「人を好きになること」に臆病な貴方へ

「好き」って一口で言っても、色々な「好き」が世の中には溢れています。

「この曲が好き!」「この食べ物が好き!」
そういった類のものであれば、わりとシンプルな答えが出るわけですが、それが対人になると色んな悩みやバックグラウンドを考えてしまうものです。

「あんな人になりたいな…」なんて思う、憧れの意味を含んだ、「好き」。
「もっと、あの人と仲良くなりたい…」と思う、友達や人との自然な関係の「好き」。

この二つは前述した食べ物や曲の好みと似ていて、わりとシンプルに「好き」って言えるし、臆病にならないものです。

でも、「好き」っていう感情の中にはもっと複雑で、もっと深い意味が込められていると、私は思います。

「好き」って意外に難しい!?

 

私は以前、ある方にこんな質問をされました。

「葉音さんの言う好きってどういう意味?」

言ったのは、女性の方。

お互い、「好き」という言葉を使ったときのことです。

私のプロフィールやいつもブログを読んで頂ければわかると思いますが、私は「セクマイ」、セクシャルマイノリティです。

バイセクシャル(両性愛者)なのですが、「好き」になるのは女性ばかり。レズビアン(女性の同性愛者)に近いのです。

だから、友達同士で「好き」と言い合うには、私は何とも言い難い思いをしていました。

私の「好き」ってなんだろう、って

 

私は、質問した女性の方に答えました。

「好きは好き。でも、貴方が私に思う好きとは少し意味が違うよ」と。

 

男性同士ではあまりないかもしれませんが、女性同士だとよく、「好き」とか「大好き」って友達同士でもふつうに言いますよね。

そこに深い意味はないから、簡単に使えるわけで。別に、「好き」と言い合うのは構わないのです。

私は「好き」ってなんだろう、って考えた時期があり、前にもブログで書きましたが、ふつうの「好き」も素直に表現できないくらい、「好き」って言葉が苦手でした。

 

だから、誤解もされました。友達から、「葉音は私のこと、好きじゃないの!?」って。

そこで私がよく使う逃げの言葉は「別に」でした。

癖なのか、今もよく使っています。特に「好き」の想いが強い人にほど、「別に」って言っているような気がします。

結局、素直になれてないんじゃん!!って自分でも思います。

 

「別に」って言われることが、辛いことだと知りながら、言葉の暴力を知らず知らずのうちにしていたのかもしれませんね。

 

話がすごく脱線しましたが、「好きの意味が違う」と答えた理由。

それは、私の「好き」の中には、恋愛感情があったこと、です。

 

好きな食べ物や曲、普段関わる人には持たない感情、

「その人の特別になりたい」っていう欲があること

 

だから、恋愛感情は難しいし、「好き」ってなかなか言えないものなんです。

そして、私の場合、ですが、「セクマイ」というだけで敬遠されることもありました。

恋愛感情を持たれたらどうしよう、って。それはすごく悲しいことでした。

まるで、女性すべてが私の恋愛対象に思われている、ということで、「セクマイ」の理解もまだ進んでいないということで…。

 

私にだって、特別な人、友人、知人の区別くらいつけれるよって叫びたかった。

でもね、それを叫ぶには、私はまだ力不足で、臆病でした。

 

好きにならないように、なるべく一人でいるように、そう意識して、自分の殻に閉じこもったこともあります。

だって、私が「好き」になっても、誰も得しないなら、人なんて「好き」にならない。

恋愛感情なんてもちたくないし、こんな自分がすごく嫌だったし、悔しかった。

 

話を聞いてくれる友達はいました。

でも、私の心がそれを理解して、隙間を埋めていくには、すごく時間がかかりました。

時間がかかったことを悔いることも確かにありました。

なんで、私こうなっちゃったんだろうって自暴自棄になって、今度は無駄に「好き!好き!」って言いまくってみたり。

誰でもよかったんです、本当に。

ただ、愛が欲しくて、心を埋めてほしくて、私の「好き」を知ってほしくて。

 

今ではわりと自然に素直に伝えるようにしていますが、その当時の名残なのか、「息を吐くかのようにイケメンな発言をするよね」「口説いているよね」と言われることがあります。

でも、それは自然な私の「好き」で、自然な言葉。だから、多少チャラくても良いのかな?と思っています。

 

ココトモの方にも「何股してるの?」とか「浮気はだめだよ」と言われる私ですが、直せる部分は直しつつ!「好き」って言える人間でありたいな、って今は思います。

 

少し手を伸ばせば、届くかもしれない、「想い」

 

「セクマイ」に限らず、色んな理由で、「人を好きになること」に臆病になったり、躊躇してしまうこともあるかと思います。

でもね、そんな貴方にもきっといると思うんです。

 

貴方が最初の一歩を踏み出すとき。

相手に「好き」になろうと、手を伸ばすときを。

 

「好き」って気持ちは本当に尊くて、脆くて、そして純粋なもの。

 

だから、貴方にも知ってほしいんです。

 

「人を好きになること」、そして、「愛されること」を。

 

恐れないで下さい。貴方の味方はきっとすぐ近くにいますよ。

ほら、ここにも。

 

私は、貴方が「人を好きになること」に怖がらずに飛び込んでくれることを、待っています。

 

臆病な貴方へ、少しでも伝わったら、嬉しいな。

 

葉音

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