人への信頼を学んだ話。

こんにちは、さゆです。

今回は、タイトルに即して私の最近の経験をお話しします。

私は、人を信じるって難しいと感じています。同じように思っている方もいるのではないでしょうか。そのような方々の参考になれば嬉しいです。

部活で大役を任された

これは今年度、私が大学2年生の4月〜7月の話です。また前提として、私は大学の部活動でオーケストラの打楽器を担当しています。

今年度の7月初旬に部活の演奏会があり、その練習が4月上旬から始まりました。その演奏会で私は、ピアノ協奏曲でティンパニを担当するよう先輩から指名を受けたのです。オーケストラのティンパニといえば、「第二の指揮者」と呼ばれるほど、重要な役割を担うもの。ティンパニ奏者が指揮者やオーケストラの演奏のとりまとめ役であるコンサートマスターと連携し、曲が進んでいく方向性をみんなに伝える必要があります。しかも今回はピアノ協奏曲を弾き振りで演奏することになっていました。弾き振りとは、ソリスト(ここではピアニスト)と指揮者を1人の人が兼任することで、ピアノを演奏しながら余裕のあるときだけ指揮も振ってくれるという感じでした。

この演奏を成功させるためには、ピアニスト(兼指揮者)とコンサートマスター、そしてその他の演奏者を信頼して、演奏の方向性やタイミングを示していく必要がありました。

初練習〜本番2日前

はじめは、やはり周りを信じることが怖かったです。本来は私が他の演奏者を先導するように音を出していかなければならないのですが、なかなかその勇気が出ず、どうしても周りの音を聴いてからそれについていくような形で音を鳴らしていました。

「もっとティンパニが先に行かなきゃ!」「もっとコンサートマスターと連携とってみんなを引っ張って!」こういったことを何度も、また色々な指導者の方から言われました。正直、頭ではとっくにわかっているのです。でも実践できませんでした。

そしてついに迎えてしまった本番2日前。私の部では、いつも本番2日前と1日前と当日に、本番と同じ会場・メンバーで最終練習を行うことになっています。その本番2日前の練習を迎えても、まだ恐怖心が抜けておらず、タイミングが大きくずれてしまう失敗を起こしてしまいました。ティンパニが崩れると全体が崩れます。ここまでくると、さすがに焦りが大きくなっていました。

すると練習後に、コンサートマスターを務めていた3年生の先輩が私に声をかけてきました。曲中のある箇所について「ここはもっとティンパニが先に行ってくれると弾きやすい」という意見をくださった後、上記の失敗した箇所について「ここは2人で目を合わせて頑張ろう」という話もしてくださいました。

本番前日・当日

もう後がなかった私は、思い切ってコンサートマスターを信じてみることにしました。私は相手の合図に応えるし、私が合図を出したときにはきっと相手も応えてくれると信じたのです。

その結果、前日や当日の練習でも、実際の本番でも、上記のような大きく全体を崩してしまうような失敗は起こさずに済みました。コンサートマスターは、ここぞというときに必ず目を合わせて合図をしてくれました。私もコンサートマスターやピアニストと目を合わせたり、周りの演奏者に手を使ってタイミングを合図したりしながら、約40分ほどの曲を演奏しきることができました。

ずっとタイミングを合わせられずに焦っていた箇所が、人を信頼しただけで簡単に合ってしまった。1曲成功させることができた…。私が人への信頼を学んだ瞬間でした。

最後に

長くなってしまいましたが、また音楽経験の少ない方にはわかりづらい内容だったかもしれませんが、ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。

私は今回、演奏活動を通して、他者を信頼するということを学びました。この経験は、今後の人生にも役立つものだと思っています。

みなさんもぜひ、恐れずに周りの人やココトモメンバーを信頼してみてください。

このコラムへの共感やコメントもぜひ^^

では!

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