不登校の体験談インタビュー『そら』

ココトモメンバーインタビュー企画!
今回は「そら」さんに不登校の体験談を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

初めまして、そらと言います。

好きなことはアニメ、漫画、音楽です。

趣味は楽器演奏で、吹奏楽をずっと続けてきました。

私も不登校の経験があるので、私の経験が誰かの力になれたらと考えています。

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

不登校になったきっかけを教えてください

私は小学校で転校を2回しました。

自分から人と話せるタイプではなく、人間不信みたいなところもあったので、誰とも口を聞けませんでした。何かを話しかけられても、頷くくらいが精一杯で、人と目を合わせることも出来ませんでした。

そこから無視や陰口が始まり、それでも私が何か言ったりやったりすると笑われる、という事がありました。

中学生になって、状況は悪化していき無視や陰口は当たり前のように毎日ありました。

それでも自分が何かすれば、クスクスと笑われ、何か言えば無視されて…。

そんな状況が続き、ある日突然朝起きたら学校へ行けなくなりました。

 

不登校の時期はどんな風に過ごしていましたか?

最初は、本当に罪悪感を感じで何も出来ませんでした。

この曜日のこの時間は、この教科の授業をしているな…とか、自分はサボって何をしているんだろう…とばかり考えて、ずっと横になったまま動けませんでした。

少し気持ちが落ち着いて、たまには外に出てみようと思っても近所の目が気になり、家から出るのも恐怖でした。

買い物に行くのも、常にビクビクしながら誰かに見られていないか、同じ学校の人に会わないか…が気になって、すぐに家に帰ってきてました。

不登校にたいして家族や友人はどんな反応でしたか?

家族は理解があったので、「辛いなら無理して行かなくて良い。」と言ってくれたのですが、それすらも素直に受け取れず…。

それでも根気よく付き合ってくれて、毎日散歩についてきてくれたり、買い物に付き合ってくれたりと、必ず1回は外に出るようにしてくれました。

正直、友人と呼べる人は居なかったので…学校に居る人は全員敵だと思っていました。

不登校の時期に救われたことや転機となった出来事があれば教えてください

毎日、担任の教師が家に来てくれていました。

最初は、それがすごい嫌で放っておいてくれ!って感じだったのですが、毎日毎日「今日は何してたの?」とか「今日のプリント届けに来たよ。」と、学校に来ない私を責める素振りや言動がなかったので…。

それで自分からも一言、二言と話をするようになりました。

ある日、担任の教師が「学校側で私を受け入れる体制を整えたので、安心して学校に来てほしい。」と言ってくださったので、学校に行くことにしました。

 

今、不登校で悩んでいる人へ

今は毎日が辛くて、苦しいと思います。

だけど、自分を責めないでほしいです。

不登校になったのは、周りの環境のせいかもしれませんし、皆様が100%悪いなんてことは無いと思っています。

仮に学校に行けなくても、今そこに皆様が居てくれるだけでありがたいことです。

学校がこの世の全てではないと私は思いますし、不登校という経験をした人は人の痛みに優しくなれると考えています。

 

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

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