自分にとっては些細なことでも
edit2014.07.20 1,348
こんにちは、のんちゃんです(^^)
今回は、自分にとっては些細なことが、誰かにとって大きな力になるんだという話をします。
先日、大学に向かう途中の駅の階段で、大きな紙袋を持ったおばあちゃんに出会いました。
おばあちゃんは、手すりにつかまりながら、まず先に荷物を一段下に置き、それから自分がゆっくり一歩降り、また荷物をおろし・・・を繰り返しながら、とても大変そうに階段を下りていました。
よくテレビや漫画、本の世界で「重い荷物を持った老人を助けてあげる」というシチュエーションを耳にしますが、実際にそのような場面に出会ったのは初めてで、最初はすこし戸惑ってしまいました。
けれど、そこで勇気を出して
「大丈夫ですか?荷物、お持ちしますよ!」
と声をかけてみました。
するとこちらを見たおばあちゃんは、まるで花が咲いたかのように満面の笑みを浮かべ、それから大きな声で笑うと
「ほんとう?うれしいねぇ、ありがとう!」
と言ってくれました。
荷物を預かると、それは私にとってはなんてこともない重さでした。片手でも余裕で持ちあげられてしまうほどの重さです。
けれどもおばあちゃんにとっては、それは大荷物だったのです。
階段を降り切り、荷物を返すとおばあちゃんは何度も何度も心をこめ、わたしの目を見て、「ありがとう。ほんとうにありがとうね。」と言ってくれました。
そして、こんなことを教えてくれました。
「あなたにとっては些細なことかもしれないけれどね、こういうこころづかいは、本当に大切なことなんだよ。」
自分にとってはちょっとしたことで、一人でどうにでもなることでも
誰かにとってはその「ちょっとしたこと」が大変で、一人では抱えきれなくて。
自分にとっては、ほんの小さな力のつもりでも
誰かにとってはそれが大きな大きな力になる。
ちょっとした勇気で、私はそのおばあちゃんから人生の教訓について学べた気がします。
おばあちゃんは、たくさん私に「ありがとね」と言ってくれましたが、むしろ私がおばあちゃんに「ありがとうございます」と言いたいです。
ちなみにその紙袋の中には、おばあちゃんが育てたという立派な夏野菜がたくさんはいっていました。
電車に乗るのはこれから病院に向かうためで、そこで野菜を配るつもりだったそうです。
この先、そのおばあちゃんにまた出会うことはあるかどうかわからないけれど、これからもずっとずっと元気でいてほしいな!
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