舌足らず
visibility1,455 edit2015.07.02
とぅるるるーん、るんるーん♪
やってまいりました、需要供給のないブログのお時間です。
お届けするのは勿論、存在自体にも需要供給が少ないMCウォーリー!!
はてはてココトモに入るとこんな質問がたまにあります。
「ウォーリーは何かに悩んでた事とか辛かった時あるの?」とかですね。まあお悩み相談サイトだし気になる所ですよね。
僕はその時々によって考え方や感じ方、言う事や記憶すらも変わってしまうのですが(自分でも困る時があるけど、みんなそうだよね?)大体は「うーん普通ですね。」とか「あんまりですかね。」とか「入社一年目とか祖母が認知症になった時とかですね。」みたいに言います。
周りはよく「お前は悩まなさそうでいいな。」とか「お前って毎日楽しそうだね。」って言われます。
うん、楽しむ努力してるし、あんまり悩んでないかもね。
だけど悩む時もあるし、物凄い悩んだ時もありました。それを言わないのは面倒であったり、悩んだっけ?とか、言ってもしょうがないしな。とか、弱さや現実をまだ受け止めたくなかったり、相手に心配かけたくなかったり色々あって言わないんです。結論は「色々面倒だから」ですw
嘘とか隠し事のつもりはないんですが…すいません(笑)
今日はどうでもいい気分なので、僕が結構悩んだ「舌足らず」について書きます。(後日にはこのブログが削除されてたりする場合もあるやも)
舌足らずとは?
最初に軽く説明。
喋る際に
さ行が「しゃひしゅしぇしょ」みたいになったり
「ち」が「き」になってしまったりすることです。
会話の違和感
事に気付いたのはいつだろう?
僕は幼稚園、保育園にも通っていなかった為、同年代の友達ができたのは小学生が初めてです。それまではファミコンやぬいぐるみやウルトラマンが僕の友達でした。
つまりそれまで家族以外、ほとんど会話をしたことない状態でした。
小学1年生の時は慣れない勉強や居残り、宿題が嫌で泣きながら通学しておりました。それと暴れん坊だった事以外は低学年の時はあまり問題がなかったと思います。
さて高学年になると段々と妙な知識や自我、グループ、イジメ等が出てくる可能性が高くなってきますね(多分)
ある日、僕は上の学年の二人組に「お前『さしすせそ』って言ってみて」と言われました。その二人は地区が同じだったので顔は知ってました。僕は(・ω・)?となり、嫌な感じがしたので断りました。
それでその時は気づかなかったけど、友達との会話でもたまに言葉が通じない時や勘違いされる時があったなと。
それがはっきりわかったのは今でも忘れない中学3年の時です。
初めての悩み、悔しさ、悲しみ
僕は中学生になり、体育会系の部活に入部しました。当然のように掛け声がある訳です。
先輩や同級生、果ては後輩まで僕の喋り方や掛け声をたまに真似するようになりました。
だけど、先輩は可愛がってくれるし、後輩とは仲が良いし、部活以外の同級生ともからかわれたり、会話に困るという事はなかったので半分気にして、半分気にしない感じでした。声と性格が若干小さくなった位です。
しかし中学3年生になった時に決定的な事件が起こります。
それはクラス替後の初の自己紹介。
僕の番になり名前、部活、趣味…みたいな感じだったと思います。
「趣味は読書です。」
僕はこう言った。つもりでした。
しかし先生から返ってきた言葉は
「どくひょう?」
僕はもう一度言葉を繰り返します。
しかし先生から返ってきた言葉は
「どくひょ?」
僕は必死になり言います。先生は聞きます。
その繰り返しに周りは爆笑。
やっとこさ友達が「読書だってさ」と助け船を出してくれて場は収束しました。僕は赤っ恥で泣きそうでした。
そこからです。僕の苦悩の日々は。
友達と思ってた人が不良の先輩達と絡んだ事もあるのでしょうが、数人の不良グループの奴らと、舌足らずを理由に僕をからかったりしてきました。
それを受けて初めて裏切りや、イジメの被害者に近い感覚を知りました。それまでは加害者だったのに。
その時の自分はお恥ずかしい限りですが加害者であったことを恥じるより、被害者になってしまったんだと思い、その事をとても恥じていました。
そして仲の良い友人達までもがちょっとイジるような感じで、たまに真似をしてくるんです。僕は笑っていましたが内心は少し傷ついていました。
一番辛かったのは初恋です。
それまでは可愛いなって思う位の子はいたけどそれ以外何とも思わず。
部活に関しても希望とは違う部活だし、悔しい思いは当然したけれど、まあいいやって。
家庭も貧乏だけど飯は出る、風呂もある、遊戯王カードもゲームもそこそこある。
友達なら沢山いる。
