「ビールジョッキ」と「お猪口」と「メガジョッキ」

それぞれの置かれている立場や環境において違いはあると思いますが、心の病を患っている、または治りかけ。または、完治はしてないが落ち着いている。などといった色々な立場の人がいると思います。その様な状況で、どう仕事と向き合っていくのが、最も良好なのでしょう。

「生活」のため、「生きて」いくため、所得を得ることは大切なことです。では、所得を得つつ、心の病に悪影響を及ぼさない方法はないのでしょうか。

バイタリティーのある人や、挑戦することに抵抗がない人ならば、きっと、自分のスキルをおおいに生かし、所得を得ることができるでしょう。

そうでない人は・・・。

悩みを抱えながらの人。治療中、または一応は完治したと思われる人。そんな人が、もし仕事をしたらどうなるか。順調に仕事が進んでいる時は問題ないでしょう。でも、ちょっとしたトラブルに巻き込まれたら、どうなってしまうか。

心が安定している人が、困難に向き合う時はきっと強い志や意思をもって、乗り越えることができるでしょう。

では、そうでない人は?

一度壊れた「こころ」にとって、トラブルや困難は、心の病を再発させる「トリガー」となってしまうことでしょう。

 

どうすればよいのか・・・。答えは、ひとつ。

賢く振舞うしかない。

「賢く振舞う」とは、どのようなことか。

まずは「我が身」を第一に、大切に、過保護すぎるくらいに思いやること。次に、「出来ること」を探すのではなく「やりたいこと」を探す。

「やりたいこと」には、個人差があります。FXや投資といった「他人と直接的にかかわらない」仕事。人との「コミュニケーションを楽しむ」仕事。自宅で出来る「個人のスキルを生かした」仕事。でも、仕事自体ができない状態であれば、行政の援助に頼るのも方法でしょう。

 

私たちの心はとても繊細です。

例えば、心が安定している人がビールジョッキサイズの忍耐力を持っているとすれば、そうでない人の忍耐力は、きっとお猪口サイズでしょう。

ビールジョッキしかり、お猪口しかり、世の中に出れば「世間の常識(ストレス)」なる液体を、容赦なく、器に注ぎ込まれます。注がれた液体は、ビールジョッキを満たし、お猪口を満たし、いつかは、溢れそうになるでしょう。

ビールジョッキが溢れるまでには、多くの液体が貯蔵され、時間がかかり、お猪口が溢れるまでには、一瞬で液体が許容量を超えてしまいます。

私たちには許容量を超えないために、「ストレス」という液体を飲み干す能力があります。ビールジョッキが満たされるまでには時間がかかりますから、余裕をもって、飲み干すタイミングを選べるでしょう。しかし、お猪口ならどうでしょう。すぐに溢れそうになってしまい、慌ただしく飲み干さなくてはなりません。

これを、仕事に置き換えたらどうなるでしょう。些細な事でも「ストレス」という液体が満ちてきます。ビールジョッキなら、多少のストレスを貯めこむことは出来るでしょう。では、お猪口なら・・・。

心の病を持っている人は慎重でなければなりません。

過去の自分(ビールジョッキ)は割れてしまい、今は持ち合わせていません。いま、持っているのは「お猪口」なのです。心の病を克服したとしても、器が元に戻るわけではありません。ほんの少しの「無理」が、また病気をぶり返すこととなってしまうのです。本当の意味で、心の病を克服するとは、症状が落ち着いたあとが、とても重要なのです。

 

だから、

焦らないでください。慌てないでください。

他人に流されず、自分を過信せず、時間をかけて、じっくりと「自分」を取り戻してください。

過去の自分(ビールジョッキ)よりも大きく頑丈な、未来の自分(メガジョッキ)を創造してください。

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