今を思い出にしたくないから

1年以上ぶりのブログですが、ごちゃごちゃになった気持ちをこの場をお借りして整理させてください。

大切な人がこの世を去りました。私にとってヒーローみたいな人でした。その人に友人として最期に一緒にいたのは恐らく私です。後悔ばかりしています。私から用事があるからと別れずに一緒に帰っていたら、この後悔は変わるのだろうかと今も思います。某ウイルスのせいもあって、あとは私が踏み込まなかったせいで、私はその人のお墓参りにすら行ってあげられない。行けるなら行きたいけれど、それは許されないしその人のことを話すこともタブーになってしまったのです。私はちゃんと話して、一緒にきちんと泣いて欲しかった。何より、その人にもっと一緒に生きていて欲しかった。もう絶対に叶わない。

 

思えば、私は大切なものが大切なものだと気がつくのには随分と時間がかかってしまう質をしているみたいです。

 

今だからこそ言えること。苦しい思いも多かったけれど、candleの相談員を辞めたくなかった。辞めてから、あの場所が実は好きで、なんとなく執着していることに気がつきました。ここの相談員することも、candleの相談員をすることも、この世を去ったあの人はずっと応援してくれてたな。沢山の人が私のことを望んでいたはずなのだろうけど、辞めてよかったと思う。あんな状態で思いのぶつけ合いに耐えきれるほど、私は強くないしそのために頑張ることに疲れていたから。多分リーダーとかあんまり向かないんだろうな、私。だからあの場所を居場所として定めないで、結果的に双方とも良かったんだと思うしそれにいろんな人を巻き込む可能性を潰せてよかったと思う。名付けから関わっていたから、大切だった居場所に変わりはないけれど。それに気がついたのも辞めてからだった。

今だからこそ後悔すること。なんで人見知りに生まれてしまったのかなってこと。それもかなり強いやつ。初対面の人と話すのがあまり得意じゃなくて、電話掛けるのも出るのも好きじゃないのです。生活上の不便はそんなにないけれど、私には人との関わりを避けてしまう傾向があります。LINEも然り、対面も然り。TwitterとかSNSは元からやってないし。それこそ友人との関わりも家族との関わりも、このところ減少傾向にあります。大好きなゲーム仲間もまた然り。だけど、その関わりの希薄さがあの時と同じ後悔を産むことを知ってしまったのです。大切な人を失ってから、一緒にいられなかったことを後悔して、自分から何も言い出せなかったことを後悔したのです。避けちゃいけないところを避けまくった後悔。その根幹は間違いなく自分の難点ばかりの性格のひとつにあるのです。これ以上大切な人を失いたくないから、少しずつ勇気出して対話をしよう。苦手な外食もたまには付き合ってみよう。沢山の記憶の中に大切な人を落とし込めるように。

今だからこそ思うこと。いい加減自己表現しろよ自分。

自己表現できなかったから、人見知りに拍車がかかったとも思うのです。自己表現できないから、思ったことを伝えることがとても苦手なのです。自分の感情を表に出すことが恐ろしい程に下手くそなのです。笑顔が苦手なのも、辛いと言えないことも、愛して欲しいと言えないことも、それら全部出来なくて後悔するのも、自分を出すことが苦手なせいなのです。相手を大切にしすぎて自分を無くす、それが私だから。長所でも短所でもある諸刃の剣。何回その剣が傷を抉ったかわからない。少なくとも、そのせいで沢山取り返しのつかない後悔をしている。それもたった今。

 

ねぇ。私にとって大切なものを、私はあと何回なくすことになるの?? なくしたくないの。なくしたくないの。なんなら失くしたもの全部返して欲しいの。もう失いたくない。今の日常も、家族や親戚も、友人や先生やバイト先の子も、沢山の好きな物も、居場所も、失いたくないんです。全部私の大切なものだってわかってしまったから。失う前にそれに気がつけたから。

私の大切な友人で、私のヒーローだった貴女へ。会いたい。もういちどだけ抱きしめて、それから水族館に行きたいの。叶わない夢でも、それでもそう願っていたいの。貴女を思い出にしたくないの。今でも、まだ貴女の死を私は受け止められてないから。

 

これを最後まで読んでくださった貴方へ。

どうか、大切なものを手放さないで欲しいのです。手放すことで後悔しないで欲しいのです。そして可能ならば、それが大切なものだということに早く気がついていて欲しいのです。

今を思い出にしたくないのなら、この日常を非日常にしたくないのなら、今を大切に生きていて欲しいのです。

 

 

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コメント一覧

全1件
  1. schedule2021.06.16

    ぬい

    世界の大きな流れからみれば別れは出会いと同じ数存在するのです
    永遠にずっといられるなんてことはこの世の理の外にあります
    なので得られたものは必ず失うのです
    ただそこにそれがあったことは残すことはできます
    忘れないように伝え続けていくことができます
    それがその人が、その存在が確かにそこにあった証なのかなと思いました

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