勉強は嫌いだけど何故か成績は中くらい。
だから泣いた事は多々あれど、悩みなんてあんまなかった。
しかし初恋は、飯も通らねえ、何事も手はつかねえ、どうしたらいい神様?みたいな状態。
「大好きです付き合って下さい」って言いたい。けど僕にはそれが言えない。発音ができない。
僕がからわれてるような存在って知ったらどう思うだろうとか。
断られたらとか、恥をかいたらどうしよう。
初恋独特の悩み+舌足らずの悩みで結局僕は告白できずに中学を卒業します。
本当に辛くて歯痒くて、悲しかったです。
高校生になって
僕は小声になり、言葉を選びビクビクしながら高校一年生を過ごしました。
幸いな事に友達も何人かできました。
彼女もできました。初恋の人がまだ好きだったし、ノリと勢いで付き合いましたが好きな気持ちはちゃんとありました。しかし「好きって言って」と言われても根性無しの自分はフラッシュバックが起こってしまい「好き」が言えずにすぐ別れてしまいました。
バイトは会話の少ないスーパーの品出しを選びました。
高1の終わり頃、やはり友達にからかわれたので
高2ではほぼ無言、一人ぼっち。音読等をさせられるような授業がある時はサボったり、その授業以降に登校するようになったので、中1から高1までは遅刻0だったのに100回近くにw
ついで?にクールちょい悪感を出してましたが、全くウケずにただの痛い奴化しておりました(笑)
何とか治そうと思い調べてみると
舌足らずとは「機能性構音障害」という聞き慣れないものでした。(発音に関する障害に関しては他にも器質性構音障害や運動性構音障害等があります。)
口や舌等に変形等が無く特定の発音ができない。とか、幼少期に多く見られるが成長過程で正常になる。治らない場合の多くはそのまま成人になるとか。そんな事が書いてあったと思います。
物凄いショックだったのは自分が「障害者」になってしまった。という感覚です。(不快感を覚える方がおりましたらすいません。)
そして太刀の悪い事に調べるのを途中で辞めてしまったのか、悪い知恵袋でも見たのか僕は「一生治らないんだ!」と思い込んでしまったのでした。
そろそろ眠い
さてそろそろ眠いです。
社会人になって僕は何とか治せる専門のクリニックを見つけ出しました。(諦めないで良かった。)
多分治そうと再び思ったのは失恋であったり、個人の事情だけでは通せない社会人になったからだと思います。
お金はかかるし、場所は遠いしで大変でした。
今、振り返ってみて
今は何とか治りました。(と思ってます。)しかしそれでも、たまに気になって何か重要な時は練習します。
気になり過ぎて舌足らずが出ちゃう時もあります。
そして軽い吃音も弊害してしまいました。言おうとすればする程ダメなんですよね(^。^;)
性格も変わりました。元から人見知りではありましたが、今程声が小さくなかったり、ビクビクしたり、人前に立つと頭が真っ白になったりする程ではなかったし、辛い経験からの疑心暗鬼や卑屈や自信の無さが今でも消えません。(原因は舌足らずだけじゃないけれど)
もっと友達と喋ったり遊びたかったし、カラオケも沢山行きたかった。
好きな人にちゃんと色々伝えたりしたかった。
今でもたまにそう思います。
中3~社会人2年目までは色んな悩みが重なって本当に辛かったです。
けど!今となっては良い面も!
・弱点を早めに知れて矯正できた(成功)
・当たり前の事が当たり前じゃない事を知り、当たり前を楽しめるようになった。(幸福感)
・イジメに近いものを受けたり、ハンディのある人の気持ちがほんの少しわかってほんの少し優しくなれた(性格の改善や視野の広がり)
・多少黙ってても大切な友達ができて辛かったけど乗り越えられたかな?(友達への感謝)
・実を言うと舌足らずとか関係なく恋人はできたんじゃなかろうか(何かを原因に全てを諦める必要はないのかな?っていうちょっとした希望を持てるようになった)
などなどです。
長くなりましたけど、この事を吐き出すのは初めてです。しかし初めてが不特定多数の人とは(笑)
これがココトモとかネットの良さなのかな?
大切なのは希望はちょくちょく探し続ける事と、全てを諦める必要性はあんまりないのかな?って
個人の気持ちを僕は尊重しますけど。
最後に僕の好きな漫画の一つ「るろうに剣心」とある台詞で締めます。(曖昧な記憶を基に。)
「誰だって語りたくない過去の一つや二つはあるわよ。だからあなただって流浪人してるんでしょ?」
最後まで読んでいただいた方は貴重なお時間どうもありがとうございました_(._.)_
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