苦痛のない世界を夢見た私がたどり着いた先
visibility1,596 edit2017.02.18
私には小学生の時の記憶がほとんどない
それでも私が小学生の時夢見ていた世界があることは覚えている
苦痛のない世界である
小学生の時にこの世界を何度も空想した
でも、なぜだろう
私は何時までたっても苦痛のない世界にはたどり着けなかった
私がようやく苦痛のない世界が実現しないことに気づいたのは、たしか小学5,6年生辺りの時だった
人間だけを対象に言うと、
まず人には感情というものがある時点で無理だった
もし私が人の感情を操れたとしても無理だった
人がどんなタイミングで傷つくのかまで私には正確に想定できない
あらゆる危険を一生懸命無くし続けていく内に疲れ果てた
ものすごく大変だった
そもそも感情を操り出した時点でその世界の人間は人ではなく人形になっていた
今思うと、人は進化によって出現した生物なのだから永年の生存競争の続きでそもそも全員がなんの苦痛もなく生きることなど無理なのだろう
苦痛のない世界が実現しないことに気づいた私は空想をやめた
そして、これがこの時からの私の生涯の目標である
より多くの人に手を差し伸べ続ける
この目標なら私個人で達成でき、さらに私の理想の世界である苦痛のない世界にも則してはいる
現実不可能なら可能な範囲でやればいい
無くすことはできなくても減らすことならきっとできる
もし、このブログを読んでくれた人が同じように「より多くの人に手を差し伸べ続け」ながら生きてくれたなら、私は物凄く嬉しい
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