泣きたいくらい辛いときの対処法
edit2016.04.25 6,538
「泣きたい」
「辛い」
「死にたい」
「もう疲れた」
そんなネガティブな感情を抱いてしまったとき、たいていの人はみんなその感情を抑え込もうとします。なぜなら、自分の中に生まれてしまったネガティブな感情は、他人にとって、あまり見せたくない部分、見せられない部分であり、多くの人から敬遠されてしまう、嫌われてしまう、そう思ってしまうからです。
ネガティブな感情は悪いこと?
友達関係、知人、または初対面の相手に話す内容は、大抵当たり障りのない内容です。たとえば、天気のこと、ニュースのこと、趣味、好きなものなどなど。
それは、その相手が自分に対してどんな情報を知りたいのか、まだ探れていないからなのです。でも、自分の立場と相手の立場って価値観や考え方の相違だけで、そんなに知りたい情報に違いはないのだと思います。
たとえば、私は高齢者の施設で介護をしていますが、よく話題に出すのは「今日は暑いですね」とか「明日は雨になるそうですよ」とか、そんな天気や気温の話が多いです。
もちろん、それを必要としている人も多いでしょう。
「あら、じゃあ今日はお洗濯をしとかないとね」とか「厚着して出かけようかしら」とか。ましてや、ニュースやラジオなどの情報を得られない人もいますので、こういった話題が必要な場合もあります。
介護士と利用者様の立場もありますから、こういった当たり障りのない話題をしている、という理由もありますが、私の経験上、そういった情報よりもやっぱりその人に直接関する、その人の核心に触れる話題の方が好まれる傾向もあります。
私が介護の仕事を始めた頃は、よく年齢や住んでいる場所、家族構成などを聞かれました。聞かれてもいい範囲なので、その点は答えていましたし、これはたわいのない話といえばそうですね。
でも、一番多かったのは、やっぱりこれ!
「恋人はいるの?」
プライベートのことを聞く人がやっぱり多いのが印象的でした。
そして、私は在職中に結婚をしたのですが、苗字を変えたくなく、旦那に苗字を変えてもらいましたし、職業柄、結婚指輪も邪魔になるから仕事中つけていませんでした。
しかし、年の功もありますし、流石は女性!!と感心したのは、結婚したことを感づいていた方がいらっしゃったこと。
そして、しばらく結婚式の関係で休みをとったときに、あっというまに結婚したことが利用者様の中で広まっていたことです。まあ、おめでたい話ではあるので、スタッフも聞かれたら答えてたから、というのもありますが、しばらくは「新婚さん」の話でもちきりでした。
その職場を辞めてから、改めて施設にお邪魔したときには指輪をつけていっていたので、そのときに気付いた方もいらっしゃいました。
普段は無口な女性の方。でも、目をキラキラさせて色々聞かれたのがとても印象的でした。
しかし、その一方でやはりタブーな話もありました。
一番は利用者様が亡くなられたとき。
私が働いていた施設柄、そういった情報を他の入居者様に話すのはプライベートなことですし、個人情報なので話さなかったのですが、私はちょっと疑問に思っていました。
毎日顔を合わせていた人が突如姿を消し、そのままいなくなってしまうこと。
普通に考えれば、非日常的なことです。
その方が仲が良かったなら、尚更気になること。でも、私の施設の対応は入院でも亡くなっても、「よく知りません」「私にはわかりません」でした。
介護士が知らないはずがない情報。こういった中途半端な情報が一番人の不安を煽るものです。
あの人はどうしたんだろう?何があったんだろう?
それは、施設だろうが、どこの場所だろうが、一番知りたい情報ですよね。
入院なら、戻ってこれるかもしれない。
でも、亡くなっていたら、もう会えないのだから。
私たちの口から言えなくても、「私たちからはお教えできません」で、上司に振るべきではないのか?と思っていましたし、今も思っています。
施設上の個人情報の問題は仕方ないにしても、みんな仲良くなればなるほど、その人の情報をやっぱりきちんと知っておきたいと思うのだと、実感しました。
ネガティブな情報や感情を敬遠する人は確かにいますし、聞きたくない人もいるでしょう。それは価値観の問題もありますし、何とも言えませんが、やっぱり仲良くなりたい、この人のことを知りたいと思えば思うほど、どんな情報でも知りたいと思うのが人間の良さであり、支えあいなのではないかな、と思います。
ネガティブな感情を持っていたって良いんです。
それはあなた自身の素直な感情であり、そばにいる私たちが聞きたい情報なのだから。
ネガティブ=悪いことと決めつけず、まず自分の気持ちを肯定してあげましょうね。
「泣きたい」「辛い」ときの処方箋
前述したとおり、ネガティブな感情は持っていていいんです。それが素直な感情で、無理にネガティブをポジティブにするのは無理があるように思います。
私、葉音も最近辛いことが重なり、気持ちが落ちているときもあります。まだ問題は解決していないですし、まだまだ自分にとって辛い出来事は起こるのだと思います。
私もそれをポジティブに還元する自信もないですし、今も心の中はもやもやです。でも、明るいメルマガを書いてみたり、言葉の魔法のように、明るい言葉を紡ぐこともあります。
それでまた、「よし、頑張ろう!」と前向きになれればいいのですが、なかなか簡単にはいかないものですよね。
自分自身もうつ病を持っていますし、気持ちの波もあります。体調が悪いときも当然あります。そして、頭の中で永遠と悩むときもあります。
そんなとき、ふと、連絡をくれたココトモメンバーが何人かいました。
連絡をくれなくても心配をしてくれていていた人も沢山いることも、そこで知りました。
言葉やネットだけの繋がりの方もいます。実際に会って話した方もいます。
そこに、何人も私を心配して、「たまには吐き出して良いんだよ」と言ってくれた人がいました。私がいつも言っている台詞。でも、そこにはとても不器用で、抱え込みやすくて弱い自分がいました。
本当に辛くなったとき、いろんな方と連絡をとりながら、大声を上げて久しぶりに泣きました。
その時に、思いました。
私も、皆様も、辛くて泣きたくて、どうしようもないときがある。
そういうときには、一緒に悩んで、一緒に泣いて、吐き出せば良いんだって。
その「泣ける場所」「吐き出せる場所」がココトモだし、人とのつながりでできるものだと思いました。
まだまだ私も完全ではありません。前に進んでいる最中です。
でも、皆様が安心して「泣ける場所」「吐き出せる場所」になれたら良いなと、改めて思いました。
いつも私を支えてくださる皆様、本当にありがとうございます。
これからも「一緒に」悩んで、吐き出して、考えていきましょう?
私が笑顔になれる処方箋を出せれば嬉しいです。
以上、ライター・エディターチーム、葉音でした。
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