困難から… ▶逃げる ▷戦う

まず初めに

時折こんな事があります。

それはある日突然、自身にとって逃げたくなるような大きな困難が立ちふさがる事です。

それに直面した時、きっとこれが脳裏に浮かびます。

▶逃げる?

▷戦う?

時にはきっと他にも選択肢がありますが、大きく分けるとこの2択になるので、ここではこの2つにします。

そしてこのどちらかを選ぶにあたって、こう考えます。

「本当に逃げて良いのだろうか、逃げ癖がつかないだろうか」

そして真面目であればあるほど、なんだかんだと理由を付けてきっと”戦う”という選択肢を選びます。

結果、ボロボロになりながらどうにか乗り越える人もいます。

しかし、残念ながら力が及ばず心身に傷を負ってしまう人もいます。

ここでは「本当に逃げて良いのだろうか、逃げ癖がつかないだろうか」と考えてしまう方へ”逃げる”と言う選択肢を正しく使える材料の一つを書いていければと思いますので、辛いとき思い出していただけると幸いです。(ついつい逃げちゃう、という方の参考にもなるかもしれません)

※個人的な経験に基づくものなので、あくまで参考の一部としてください。また、ここでの「困難」は、明らかに望んでいない困難の事を指しており、例えば夢を叶える上での困難、とは少し種類が違います。

3つの判断材料

私は逃げるか、戦うかを選択する時は大きく3つの判断材料があります。①から順番に進めていく形です。

 

①この困難に立ち向かった時、自身が無事でいられるか。

まずこれです。特に努力型である人であればあるほど、ここのジャッジで無理をします。また、自分に負荷がかかると基本的に人は「不機嫌」になります。お腹空いた時、忙しい時、疲れた時、なにかしら余裕のない時。理性で抑えていても必ず不機嫌がベースに付きまといます。そしてその不機嫌さは、周囲の人間に伝わり対人関係にも影響を及ぼします。多少なりともなら良いですし成長の糧となりますが、身心どちらか・双方が壊れては話になりません。ここは慎重に答えましょう。無事でいられる時は②へ進みましょう。

②困難を乗り越えた時の経験値を全て失って逃げる事、そして逃げた先にも新たな困難が必ず現れる事を承知か

ゲームのようなたとえ話で申し訳ないですが、何もない日常も経験値は入ってきますが少しずつです。大なり小なり「困難」と認識した物ほど沢山の経験値を入手できます。そして困難から逃げる事は、この獲得できる経験値の大半を失って確実に自分が生き残れるという選択です。

そして、残念な事に逃げた先でもまた新たな困難が立ちふさがってきます。その困難は形もレベルも全くランダムです。今立ちふさがっている困難よりも、強いかもしれないし弱いかもしれない。

つまり、困難から逃げるという事は「大半の獲得予定の経験値を破棄して確実に生き残る事が出来る代わりに、この先ランダム強さの困難と出会う事」でもあるのです。

③ここまで考えた①と②の答えは、しっかり自分と対話した答えか

今は情報化社会で、気軽に色んな人の意見や考えを目にする事が出来ます。そして残念な事に、基本的には普通の人より何か特異な才能を持っている人が発信した情報や考えが自然と目に入る仕組みです。これらが組み合わさり蓄積していくとどうなるか。

あらゆる出来事は出来て当たり前

という考えに陥ってしまいます。

③はどういうことか、と具体的な例を出すと①だったら「本心はきついし辛い、続けたら心の病になってしまうかもしれない。けど、ネットでは乗り越えた人は沢山いるから」ですとか、②では「皆これを乗り越えて来ているから」という、自分が考えに考え抜いた答えではなく、誰かがこうしているからという他人の意見や経験に振り回されていないか、という事です。

要するに

逃げるは悪い事ではなく、正しく使えば結果的に無理して戦うよりも成長する選択肢になりうる、という事です。

そしてどっちが偉い、とか言うお話でもありません。全ての困難に立ち向かった人は様々な経験をして鍛え抜かれた良さがありますし、実際フィジカルが凄く全ての困難をぶち抜く方もいます。

まずはしっかりと自身と対話して、決めていきましょう。

 

【余談】そもそも⓪のステップもある

当然ですが人には個性があります。

戦士のキャラが頑張って魔法で戦っても戦果が上がらないように、魔法使いのキャラが頑張って杖で肉弾戦を挑んでも戦果が上がらないように、時には英雄のようなキャラの如く、前述した全ての困難をぶち抜く方もいます。

①~③で判断する事も良いと思っていますが、⓪として「自分はどんなキャラなのかな?」と一度振り返ると、そもそも困難を困難と思う回数も自然と減ったりより判断が付きやすかったりするかもしれません。

中には「自分にそんな特徴あるかな」と思う事があるかもしれませんが、意外とふとした人との会話や趣味、思い出に色んなヒントがあります。⓪を考える際は今までの記憶をゆっくり辿ってみましょう。

お読みいただきありがとうございました。

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