自分の生きる意味が見出せない~悩んでいる人への応援ブログ~
edit2016.05.31 1,175
ある人と電話をしたときにこんなことを言われました。
「大丈夫ですか?葉音さん、今相当病んでますよね?」
その方とお話したのは、ほんの3回。でも、その方にはなんだかすべてを知られているようで、ドキッとしました。
「大丈夫です」「何とかやってます」
こう答えるのがいつもの私。高校のときも同じような経験をしました。
友達に「大丈夫?」って聞かれて、「大丈夫だよ~」と明るく答える私に対して、『大丈夫って葉音がいうときは、大丈夫じゃないときだよ』
すごく驚きました。その友達いわく、「大丈夫?」って聞かれるってことは、本当につらそうなときで、本当に何もなかったら、「え?なんで?」とか心当たりがないような答えをするはず。それを「大丈夫」だという私は、自覚をしながらも、自分に言い聞かせるように「大丈夫」って答える、つまり『本当につらいときである』ということ、らしいです。
その時は、さすが友達だなぁ、と感心したし、感謝もしましたが、結局ちゃんと話せるようになったのは最近のことです。
『誰もわかってくれない』と本音を出せなかった学生時代
3人きょうだいの末っ子、というと、よく甘えん坊、というイメージをもたれると思います。
私自身、自分が甘えん坊だということは自覚していますし、母親には今でも甘えていますが、学校では本音を言えない、人に甘えることができない自分がいました。
「お母さんみたい」
末っ子の私ですが、元々の性格なのか、おせっかいなのか…なんなのかはわかりませんが、みんなのお世話をするのが好きだったし、頼られるのも好きでした。
親のしつけもあり、真面目に授業のノートをとっていた私は、中・高・大と、人にノートを貸したり、勉強を教えたりしていました。
勉強を教えることはもともと好きで、途中まで本気で学校の先生を目指していましたし、教える、頼られることで、私も嬉しく思っていました。
「セクマイ」「うつ病」で自分への否定感が強かった私は、誰かのために生きることに依存していて、自分で自分の生きる意味を見いだせない、抜け殻のような日々を送りました。
人に価値を求めること、それは簡単なことです。
人に物を渡す。
人に勉強を教える。
人の相談に乗る。
それはエゴに過ぎない、わかっていたけれど、一瞬でも相手の喜ぶ顔や、私の生きる意味を与えてほしくて、その一瞬、ひと時の快楽に身を委ねたくて、必死で生きていたくてすがっていました。
でも、それは本当に一瞬のこと。
ふたを開けてみれば、何も持っていない自分がいて、自分の根本的な問題は解決していなくて…
自分の本当の気持ちを言えない、弱音を吐けない私の問題は変わらないまま、時ばかりが過ぎました。
弱音を吐くこともあったけど、本質的な問題、本当の自分をみられるのが嫌で、言えずじまいのまま、自分の価値を模索していました。
そんなことをしていても、「うつ病」は治るはずもなく、薬や問題だけが増え、自分を自分で苦しめながら生きてきました。
人の言葉の尊さ
冒頭にも書きましたが、そんなこんなで生きてきた自分自身に「生きる意味」がどうしても見出せなくて、他人にばかり、生きる意味を求めていました。
自分で自分の生きる意味が見いだせない…
それはすごく悲しいことだと思いましたが、他人にとって、誰かにとって、私は必要で、大事な存在でありたいと思いました。
自分のために生きられないのであれば、ほかの誰かのために生きよう。
そう、心に決めました。
でも、そんな私にも大切な人ができて、自分の幸せを願うことができた。
それはすごく前向きなことで、生きる意味を見いだせたような、そんな気がします。
でも、心がからっぽになりそうなときは今もあります。
「弱音を吐けない」こと自体は、徐々にできるようになってました。
私のことをわかってくれる人がいる、それだけで本当にうれしいし、閉ざしていた心がやわらかくなってきているのを感じます。
だからこそ、諦めないでほしいんです。
自分の生きる意味が見いだせない、私も今でもそんなときもありますし、結局他人に自分の生きる意味を求めているときだってあります。
でも、それは人と人とがつながっている証拠だから。
「一人じゃない」証拠だから。
自分じゃない他の誰かのためだってなんだっていい、いつか胸を張って「自分の生きる意味」が分かるまで。
一緒に進んでいけたら、私は幸せです。
ライター・エディターの葉音でした。
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