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20代後半 女性

吐き出したいだけ

閲覧数1096 コメント数1 personhika0720 edit2020.05.19

自分語りです。すみません。

私は心に別の人格を作る事で、その人格に悲しみだの苦しみだのを預けては殺してきました。
そんな感情は要らないものだと、いつも張り裂けそうな痛みと一緒に。
殺しては蘇り、捕らわれ、泣きながら私に殺されていく。
そレを繰り返す事で、理不尽さやどうしようもなさを消化してきました。

けれど、数ヶ月前に殺したきり、戻らないのです。最後に私の体の中に入っていくのを見た後から、その牢屋は空っぽで、人っ子一人いません。
ただ、その時は単にストレスが溜まっていないのかなと思っていました。


それからです。
感情が、前よりも希薄になっていくのを感じています。
嬉しい事も、楽しい事も、まるで他人事。
私に投げかけられる言葉も空虚で、つい、どれだけ親しい友人でも返事を怠ってしまいます。
人との関わる時間が苦痛になり、前以上に本を読むことが増えました。

仕事柄、知識や他者の感情を入れるためにとふた月に一度くらいで、三日三晩集中的に本を読む習慣があったのですが、その時は満たされて感情を身近に感じられていたのに、今は10日読み続けても全く感情が入ってきません。
まるで分厚い袋の中に閉じ込められたまま、放置されているような感覚で。

もっとこう、刺さるようなものじゃないですか、感情って。
嬉しければ胸が踊って、悲しければ自然と涙が浮かびそうになる。恐怖も痛覚も、嫌だなとか、妬ましさも。
もっと明瞭で、綺麗で、素晴らしいものじゃないですか。

無いんです。
痛みも恐怖すらも、無いんです。
寂しい、苦しい、つらい、悲しい、嫌だ、そんなものもなければ、楽しい、嬉しい、認めて欲しい、褒めて欲しい、そんなものも無い。
凪のように心が凪いだまま、ピクリとも動かない。

家族と話していても。
仕事をしていても。

泣きたくなることだってあった気がする。
でも自傷してもODをしても、何も起きない。脳の奥の方が痺れたように麻痺して、十年近く明確に覚えていて尚、大切な人に否定された大切な過去の事も、思い出せるのに、まるで他人事のようで。本の中の一説のようで。

好きだった事からも遠ざかり、気まぐれに気にかけて、その時すらも上の空。

時々、自分が生きていることを実感しては嗚呼、早く死にたいなんて言って。
今日何を食べたか、何をしたかなんて事も曖昧なまま、自分を見つめ直しては空虚な事にぼんやりと違和感を感じて過ごして。
その繰り返し。

外に出ていないわけでも、人に会っていないわけでもない。
確かに、遊びに出掛けたりはしていませんが、元々必要以上に家から出ない主義なので、どうでもいいかなと。

自分が何も持っていない事に、今はただただ違和感を感じています。
地位や名誉とかじゃなく、中身のほうですが。
最近じゃ息苦しさや内臓の鈍痛をぼんやり感じながら過ごしています。これがなかったら、と考えると少し面倒な気もしますが。

確かに要らないものだとは言ったけど、ここまで無くなると、流石に仕事に支障が出るのかと痛感しています。
感情に訴える仕事なのに、本人が希薄じゃ書けるものも書けませんし。
急に体の至る所からボロが出たのも、きっと気の緩みなのでしょう。

人間って面倒ですね。
今すぐ自分の胸を刺してしまいたいくらいです。
そうしたら”痛い”くらいは思うんでしょうか。
執念が消えてしまえば、こんなものなんですか、人間て。嘆かわしいですね。

長々と失礼しました
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コメント一覧

  • refresh約4年前
    たぶん多数決が全てだと思ってるんだよ。
    でも今は多数決といいつつ皆んなで正しい事は伝えられずに不満ばかり言ってる世の中なんだと思いますよ。

    考えるだけ自分が損するだけですよ。だって多数決で不満は言えるのに正しい事は多数決で言えない世の中なんだから気にしなくていいんです。
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