「あなたバカですか?」から始まった、自分の人生を創る
visibility1,566 edit2023.04.08

こんばんは
5歳児のママのサトミです。
幼少期の外見のコンプレックスから
「いい大学に入れば、いい人生が送れる」と
歪んだ価値観をもっていましたが、
人生の必勝みたいなのは無く、
走りながら自分なりの方法や価値観を磨いていく
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さて、私ですが、
一年浪人し、二年目で別の大学に行きながら仮面浪人し、目指していた早稲田大学に合格。
一年目浪人のときは、幼少期からの外見のコンプレックスから、「自分の価値を証明するには、いい会社に入って、そのためにはいい大学に入らないと価値はない」
と思い込んでいたので、特に浪人の春は、悲壮感満載から始まった。
高校はふつうの県立高校で、偏差値は普通で、浪人までして受験する同級生は少なく、
ほとんどの友人が進学先を決めて、卒業式でユーミンの「春よ来い」を劣等感まみれの中、聞いていた記憶がある。
元々友人が少なかった私は予備校も近所の大手予備校に独りで通い、
当時は、「今度は失敗できない・・」とプレッシャーもあり、甘いものを食べては、「私の合格体験記」をよく読んでいた。
(今考えると、力注ぐのそこじゃないだろって感じ・・(;’∀’))
ぶくぶくに太り、髪もボサボサで、ヨレヨレの服で予備校に通い始めた私。
まさに「情けない私」を自分でまとっていた。
そんな中、私は、予備校のカリスマ世界史講師の授業後に講師室に行き、
最初は授業の質問をしていたが、
そのうち「合格するテキスト」「合格する方法」をしつこく講師に質問。すると、カリスマ講師の顔色が変わり、
「あなたバカですか?」
と強烈なひとこと。
当時は失敗したくない、浪人してみじめな私なんだから優しくしてくれてもいいのに・・
と肩を落として、講師室を後にした。
今なら、何のためにその講師にこの発言を言わせたのかよくわかる。
恥ずかしい浪人エピソードをもう一つ。
浪人中もう太りすぎて過ぎて、仕方なくブラジャーを買いに、近くのイトーヨーカドーへ
試着で店員さんがサイズを見てくれたそのとき、
私はなんと、お守りを首からぶら下げていたのだ・・・
お守りも神社で売っている普通のお守り。
お守りを首からぶら下げているのはフーテンの寅さんくらい・・。
もうこれも神頼みの他力本願が表れてた。(無表情でサイズ見てた店員さん素晴らしい(;^_^)
浪人時代は、そのあとも合格体験記を読み漁り、早稲田大学など目指す大学の赤本、青本など過去問を
解くことを優先したりして、そんなこんなで一浪目は滑り止めで受けた大学をギリギリ補欠で合格。
結果や自分の姿勢にも納得ができない結果だった。
ただ、大学に行くうちに心の余裕もできたのか、
「私は大学卒業後、何をしたかったか」
私は将来マスコミで多くの人に伝えたく、そのためには
やはりマスコミに強い早稲田に行こう、と思った記憶がある。
「十分に受験勉強をやりきったか、自分は納得したか」
色々自分の中で問いかけが起こり、もう一回受験することに。
親にも、友人にも受験のことは言わず、再び、受験勉強をスタート。
夏期講習や受験費用などを稼ぐために、大学後にアルバイトもして、勉強はアルバイトの無い日に近所の図書館に行ったり、通学の合間にした。
夏まで徹底的に浪人時代の基礎のテキストを繰り返し、繰り返しやり直し、
「勉強プランやスケジュール」もすべて自分で決めた
また、「再受験で結果、失敗しても、しなくても大丈夫」と結果にこだわりすぎないのもよかった。
受験勉強は本当に楽しかった。
誰からも強制されているわけでもなく、自分で決めて、やっていたからだ。
受験結果は目指す早稲田大学に合格。
大学受験そのものでなく、卒業後の目的を設定し、
自分でやり方・スケジュールを決めて、
失敗しても、しなくても、「自分の価値」は変わらない、と思って取り組んだのが結果につながった。
考えてほしい。
例えば「成功する方法・テキスト」を求めて、勉強して、仮に希望の大学に合格したとしよう。
その後、社会に出てそういった人が成功するだろうか?
この変化の激しい世の中で、企業や社会から求められるとは思えない。
AIの方がよっぽど仕事が早い。
おそらく、色んな失敗や体験を糧にして「自分なりのマインド、方法」を身につけ、自分なりの価値を表現・提供していく人が求められる時代であることは間違いない。
私が浪人時代に愛読していたはずの合格体験記も、おそらく、それぞれ自分なりに色々試しながらチャレンジして結果を出したはずだ。
余談だが、私も早稲田大学の女子、ワセ女で、世間では猛者のイメージがあるが
私の身近な大学時代の友人では我が強かったり、猛者のイメージの人はいない。
しかし不思議と、大学時代の友人は独立して起業していたり、仕事しながら趣味で副業したり、
自分で道を切り拓く強い女子が多い気がする。
こういった友人に囲まれた経験はありがたい。
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私の浪人体験記いかがでしたか?
最後に、
受験するご当人はさることながら、
受験する子供の親御さんはぜひ、「受験結果で子供の人生が決まるだけでも、評価が決まるわけでもない」
と長い目で応援してあげてください。
失敗もまた人生の糧となります。
そして何より、自分なりにチャレンジしていく中で自分なりの考え、方法を創り出していくことこそが大事です。
長文お読みいただきありがとうございました。
サトミ
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