「底辺の価値観を捨てよう」情けない自分を認められると人に優しくなれる
edit2022.04.28 1,992
みなさん、こんにちは。
タカミチです。
前回のブログから引き続き、就職活動中の40歳のおじさんです。
約2週間前に入社試験を受け、まだ合否判定はないものの、滑り止めとして派遣登録したコールセンターの面接は決まりました。
それと並行して、単発で引越しのバイトに入っています。
過去にブログで、「勝ち組の価値観に囚われない生き方」について書かせていただきましたが、現在の僕が中年アルバイターなので、「底辺は問題ではない」という事を書く絶好の機会だと感じましたので、思ったことを書かせていただきます。
"底辺"は自分が創り出している
今回、初めてガッツリと就職活動をしましたが、派遣会社6社くらい登録してもなかなか決まらないという大変ぶりでした。
入社試験が不合格なら、おそらくコールセンターのアルバイトで決まりそうです。
本業である中国輸入の規制が強化され始めたため、廃業を視野に入れて就職活動を始めた次第ですが、40代入ってすぐにアルバイト生活をするとは思ってもみませんでした。
でも、全く苦にはしておらず、むしろいろんな業種を体験できることを楽しんでいます。
とりあえず大手の引越しセンターに登録して、先日初仕事をしましたが、早朝7時15分入りの午後8時40分退社という激務振りで、いきなり15,000円稼げました。
アルバイトで、と考えるとホクホクです。2週間分の食糧が潤沢に買えてしまう額を一日で稼げたのです(主夫目線)。
二日間は筋肉痛で腕が上がりませんでしたが、慣れてしまえば「これはおいしい仕事なんじゃないか?」と感じます笑
とは言え、引っ越し業界というのは特殊な業界で、一般職には就けない"訳ありな人"が多く集まってきます。
トラック運転手など物流業界もそうですが、人がやりたがらない過酷な仕事というのは、言ってしまえば犯罪歴のあるアウトローが集まりやすいです。
引っ越し業界を貶めるつもりは一切ありませんが、僕とちょうど同じ日に入った27歳の子も、なかなか真面目そうな子だと思って話していたら、オレオレ詐欺で刑務所から出所したばかりでした苦笑
その子は、初日から「キツすぎる」と言って匙を投げてやめてしまいましたが。。
この子などは、一般社会からすれば"底辺"だと見えるでしょう。見下されるかもしれません。
その尺度から言えば、そうした場所で働いている僕も"底辺"なわけです。
40歳アルバイターなので、人によってはさらに見下すかもしれませんね。
仮に僕がそうした人に出会って、面と向かって見下されたら、ニッコリ笑うでしょう笑
「あはは、そうですねぇww」
と言ってその場を離れ、その人には極力近づかないようにします。
"底辺"という価値観を作り出し、見下さないと自分の存在価値を認められない器量の狭さがとても可哀想だと思うのです。
僕はこうした時、腹が立つよりもむしろ同情してしまいます。
「人生ストレスだらけなんだろうなぁ」と、そう思うだけで、深い闇を抱えている大変な人なんだろうと察しますので、怒りには変換されません。
怒る必要性をまったく感じません。
僕も、奈落の闇の底から這い上がってきた口なので、"分かる"のです。
職業に貴賎は無いと言いますが、道徳や良心に反しない職業であれば、それを立派に全う出来るならどんな職業でも誇っていいと思います。
生きていけるだけ稼げるなら、それだけで立派です。
僕に教えてくれた25歳のベテランさんも、族車に乗っていた元不良ですが、しっかり仕事をして周りから尊敬されていましたし、僕も「この人はすごいなぁ」と、とても感心していました。
日常生活では絶対に関わり合わないタイプの人ですが、激務の中でも頑張って行ってほしいし、結婚を控えていたので幸せになってほしいと願っています。
これから行くであろうコールセンターも、ひと癖もふた癖もあるような人が多い業種ですが、その癖のある関係を楽しむように努めようと思います。
僕は割とフラットな人間なので、クセのある人というのは得意なわけでは無いですが、"勝ち組の価値観"、"底辺の価値観"を完全に撤廃していますので、人を色眼鏡で見ないために、大体の人とコミニケーションを取ることができます。(だからといってコミュ力があるわけではありません笑)
常々、"勝ち組の価値観"、"底辺の価値観"を撤廃するだけで、今よりも心にゆとりと安心感が生まれるのになぁ、と感じているので、それをこうした形などで、うまく伝えていきたいと思っています。
自分の情けなさを取り繕わないように出来れば楽になるし、優しくなれる
僕が今回、40歳アルバイターになった理由は、ひとえに“ふがいなく、情けないから”です。
しっかり事業を軌道に乗せてさえいれば、現在ここまで苦労する事も、妻に心配をかけることも無かったわけです。
でも僕は、むしろこうした苦労が出来て良かったなぁ、と思っていますし、楽しんでいます。
40歳のおじさんが、派遣の面接や、職場に行くと、やはり見下している空気を醸し出す人はいるものです。不必要にマウントを取ってきます笑
「おいおい、40歳でアルバイターって大丈夫かぁ?ww」
と、思っているのかも知れませんね。
こうした空気を肌で感じた時、僕は「なるほどなぁw」と心の中で感心していました笑
社会に根付いている“底辺の価値観”を身をもって実感した瞬間ですね。
こういう目線で見られる側は、相手に目線を合わさない事に努める事が、心を守る手段として間違いないなぁ、と再確認しました。
相手の心のレベルに同調してしまうと、自分もそのレベルに堕ちてしまいます。
なので、社会で“底辺”に属すことは、本当に良い心の修行になると感じます。
これを克服できれば、何も怖くないと言っても過言ではないのではないでしょうか?
そこからスタートして、少しずつ有能な人になって行けば、気づいた頃には人望を集める自信にあふれる人になっているでしょう。
そして、“底辺”とみられることを気にせず、明るく跳ねのけられるようになった人は、人類において最上級に心が豊かな人だと言えると思います。
ステータス至上主義の現代だからこそ、それに準じている大多数の人を包み込むような、「本当に素晴らしい人」です。
心は綺麗な結晶となっているでしょう。
ココトモは若い方も多いですので、ぜひ、目指してみてくださいね!
僕も今も登山中で、山の頂はまだまだ見えませんが、この機会に山頂を目指そうと思います。
みなさんの心に、常に太陽が在る事を祈りつつ。。
お読みいただき、ありがとうございます。
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