぷりでした。見かねてスタイリストの中の1人が面倒くさそうに止めに入って収まる感じでした。
また、気分転換に休みの日に違う美容室で勉強も兼ねて髪色を変えて翌日その話を他のアシスタントと話してたら「汚ねえ色」「気持ち悪い色」など言われます。月に1度営業後に行われるアシスタントミーティングでは僕が真っ先にターゲットにされ長時間人格を否定される様な罵声を浴びせられました。「お前が使えねーからみんな残ってんだろ?」「みんなに残業代お前が払えよ」など後輩もいる前で言われて本当に辛かったです。
1番辛く頭にきたのは、高校生の頃僕の県で大きな地震がありました。翌月に当時入っていた部活の一環で被災地にボランティアに行った経験がありました。その事を仲のいいアシスタントと話していたら、突然陰で「お前が死ねばよかったのに」と心にもない事を言われました。
休みの日にカラーした話もそうですが僕はYに対して話していたつもりはありません。いつも急に暴言を吐かれるのがとても不快でしたし辛かったです。そんな生活が2年続き僕は心が折れました。美容師になる夢を諦め夜間の専門も退学しました。辞める日にはYに「まぁ別にお前なんて居ても居なくても変わらないんだよ」と最後まで人格を否定する様な事を言われて終了しました。自分なりになんとか要領よくできる様にと休みの日にも勉強の一環にと出勤したり(もちろん自分から頼んで出勤させて貰ったので残業代など無しです)、有料技術セミナーに参加してみたりとしていたのですが、その言葉で心底傷つきました。
それから約10年、僕は全く違う業種に入り結婚して子供も産まれました。忙しくとも幸せな毎日ですが、今でもあの日々のことが夢に鮮明に出てきます。いつか完全に忘れられる日がくるのでしょうか。その後Yはというと、風の噂で聞きましたが現在はその店は退社しているものの、違う美容室で働いている様です。それもスタイリスト歴10年とプロフィールにあるようです。完全に当時のアシスタント時と矛盾しています。
なにかうまく忘れる方法はないでしょうか。
当時はあまりパワハラという言葉が浸透しておらず耐えるしかありませんでした。本当に辛く心に深い傷を負ってしまいましたがこうやって文章に起こしたら少しだけ楽になった気がします。
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