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20代後半
女性
何かが違う人間
685 edit2022.02.07
人から違うと言われ続けた私は地に足がつかず、ふよふよと漂っています。
何かが違う真っ黒な私が首を傾げています。
人を愛する気持ちがありません。
でも愛という素晴らしいものを誰もが持っていると信じて疑わない人があまりにも多くて、それを持っていない私はどんどん苦しくなって、息をするのも苦痛で
つまり、よくわからない愛というものに殺されてしまいそうなわけでして
何もしていなくても好きになってくれる人と何もしなくても嫌いになっていく人
振り回されて心はどこへ
私のことを好いてくれる人も嫌いになる人も私を変わっていると形容して、
結局何にもなれない苦しさだけが残るのです。
それが私だというのならそこまでだけど、そうじゃない
それは私ではない
家族というものが嫌いで、友人というものが嫌いで、恋人というものが嫌いで、同僚というものが嫌いで、先輩も上司も何もかも嫌いなわけでして
一人が一番好きなはずなのに、自分のことも嫌いなわけで、というよりも自分という人間が一番きらいなわけで、でも、そうとも言い切れない歯切れの悪さだけが明確で
結局何が好きなのか考えてみたら、誰よりもずっと傍に居てくれたぬいぐるみだけが好きでした。
もっと大げさに言うなら世界中のなにもかもが気に入らないなかで、ただ確かに心が求めるのは犬のぬいぐるみなわけで、そんな世界にいるのがなんとも滑稽で、嫌になるけど離れられないのです。
やっぱり生きるのをやめるかどうか
それだけが明確で絶対的な私の権利だと思うのです。
やめうかどうか、それは私が決めること
なんだか今日はとても疲れているみたいです。
少し眠ります
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